筋トレや運動は健康を促進する効果はあるが万能ではない

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私は良く聞く言葉に鬱病や精神病になったら運動や筋トレをしろという言葉をよく聞く。確かに運動が身体だけでなく心の健康にも有効だと言われているのは事実だ。人間の中にはスポーツをストレス解消にしているのもいる。だが、私はその言葉にどうしても納得することができない。

それというのも以前書いた通り、私は運動神経が最悪で運動関連ではろくな目に合わなかったため、運動という物が完全に嫌いになってしまっているからだ。今でも運動して疲れるだけでイライラすることがほとんどで、私にとっては運動は時間の無駄だと今でも強く思うことが多い。今日はそのことを中心に書いていこうと思う。

運動するとイライラがたまる私の話

運動をすれば健康になるし精神病にも効く。それはすでに効果が実証されているので私も認めている。しかし、運動が効くからと言って、運動が嫌いで仕方ない人に「運動や筋トレすれば精神病が改善する」といった考えを押し付けるのはどうだろうか?そもそも、運動すれば健康になれると言う人たちは別に運動が嫌いなわけではないのではないだろうか?

ここで少し私の場合の話をしよう。当然ながら人間には好き嫌いがある。自分は特になんとも思っていないことであっても別の人にとっては二度とかかわりたくない物である可能性だってある。私は運動が嫌いであり、自分がするのはもちろん、テレビとかでスポーツを見るのすら嫌である。実行すると疲れる上に苦痛しか感じず、かつて運動神経の悪さゆえに責められたことが思い出されイライラが止まらなくなるのである。

そんな私だからこそ、精神病なら運動しろだの筋トレしろだの言われると苛立ちが止まらなくなる。普通の人から見ればありえないことなのかもしれないが私の中では普通の事である。

2020年には東京オリンピックがやってくる。ほとんどの国民は楽しみで感極まっているだろう。1964年以来56年ぶりにオリンピックが日本に来るのだから当然と言ってもいいだろう。しかし、私は特に何も感じない。オリンピックに参加している選手の皆さんはたくさんの努力を積み重ねてあの舞台に立っているのだから素晴らしいと思う。しかし、私は競技(運動)が嫌いなのでそこまで興味を持てないのだ。

むしろ数年前に報道されたオリンピック開催に伴って秋葉原の広告が規制されるのではないかという話の方が心配だ。また自粛か・・・と苛立ってしまう。それに開催期間になれば世界中から狭い日本に人間がたくさんやってきてより一層不安になる。都心から離れた過疎地に住んでいる私には関係ないことなのかもしれないが・・・

すべての人間が運動を楽しめるわけじゃないの

話が長くなったが、何が言いたいのかというと精神的苦痛になっている人に安易に運動や筋トレすれば改善するという考えを押し付けるのはどうかと思うのである。このことは虫が苦手な男に「男のくせに虫がダメなんて情けない」と言ったりすることや酸っぱい食べ物が食べられない人に「酸っぱい食べ物も食べられないなんて人生損しているな」などと言うことと同じで人を馬鹿にして傷つけることなのである。私のように運動することによって苦痛で過去の嫌な思い出が思い出され辛くなる人だっている。

精神病になってしまった人は自己肯定感が非常に低く何かを誇れる自信もない事が多いのでそのようなことを言われても運動もできない自分が悪いと更に自分を責めてしまうだけである。

私は運動に限らず世の中のあらゆる対処法は万能ではないと思っている。例を挙げるとダイエット番組では「脂肪を減らすのに○○が効く。」というような内容で実際に太り気味のタレントさんがその○○を試してどれだけ体重や体脂肪率が減ったかを実践前後の体重測定で効果を証明すると言った形で放送されることが多いが、それでダイエットが成功すると次の日にその食品をこぞって買いあさる人たちがいる。その後、○○ダイエットを試した全員がその効果を得られるわけではない。

運動が好きな人が多数派だからと言ってすべての人が心から運動を楽しめるわけではないのである。精神的に辛いときは運動、筋トレしろと安易に言ってしまう人たちは今一度見直してほしい。

その軽い一言で運動嫌いを追いつめていないかを・・・運動がすべての人間にストレス解消の効果がある万能なものだと思っていないかを・・・

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