自分は強者だと思って弱者を否定する奴こそ本当の弱者

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人間は勝負に勝ったものを強者、負けたものを弱者とレッテル張りをする。もちろんそういう人間ばかりでないのだが、なぜかこの世界には前回で一定の数人を傷つけてもなんとも思わず、むしろ喜んでいるような人間がいる。

そのような人間の大半は普通に生きられている自分を強者もしくはまともだと思っているだけであり、自分は立場が落ちていくこと無関係だと言わんばかりに安定した立場にいると思い込んで社会的弱者や障害者に向かって弱者は社会のお荷物なんだからとっとと死ねなどの暴言を吐く。

だが、私はこういう発言をしている人間こそ本当の意味での弱者だと思う。今日はこの様な自分は大丈夫と思って弱者に暴言を吐く人間について書いていく。

なぜ弱者が批判される風潮が生まれるのか

まずはなぜこのように弱い立場にいる者たちが「社会のお荷物」、「死んでくれたほうが国のためだ」などと言われるのか。それは、この国がどのような理不尽にも耐えてその過程で精神を強くすることを美徳としているからだと思う。

だが、そのようなことを美徳とした結果はどうか。現代では求められる能力のハードルが非常に上がっておりその能力がなく結果を出せない人間たちは自殺に走ったり、自殺とまではいかなくてもうつ病や統合失調症、解離性同一障害などの病気に陥って精神科への通院、入院をしている人が非常に増えている。忍耐で精神を強くするという考えはそんな弊害をもたらしている。これに気づいていない人は多いような気がする。

また、そのような風潮からどんな理不尽な攻撃にも耐えられる自分は普通の範囲に入れている人間なんだ。それなのに精神病にかかる奴らやニートや引きこもりは下らない理由で無職になっている甘え人間だ、そんな奴ら俺が強制してやるというような考えも発生する。

私はそのように自分が普通に生きることのできる自分を強者だと思い込んで勝手に弱者と決めつけた人間に向かって暴言を吐いたり、否定的な批判をする人間の方がよっぽど弱者だと思う。私がそういう人間に言いたいことは以下のことだけだ。

お前らは何様だ?普通に生きたくても生きられない人がこの世界にどれだけいるか分かっているのか?弱い人を傷つけるの楽しいか?そういうことを平気でできる人間こそ私から見ればこの世何よりも醜い”立派な弱者”だよ!

日本に限らず世界中に平気で弱い人を傷つける人間はたくさんいる。人間という生き物は未だに進化の過程で醜い部分を改善できていないし、特に精神面の発展がほとんどない日本は形だけの先進国なんだなと人を平気で傷つける人間を見るたびに思い知らされる。この世から人を傷つける人間がいなくなるのはいつのことになるやら・・・

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