俺ができるんだからお前もできないとおかしいという考えについて

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同調圧力主義。それは周囲と同じことができない人間を集団で

「俺ができるのになんでお前はできないんだ!」

などと言うような考えを振りかざして威圧をかけてくる事が多い。似たようなものとしては自分が受けた理不尽な痛みや苦しみを俺が苦しい思いをしているのにお前はしていないなんておかしいなどと言って人にぶつけるなどのこともある。

私はこういう発言を見るたび同調圧力を押しつけながら精神論や根性論を押し付ける奴っておかしいのではないかと思っている。今日は同調圧力について思うことを書いていく。

同調圧力をかけてくるやつらは意外に辛い場所にいることが多い

私が見てきた同調圧力をかけてくる人間というのは意外と辛い環境にいる場合が多い。なぜかと言うと辛い環境というのは考える時間を与えないほどの激務を押し付けてくる環境である場合が多いからだ。彼らは「俺はお前よりもはるかに仕事している。なのにその程度の勤務時間で音を上げるお前は甘いんだよ。」などと言ってくることが多い。それによって深刻な思考停止に陥っているのだ。

彼らは総じて甘えという言葉を乱用してくる。自分が耐えているのにそれをせずに暮らしている奴に対して俺はこんなに辛い思いをしているのになんでお前はその程度の事で苦しんでいるんだそんなのは甘えだという考えを持っている奴が多いのだろう。

だが、自分で環境を変えることもせず押しつぶされているくせに自分より安定した環境にいる相手を甘えだなどと説教して優越感に浸る。これこそまさに思考停止ではないだろうか?

自分が辛いからってそれよりも軽いことで苦しんでいる人に八つ当たりするなど私からすればクズの極みだ。自分の辛さに何も対策せず思考停止して自分が周りと同じであることで安心していたいのなら人に当たらず勝手に自分の中でやってほしいものだ。

同調圧力は精神的な暴力の一つ

俺のいる環境よりはまし、俺ができたことなのになぜお前ができない、お前は俺よりも軽い仕事なのになんで病んでいるんだおかしい・・・こういうことを平気で言える奴って人間の能力が本気で全員同じだと盲信でもしているのだろうか。それが精神暴力の一つであるモラハラの仲間であることになぜ気づかないのか。

ここではっきりさせよう。人間の能力が個体ごとに違うのは当たり前の事。集団主義が成立しているように見えるのは似たような多数派の考えを持つものたちが合わせているだけに過ぎない。そこから合わせられない人間に向かって同じようにしろと威圧をするのが同調圧力だ。これを人に強いるのはいじめをやることと何も変わらない!

もし周囲から同調圧力をかけられて辛い思いをしているのならすぐにその場所を離れたほうがいい。なぜなら、その環境に居続けることで同調することが正しいと思い込んで思考停止して最終的には自分がされたことと同じようなことをするようになってしまうからだ。そうなってからでは考えを改めることが難しくなる。

私は同調圧力をかけてくる人間よりそれに疑問を持てる人間の方が好きだ。そういった人間は自分の芯となる考えをしっかり持てているということなのだから。

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