自殺したい人や悩みがある人が電話することによって悩みを聞いてもらえるサービス電話相談があり、主にいのちの電話や自殺防止センターが運営している。しかし、電話相談員も人間であるがゆえに知識のない奴らが自分の抱えているストレスをぶつけてきたり、酷い時は説教してくることもある。
私も実際に電話をしたことがある。最初は話を聞いてくれたのだが、私が心の内を話すとだんだん説教くさくなり、私が何を話してもめんどくさそうに対応するように変化していった。そして最終的には私の方がこいつに何を話しても無駄だと思い、もういい!と強めに言って電話を切ったことがある。今回は私の経験も踏まえ、電話相談について思うことを書いていく。
電話相談はこちら側が傷つく可能性がある
電話相談というのは支援団体が運営していることもあり、大半がボランティアの人間が行っている事が多い。一応の知識は講習で教えられているのだろうが、大半の人間は持論を持ち出して話すことの方が多いと思う。しかし、持論を持ち出して相談をしてくる人間の中には危険なタイプがいる。
それは、境遇を比較する奴と対して話を聞かない奴だ。
まずは境遇を比較するやつについて説明していく。こちらのタイプは相談を受けると、君よりも不幸な人間などいくらでもいると言うように相談者より境遇の悪い人間の話を持ち出し、お前の悩みなんか軽いんだよとでもいうように軽視してくる。こんな対応をされればたまったもんじゃない。
次に話を対して聞かない奴について説明する。これは上記ので私が電話した際に当たったのだが、最初のうちは真面目に話を聞いていても話が深刻になって行ったりすると、そんなもんは嘆いても仕方ないでしょ、生きていかなければいけないんだからというような返しをするようになり、対応も時間がたつにつれ適当になってくるという特徴もある。
こういった連中に当たってしまった場合速やかに電話を切ることを推薦したい。向こうもたくさんの精神を病んだ人間を相手にしているので疲労しているなどの面もあるのだろう。だが、自殺したい人の心を少しでも軽くする職業についている人間がそんな態度でいいのだろうか?私は絶対にダメだと思う。私から言わせてもらえば、仕事にもよるが最低限守らなければならない水準はあるはずだと思うから。
電話相談よりも直接会って相談をした方がいい
電話相談でひどい目にあった身として言わせてもらうと、電話相談なんか使うよりも直接話を聞いてくれるカウンセラーさんや支援者さんを訪ね、そこで相談を聞いてもらった方がいいと私は思う。対面であれば直接話を聞いてくれるため、持論を持ち出す奴や対して話を聞かない奴は減る。対面の面談で適当な態度を取れば、所属しているカウンセリングルームや部署を首になるのは確実だろう。
現に私は支援者さんやカウンセラーさんと対面での面談を今でも続けているが、私のような人間を理解していただき今でもお世話になっていてとても感謝している。最後に電話相談を使って傷ついた身から言わせてもらう。
電話越し、ネット越しなどで直接会って話をしない奴にはろくな人間がいない。そんな一時的なものに頼るよりは実際にカウンセラーさんや支援者さんを訪ね、対面で話を聞いてもらったり面談をしてもらった方がはるかに有意義だ。それにおかしいのは勇気をもって電話し、悩みを相談した貴方ではなく、傷つけるような言葉を平気で言ってくる電話相談員の方。どんな説教をされても決して自分を責めないようにしたい。