非正規を選ぶ奴って人生を真面目にとらえてると思う

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非正規の仕事についている人間は非難されることが多い。その理由としては以下のように思われているパターン多いような気がする。

・安定した職に就いていないため収入が不安定→生きていくのが難しい

・収入が少ないために結婚に向かない→少子高齢化が加速する原因だろ

だが、こんなのは正社員の枠に入れている人間の戯言ではないかと思っている。今では誰でも正社員になれる時代などではない!それに私は非正規の人間の方がむしろ人生を真面目に考えてるのではないかと思っている。今日はそう思う理由について書いていく。

今の非正規の仕事って昔は正規だったし、個人商店も繁栄した

ここで、多くの大人が大好きだった昭和時代を思い出してみよう。昔は非正規なんてポジションは無かったのではないだろうか?今のように24時間営業のコンビニやスーパーなんてなかったから個人商店で物を売って生計を立てている人もいたのではないか?

今現在で言う非正規と呼ばれる仕事の一部はかつては正規扱いだったのである。派遣法なんて昔はなかったから派遣社員という身分もなく、非正規なのは自分の意志でフリーターを選択した者やパートとして働く主婦ぐらいものであった。

だが、私が当時の背景を調べた限りではそんな反面かつての社会は今ほど精神障害や普通から外れた道を歩く人に理解がなく、結婚できない人は無理やりお見合い結婚を強いられ、精神障害を持っている人はほぼすべてが甘えと言われていたようにも見える。

・結婚しないだけで頭がおかしい人間だと思われる。

・男は外で働け、女性は家を守れという風潮が今よりも強い。

・精神的におかしい人間は異常者扱いされ、無理やり矯正され、場合によっては自己肯定感を失ってしまうこともある。

私は今から1年ほど前にこんな記事を書いている。↓

昔はよかったと言うけれどそれは本当なのだろうか?

非正規という立ち位置にいる人間を見下す人間は昔は良かった思考に取りつかれている人が多いんじゃないかって思う。つまり精神障害への理解と社会で生きる難易度は反比例しているのではないか。

社会で生きる難易度が低ければ、異端者への理解が少なくなる。社会で生きる難易度が高ければ、異端者への理解が増えるということなのではないだろうか。現代の技術がある状態で社会で生きる難易度が低い場合だとまた違った結果になるのだろう。

だが、少なくとも異端者への理解が少ない時点で今ほど社会が複雑ではなくとも、生きづらいのは変わりないだろう。私が昭和時代にいたら今以上の嫌われ者だっただろう。

非正規は世間や会社に依存しなくても生きていける

非正規という立場は首になりやすいという欠点などもある。だが、私は

非正規の人間は会社に依存しなくても生きていけるという長所があると思っている。

中には正規の人間でも会社に依存せず生きていける人はいるかもしれない。だが、そんな人はごくわずかで大半は会社が倒産したり、自分自身が首になってしまったりした時に次の仕事を探すという行動に出るだろう。

ただでさえ正社員の仕事が少ない現代。割のいい仕事や年収がたくさん手に入る仕事なんて新卒でない限りはそう簡単に見つからない。

人間は生きているだけで金がかかる。収入のすべてを会社に依存していれば、会社を首になったりすれば収入がなくなるので生活費を支払えなくなって家具などの所有物を差し押さえられたり、家から追い出されてしまうことだってある。子供がいれば学校に行かせてやれなくなったり、食べさせてあげることすら難しくなるかもしれない。

一方で非正規の人間は仕事以外に大半が自分一人でも生きていける方法を模索し、さまざまなことに挑戦したり戦い続けている人も多いのではないだろうか。私も自分にできる仕事をしながらいずれは模索している。

普通は素晴らしいというような幻想に惑わされないので自分の意志を持っている人間が自然と多くなるし、様々なことを経験する時間を取ることで視野も広くなると思っている。

非正規の人間は正規の人間に比べて収入は少ないのでその分好きなことに没頭したり、将来の事や自分の適職について考えることができる。だからこそあえて非正規を選んで様々なことを挑戦・経験しようとするからこそ真面目に人生を考えているのではないかと思うのである。(もちろん正規の人だってそういう考えを持っているのなら素晴らしいと思う)。

今では定年まで同じ会社に勤めるのが素晴らしいなんていう考えはもう通用しない。通用するのはその考えで定年まで無事に生きてこられた人たちだけだ。

そもそも昔から普通の枠から外れていた私からすれば安定して百年も生きる人生なんかいらねえ!好きなことやって早死にする方がましだ・・・とすら思うのである。

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