オタクの世界には自分と同じ推しを推しているファンと一切の交流を持ちたくないという考えである同担拒否という思考がある。この症状に陥ってしまう人間は推しは自分だけの者みたいな思考が渦巻いていて独占欲が強いんだろうか。
私はドルオタではなく女子キャラ研究家であるため基本的にはキャラ推しの例を用いてこの内容を書くので、その辺りの認識はよろしくお願いしたい。
同担ってむしろ味方なんじゃないの
あくまで私の考えだが私は同担に関しては
推しがひどい目にあった時には支え合える可能性のある味方だと考えている。
というのも同担というのは推しが同じなので、推しが公式などから蔑ろな扱いを受けてどうしようもなく辛い時に支え合える関係になれる可能性がある存在だと思っている。何より好きなキャラが同じなのだから。オタクというのは過去の経験から面倒な面も多く持ち合わせているので好きなキャラやカップリングが違えば対立することもしばしばあるのだ。
私はtwitterで推しの誕生祝を1年ごとに誕生日が判明しているキャラ全員にやっているが、それにいいねを押してくれる人たちはどのような理由があったとしてもその子が好きと言う気持ちは持っていると思っている(裏垢や宣伝垢みたいなのは除く)。
なので人と同じことが嫌な私であっても同じ女子キャラが好きな相手というのは基本的に味方だと認識している。そうしないと誰を信用すればいいかわからなくなってしまう。まあ私はもう普通のオタクと考えの合わないがために交流をあまり持たないはぐれ女子キャラ研究家なので特に信用を築く必要もないのであるが。
本当の敵は他担と公式
そして私が本当に敵だと思うのはキャラの格差で攻撃してくる他担(このような言葉はないと思うが)とキャラの格差を平気で作り出す公式だと認識している。私がそう考えるようになったのは以下の2つをよく考えてみればわかるだろう。
・一部のキャラをこき下ろしたようなストーリーを書き、そのキャラをアンチの叩きの炎上の火種にする。人間と違いキャラは死なないから一部は炎上が収まっても執着して叩き続ける。そのきっかけを作ったストーリーを作り、それに許可を出したのは誰か?
・自分の推しが叩かれていないのをいいことに炎上の対象になっているキャラをSNSやネット掲示板、まとめサイトなどで誹謗中傷する。自分の推しが叩かれた時は私と同じようなモンスターペアレントのようになって吠える癖にも関わらず。
平和な界隈なんてないし全員が納得できるストーリーの作品なんて存在しない。ここ数年で色々あった私にはそんなのは分かっている。しかし、最近の作品には人気キャラとそうでないキャラの間に格差を作り出してストーリーを展開し両者のファンを争わせるというやり方がやけに多いような気がしてならないのだ。こんなの学校のいじめと何も変わらないと感じる。
他担は一部を除いて味方なんかしてくれるはずもない。自分の推しがひどい目に合わなければそれでいいんだから。公式なんか他担以上に味方をしてくれるはずもない。信者と金さえ手に入れば作品をよくすることなんて忘れて殿様商売になろうが作品が終わろうがそれでいいんだから。また別の作品を作ればいいみたいに新しい物の開発に取り組むんだろう。どっかのイナズマイレブンを潰した連中のように。
なので私は同担こそ味方だと考えているので同担拒否という思考は全く理解できない。それにしても本来娯楽で癒しを求めているはずのことでズレが生じるとすぐに争いを起こす・・・人間は厄介な生き物でしかない。