私は生まれてこの方、男に生まれてうれしかった、よかったと思うことが一切ない。
むしろ生まれてこないほうがよかった・・・もしくは生まれるなら女性のほうがよかったと思うことの方が多い。
私ははっきり言って男らしくないタイプであり、しかもそれが中途半端(女性の服に興味を持つ、仕事が全くできず家事のほうが好き、人間が怖く常に弱気でいるなど)に出ていて、それであっても顔はみんなが大好きなイケメンではなく男面で厳つい方であり、太くて醜い。
なので今日は私が男に生まれて辛かったことを2つほど書いてみようと思う。
デメリット1 力と体力が普通に高いと勝手に思い込まれる。
まず最初に思ったのがこれである。男は筋力が女性に比べてつきやすく、力自慢も多い。
私自身はそこまで大柄ではないものの体系が太いため筋力があるようにでも見えるのか、もしくはただ単に性別が男であるという理由だけで派遣で仕事をしていたころは力仕事に割り当てられることが多かった。しかし、実際にはかなりの非力である。
物も10kgのものを持てるのがやっとでそれらを持ちながら走ろうものなら、すぐに体力が尽きる。
そのため誤解を受けやすく今まで運動面が悪いところを指摘され、同級生や派遣先の方に散々怒鳴り散らされ、体を動かすことや運動に憎しみを感じるようになってしまった。
男は皆力持ちでたくましいと思っている人が多いとは思うがそれは誤解である。太っていても非力で体力のない男はいるのだ。
デメリット2 人間たちから厳しく当たられる。
私が嫌いな言葉に「男なのだから~」というものがある。男は基本的に女性と比べて思考が子供なので、厳しくしつけられることが多い。
また、男らしさとしてたくましさや勇ましさを求められたり、男は気合だ根性だ、働いて家族を養うのは当たり前など古い時代の考えを言われることも多い。
私は女子キャラクターが好きだが、もう20代後半なのに気持ち悪いと周囲に言われる。無職の状態で外を出歩くと職務質問される。根性論や精神論についていけないと甘えという一言で一蹴される。普段真面目にしていても少しでも失望するようなことがあれば説教される。痴漢冤罪に巻き込まれれば人生が終了する。
そんな経験を繰り返すうちに私は男という性別に生まれたこと自体が嫌になっていってしまった。仕事のできない私のような男は世間からすれば価値すらないのだろう。
最近ではそうでもなくなってきた面もあるが男だからという理由で厳しく当たられるのはもう止めてほしい。
最後に
私が男であることにうれしさも何も感じないのは以上の理由からである。
以前通っていた施設の方(女性)に男に生まれたこと自体が嫌ということを話したら、男は出世や処遇が良いので羨ましいと言われたが・・・
それは普通に力も根性もあって精神的病を持たない男が対象なのではないかと今でも思ってしまう・・・
男に生まれてきてしまった以上この問題は考えてもたぶん解決しないので今日はこれで。
次に生まれ変わる(生まれ変わること自体ごめんだが)なら、2次元の女子キャラクターがいいな。