辛かっただけの成人式の話

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先週、成人式があった。新たに成人した皆様はおめでとうございます。不安になる人たちもいるだろうけど、暴れる新成人のような羽目を外しすぎなければ大丈夫。私のような成人しても精神の成長が止まってしまった奴やいじめするのが当然だと思っている奴らも結構いるから。人を傷つけないことだけは徹底してほしい。

さて、本題に入ろう。私は数年前に成人した身であるが、成人式に関しては行きたくなかった部類の人間に入る。というのも大半はそうなのだと思うが、成人式というのは過疎地では中学校時代の延長だからである。式に行けばいじめ連中が幅をきかせてわんさかいる。

だから行きたくなかったのだが、親に写真が欲しいと言われたので行く羽目になってしまいそこで見た現実に大ダメージを受けて帰ってきた。今日はその時の事を書いていく。

いじめ連中は何も変わっていない

私の地域の成人式は地域ごとに会場が設置されているという地元の連中に会いたくない私からすれば地獄のような設備だった。だが、最近は過疎が進んだせいで成人の数が減ったせいかは知らないが、市のホールでどの地域も一括でやることになっているらしい。浦山すぎる・・・人数さえ多ければ写真だけ撮って姿をくらますことだってできたかもしれないのに。

成人式の当日。当時は今と違い中学校の頃から見た目が全く変わっていないデブブサイクなので当然行きたくなかった。行けばいじめ連中に何を言われるか分かったもんじゃない。お前変わってないんだな！と馬鹿にしてくるだろう。しかし、親が成人式の写真が欲しいと言われたので、行くしかなかった。

重い気持ちでバイクを転がし、会場へ向かった私。会場は過疎地でありながらも地元の連中でにぎわっていたし、一部の仲が良かった友人たちとも再開したし話もできた。当然いじめ連中や私に嫌がらせをしていた奴らもおり、幅を利かせていた。

ここで書いた中3の担任だった教師とも再開した。向こうは相変わらず元気でやっているようだが、今は大学生なんですーぐらいの話しかしなかった。そもそも当時の恨みを抑えるの精一杯なので話なんてしたくないわけで・・・

会場のトイレに何度もこもった私

式は地元のホールで行われた。代表になった地元の奴らが新成人の抱負を読むなどして進んだ。そのうちの何人かは私に嫌がらせした奴だったりするのだが。よく新成人の抱負なんて読めたものだと私は思った。その後は写真撮影。そこまでは難なく終わった。

式が終われば、友人たちと自由に話をするフリータイムが待っている。そしてその後は地獄の同窓会（地元の料理屋で酒を飲む）だ。

私はフリータイムすら味わうのが嫌だったので写真を撮るという目的を達成したためさっさと帰ろうとした。しかし、友人たちが話をしてほしいと言われたので仕方なく少し残って話をした。そこで、同窓会に行くか行かないかの話になった。弱い私はいじめ連中と同窓会なんてしたくなかったし、酒のイッキ飲みを強要される可能性があるので行かないことにしていたのでその事を伝え、どこかへ遊びに行かないかと誘った・・・

しかし、友人たちは同窓会に行くとのこと。なぜなのかと聞いたら友人たちはいじめ連中を許しているとのこと。そして地元の高校に進学した友人たちは高校生活が最高に楽しかったらしく、それに加え中学校時代に中学校の時の事をすっかり許していたのだった。

そんななので、なんで小林君同窓会行かないの行こうよとしつこく言われた。

いや、行くわけないだろうよ。貴方たちは高校で平和に過ごして恨みが消えたかもしれないけど、私はここでも書いている通り高校生活も最悪だったうえに咳喘息のアレルギーまで背負わされたんだから、いじめの始まりだった中学校を一切許すつもりはないわけで・・・

おまけに私によく嫌がらせをしていた奴が私の身体を押して無理やりいじめ連中に近づけようとしてきたので、私はすかさずトイレの個室へこもった。トイレでは足がしびれ、辛かった思い出フラッシュバックし、そこで落ち着くまで数十分過ごしたが友人たちが迎えに来たので出た。しかしまた嫌がらせをした奴に同じことをされそうになったのでトイレへこもる。これを何度か繰り返す羽目になった。その一方でいじめ連中は楽しそうに餅をついていた。

その後、友人たちが安全な場所を確保してくれたのでそこで話をすることに。思い出話もしたが、それでも同窓会への参加を迫られたので私は断り続けた。そもそも会に出るだけで費用が3000円ぐらいかかるので無駄な金を使いたくないというのもあったが。

そして私は1時間ほど話をした後、友人たちを振り切りバイクに乗っかって逃げるように家に帰ったのだった。すごく惨めだった。帰ってきたら、私が同窓会に行かず帰ってくると思ったらしい母親がデザートを用意してくれていたのでそれだけが救いだったがすごく惨めだった。

成人式に同窓会　出たくなければ　出なくていい

成人式でこのような経験をした私が言いたいのは

いじめなどを受けて辛い思いをしたので成人式に出たくないのであれば出なくてもいいという事である。

写真目的で私は行かされたが、別の方法として個人で写真館へ行きそこでスーツや振袖を着て撮影することだってできる。というか、中学校時代に辛い思いをした人間はそっちの方法で写真撮影を済ませても全然いいだろうに。

成人式に参加することでいじめ連中と決別して前を向けるのならいいけれど、逆に嫌な思い出を増幅させ、今後の人生に悪影響を与えてしまうのであれば、むしろ参加しないことで自分の心を守ることをした方がいいのではないかと私は考えている。もうこれ以上私のような惨めな思いをすることになる人を増やしたくないのだ。惨めな思いをした私は成人式に出ないのは親不孝なんていう言葉は絶対に信じない。

いじめ連中が相変わらず幅を利かせて辛かったが、それ以上に友人たちがいじめ連中を許していたことが一番ダメージが大きかった。地元の高校はいじめ連中の中で最も私に危害を加えてきた奴が行くことになっていたので避けた（友人たちによればそいつは暴力事件を起こしてすぐに中退したらしい）のだが、裏目に出てしまうとは・・・私自身中学校で地元に失望していたので遠くの高校に行くことを決めていたのが悪かった・・・なんて思えないけども。

それと最後に。私のように考えている人は「成人式　いじめ　行きたくない」で検索エンジンで絶対に検索してはいけない。それを実行したら、私の感覚からすれば傷つく内容しか書いてないサイトばかりだったからである。何が大人になったいじめっ子は立派になってるかもしれないだろう、過去は忘れて今を生きろだよ・・・もちろん私のような人間に味方してくれるサイトもあるけれど。

そしていじめ連中は当時したことを忘れてもいじめられた方は一生忘れない。これが広まってほしいと思うばかりである。