人間はどこかしらに就労していれば1年に一回健康診断を受けることになる。もちろん自営業の人間も病院に言って受けることを勧められるのが健康診断という物なので、受けていない人の方が少ないだろう。この健康診断、恐ろしいのは結果が返ってきたときの判定だが、普段からバランスのいい食事をして運動に取り組み、不健康なことをせず健康を維持している人であれば問題ないだろう。
だが、運動が嫌い、食べるのが唯一の楽しみでたくさん食べてしまう、不健康な生活をしているなどの人間にとってはメタボリックシンドロームや病気のリスクなどをはじめとして容赦ない横槍が入ってくる。実際、私も一年前の健康診断が悲惨そのものだったからである。
なので、どうしても痩せたいのに痩せられない!と思っている人々のために私が減量活動で行って効果があった!と思ったことを今回は書いてみる。
目次
運動系
スクワット
私はスクワットをやる前はどれだけ食事を野菜スープなどに置き換えてウォーキングをしてもほとんど体重が落ちなかった。だが、ウォーキングと組み合わせる形でウォーキング前にスクワットをやり、そのあと歩くというやり方を始めるとみるみる重さが落ちて行った上に足腰が丈夫になり長時間立っても疲れにくくなった(それでも疲れる時は疲れるのだが)。
スクワットは最近では内臓脂肪を落とすのにも効果があると言われているので、運動嫌いだけど痩せたいと思っている人はぜひ挑戦してみてほしい。最初のうちは辛いが、やっているうちに疲れにくい足が出来上がってくので回数も増やせるようになる。最初のうちは徐々に回数を増やす形(1回→3回→10回)でやっていくのがいい。50回ぐらいできるようになったら1日10~20回をやることで体重をキープできるようになる(私の場合。当然個人差があるのでご了承ください)。
スクワットをするのが難しい場合(短期間で急激に20Kg以上も体重が増えたので足腰が辛いなど)という人はスクワットと同じ効果が期待できると言われているかかと落とし運動から始めるのがいい。かかと落とし運動のやり方はかかとを上げてそのまま落とすという行動を数回繰り返すという方法でやることができる。
ウォーキング
やや早めに歩くという歩くことができるのであれば最も運動の中で難易度の低い運動。私の経験上ウォーキングのみなどの単体だと効果が得られにくいがスクワットと組み合わせると非常に効果がある。
私の場合は体重や肝臓についていた脂肪がみるみる落ち、去年まで脂肪肝になるレベルの判定だった私の肝臓の処理能力が今年は正常値に戻っていた。スクワットと組み合わせることで越えられなかった壁を超えることができたのである。
食事系
鶏肉(主に胸肉、ささみなど)
鶏肉はここ最近健康食品として注目されている食材である。というのも鶏肉の中には豊富なたんぱく質と筋力を着ける効果を増進してくれる成分が入っているからである。私も過食をしてしまいそうなときは鶏肉の料理を優先して食べることを今でも続けている。
ただし、ただ鶏肉を食べるだけでは痩せない。私の場合は鶏肉を食べて、スクワットやウォーキングなどで運動することによって、鶏肉に含まれる成分が働き筋肉の増強を助けその結果脂肪が減ったという結果だった。鶏肉がいくら健康食材であるとはいえカロリー0ではないのだから。
大豆製品
主なものは豆腐や豆乳、おからパウダーなど。鶏肉と同様にタンパク質が特に含まれており、おからパウダーは近年脂肪を減らす効果があると言われ食物繊維も豊富なので便秘の改善にも期待できる。私も減量を始めてからおからパウダーに豆乳を混ぜて食べているが、美味しい豆乳を使うことによって味も良くなるのでぜひ食べてみてほしい。
魚
魚、特にサバなどの青魚にはDHAという成分が含まれているのでハゲに悩んでいる人にはお勧めの食材である。私もそう言う理由で1年ほどパックや缶詰に入っているサバやイワシなどの青魚を食べているが、多少ではあるが改善の傾向がみられている。だが、体毛や髭なども濃くなってしまうというそこまでありがたくない面もあったりする。
野菜
ヘルシーで減量や健康に最も適している食材と言われている。だが、サラダのみダイエットなどの野菜だけを食べるという減量活動はやめた方がいい。
サプリ
食物であるかどうかあいまいな所もあるが食事だけでは不足しがちな栄養素を補うのには最適なものだと言える。私は減量を始めると栄養不足になって味覚が狂うという状態になったので、亜鉛のサプリで味覚を数か月かけて戻した経験があったりする。亜鉛は味覚の維持に必要になるので取っておくと後で効果がある。
亜鉛以外でお勧めなのはダイエットサプリ、ビタミンサプリ、DHAサプリなどがいい。これらのサプリは今でもすべて飲み続けている。とはいえサプリの種類は私のお勧め以外にも鉄分、ノコギリヤシなどたくさんの種類があるので、自分の身体に不足していて必要だと思う栄養素の物を飲むようにしよう。
健康診断を乗り切るには
健康診断を良い結果で迎えるためには以下の事を習慣づけることが大切。
・自分の身体に無理のない運動を定期的に行う。好きな運動がないという人はスクワットをやってみるのが良い。
・バランスの良い食事を心がけ、過度な食事の摂取や糖質制限はしない。
・サプリ等を摂取して不足しがちな栄養を補うことも忘れない。
などといった事を定期的に行うようにするのがいいだろう。また、これらの事は長い期間をかけて取り組むことで身体に徐々に効果が現れて痩せてくるという仕組みになっている。私のこれまでの経験から1日で痩せる方法はないと思うし、私も体重が20Kg近くも落ちたのは減量を始めてから1年後だった。
最後に一言。私は決して健康のために痩せろというつもりはない。健康診断の結果に左右されず自分の身体が病気になるリスクを前提で自分の好きなものを食べたり酒を飲んだりし続ける生活だって一つの生き方だと思うし、自分の健康が気になるから、健康に長生きしたいからダイエットや減量活動に取り組むのもまた一つの生き方である。
要するに健康に生きるために減量する道を選ぶにしても健康を無視して好きなものを食べ続ける道を選ぶにしても自分の意志でしっかりと決めるという事が大切なのではないだろうか?
私の場合は減量する道を選んだが、全く後悔していない。むしろ長年の重みが取れていい感じになった。精神は不健康のままだが・・・
コメント
同じく健康診断の結果には痛い目にはあいました。私もよくない結果でしたので
運動については何度も言ってすみませんが苦手ですが、このような方法もあるんですね。今度試してみます。
食事については実は、糖質制限みたいのはやってました。主にご飯やパンなどの糖質が多い食べ物は食べないことです。もちろん全て制限するわけではなく目標値に合わせてやってました。検診はやってないので結果はわかりませんが少なくとも体重は7キロくらいまで減らすことでき、食欲もバランス取れた気がします。
でも、バランス良く食事を取るのが大切ですが、今後も無理のない範囲で挑戦していきたいです。
一力篤史様 コメントありがとうございます。
糖質制限の経験がおありなのですね。私は夕食の米を抜くぐらいしかできなかったのでで素晴らしいです。その理由で糖質制限は難しいと思ったことと、どちらかといえば内臓脂肪が付きやすい体質であるがゆえに糖質を燃料として消費できて内臓脂肪を落とす効果に期待できると言われていたスクワットを選び、食事で糖質の含まれているもの以上にタンパク質の含まれているものを多く摂取するようにしたまでです(豆腐やおからパウダーを食べるようにするなど)。長距離ランニングようなハードな運動をしなくても減量できる方法があるのではないかとずっと探してましたので。
勿論今回挙げた例はあくまで「私が実践して効果があったこと」ですのですべての人に効果が期待できるとは言い切れません。自分で様々な事を試してみて結果が出たものをやってみるのが一番だと思います。