私の嫌いな言葉3

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私の嫌いな言葉はまだまだたくさんある。第3弾である今回は身体的特徴を馬鹿にする最低の言葉であるハゲ、デブ、チビの3つの嫌いな言葉について思うことを書いていく。

デブについて思うこと

デブ。それは体型の太った人間に対してかけられる罵倒の言葉である。今の日本は痩せているのが普通で健康に長生きするのが正しいというような価値観が幅を利かせているのでその流れで少数派に当たる不健康そうで太った人間が馬鹿にされるというのがあるのだろう。だが、体型が太いことは本当に悪なのだろうか?

太っている当事者が健康に長生きしたいと思っているのであれば痩せて体の調子を良くするというのも一つの方法だ。しかし、長く生きたくないと思っている人も存在しているだろうし、身体の事よりもおいしいものをたくさん食べることに幸せを感じる人もいるわけだ。

それに痩せ賞賛は現代日本特有の価値観であるともいえる。少し前の時代では太っていた人の方がモテていたという話もあるし、国によっては太った人の方が持てる場合もある。太っていると邪魔だ、デブ税を導入しろ、健康管理ができていないとほざく人間たちに言いたい。

一体お前たちは何と戦っているんだ?太っている人が邪魔だと思うなら徒歩や電車を使うな。体型で税金を貸すのは差別でしかない。太めの体格で生まれてくる人もいるし、薬の副作用や病気で太っている人もいる。好きで太っている人ばかりではない。

私も今でこそ筋力が多少はあるが、かつては脂肪だらけの体型であり、過食と減量の話でも書いたが私はこういう人の立場を考えられない人間たちの意見がダメージとなりそこから減量という道を選んだのである。決してこいつら見返すみたいな前向きな理由で減量しようと思ったわけではない。暗い考えではあると思うが人をバカにすることを快感に感じる救いようのない人間が存在する限り私にはどうしようもないことである。

ハゲについて思うこと

ハゲ。それは頭に髪が生えていない状態の事を指す。女性も男も髪が無くなっていくこの症状に悩む人が多く存在する。最近では植毛やサプリメント、育毛剤などもあるが効き目が実感できずにどれが自分の頭に合っているのか分からずさらに悩みは増えてしまう。無論この遺伝子を引き継いでいて薄毛の私も色々な対策をしているが、どれも効かない。

芸人でなくとも開き直って髪を刈ってしまったり、この特徴をネタにできる人も少なからず存在してはいるが、そう簡単にはいかない。

私はお笑いは好きな方なのだが、テレビでよくやってる「ハゲとるやないか!」みたいないじりだけは全く笑えない。言われている本人がどのように思っているのか関係なしに髪の薄くなってきている私からすれば何の面白さも感じないしむしろ不快な感情が出てくるからだ。最近では反射的に止めろ!とか言ってしまうことも多くなった。

薄毛になってしまった人の中には未来に希望を持てずに自殺を考えるほどになる人だっている。正直こうなってしまったのは異常ではないだろうか?やはり上記でも挙げた人をバカにすることで快感を感じる人間どもが原因なのかも知れない。

芸人さんや開き直っている人がいるからといって、普通の人間が全員薄毛をネタにできたり開き直ることができると思わないで欲しいものだ。無論これはいじめにも言えること。

チビについて思うこと

チビ。これは身長が低い人に対してその人より高い人間が馬鹿にするときに用いられる言葉だ。生物的本能もあるのだろうが生物のオスというものはツノなどの大きさや体色の鮮やかさでランク付けしたがる傾向にあり、人間の男の場合身長がよく用いられる。

日本の男の平均身長は172センチ程らしいが、暗黙の了解のような形で高いか低いかの基準が170センチの辺りに設けられており、これを下回る男は容赦なく小柄判定をされる傾向にある。ネット掲示板でも170以下の男は奇形とか人生終了とか言われている。実際私も168センチという微妙な位置にいるため、下手すれば女子キャラクターより小さい。

それに加えてに学校にいた頃は私と同じくらいの人よりも大きい人間の方が多かった。そのため容赦なくお前チビだなと言われ続けた。その結果今でも168程度じゃと低いんだという気持ちが残り続けてしまっている。

だが、それと同時に今では高身長だからといって威張りちらす奴の方が男としては情けないのではないだろうかという考えも持つようになった。

人によって好みは違うし譲れないものがあるのはわかる。だが、ネット掲示板のような目につくような場所で低身長は生きる価値がないとかキモいとかいうのはどうなのだろうか。それこそ人間として最低なのではないだろうか。

終わりに

デブ、ハゲ、チビ。この3つの否定的で差別的な言葉を生み出したのはどこの誰なのだろう?私はこの3つの言葉を生み出した人間が憎い。これらの要素を持っている人間は異常扱いされ、毒にしかならない言葉を吐かれ続けて精神を病む人間は現在でもたくさんいる。髪に関して植毛するにしろサプリメントで対処するにしろ莫大な金がかかるし、身長は手術以外で自由に伸ばしたり縮めたりできるものではないのでどうしようもない。

こんな人を傷つけるためだけに生まれた言葉が罵倒に使われている現状を見てきた私としては人間見た目じゃない中身だと言われても深層心理では見た目ばかり気にしているようにしか見えないしより人間への失望が強くなる。やはり人類性悪説を信じざるを得ない。

自分が相手の容姿に対してどう思っていようが勝手だが、それを貶したり馬鹿にするのは人間として最悪の事なのではないだろうか?私は人間は嫌いだけれども、相手を貶したり馬鹿にしたりするような人間にはならないようにしたいものである。

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コメント

  1. 一力 篤史 より:

    確かに今回の記事の言葉を使う大馬鹿野郎いますよね
    好きでこうしたいわけではないのに
    私だったら「じゃああなたたちは完璧なのか?」て言いたいですね

    私も特にハゲてる等の言葉は本当に好きではないですね
    先ほど記事で書かれたハゲを使用したネタを見ると私も笑えないですし、正直真似できないですね

    コンプレックスは厄介なものだと私は感じています(記事で上げた言葉も含めて)
    他の人からみてそんなことないよていう人もいますが
    平気でその言葉は言わないでほしいですね

    私は今後も人を馬鹿にする発言しないように気を付けていきたいものです(特に体型や顔について等の暴言)

    • ジョニー小林 より:

      一力 篤史様 コメントありがとうございます。
      人間の容姿や病気のなりやすさなどを決定づける遺伝子は自分で選ぶことは不可能な要素の一つだと思っています。なので、本来は差別の理由にはならないはずなのですがね。やはり日本にいる何にでも理由をつけて嫌がらせをしてくる人間は陰険な生き物と思わざるを得ません。馬鹿にされ続けると私のように「チビだから私は普通じゃないんだ」という思考におちいって思考の矯正は難しくなります。せめてデブなどの言葉が人を傷つける言葉であることに気づけた私たちだけでも使わないように気を付けて言葉を使っていきたいですね。