お前より不幸な人もいるという考えについて思うこと

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私は不登校の記事でも少し触れたが、自分より不幸な人を利用して発せられる言葉である

「世の中にはお前より不幸な人間もいるんだからそんなことで落ち込んでるんじゃない!」

という表現が大嫌いである。自分以上に苦痛を感じている人を持ってきて比較するなんてその不幸を味わっていないであろうお前は何様なんだと思ってしまう。こういうことができるということは内面では自分以上に不幸や苦痛を味わっている人を馬鹿にして見下していることと同じではないかとすら思ってしまうほどだ。

そういうことを平気で言える人は”お前以上に不幸な人間”のことを落ち込んでいる人間と同時に見下し傷つけていることに気づくことはないだろうし、悪いことを言っている罪悪感どころか自分はいいことをいっているんだと自惚れているようにしか見えない。正直私が思う真に気持ち悪い人間は人を傷つけることに罪悪感すら持たない人間だと思う。

目次

この言葉を平気で言える人は苦しんでいる人のことを考えてなんかいない

悩みを話したときにこの言葉をかけてきた人間は、苦しんでいる人のことを考えるなんてことは一切していない。むしろどうでもいいと思っている人がほとんどである。

本気で心配しているのであれば真剣に相談に乗ってくれる場合がほとんどのはず。本心をさらけ出したのにもかかわらず、そのような言葉をかけられたら、最悪付き合いから遠ざかることを考えたほうがいいのかもしれない。友人であるのにもかかわらず、自分のことをどうでもいいと思われている可能性があるのである。

そんな方と一緒にいて貴方は本当に楽しいのですか?

苦しんでいる人に寄り添う気持ちがないなら関わらないでほしい

私は苦しんでいる人に対して世の中の不幸な人を例に持ち出し、お前よりも不幸な奴がいるのにその程度で云々という奴らとは絶対に関わりたくない。なぜなら関わってもお互いに考えの違いからの摩擦が発生し、苛立ちと憎しみか生まれないと思っている。

それに加え、苦しんでいる人の傷に塩を塗るような言葉をぶつけられる人は大半が苦しんでいる人に寄り添う気持ちが一切ない人間だと思う。傷つけるような言葉を言うのも、苦しんでいる人間を助ける自分かっこいいという自己愛的な考えから来るものだろう。本気で人に寄り添う気持ちがあるのなら、世の中にはもっと不幸な奴だっているんだなどと言うような人を見下した

大体不幸や幸福の基準など人によって大きく違う物であるゆえに比べること自体が変だと思う。中でも自分の言っていることは正しいと盲信している人は良く考えてみてほしい。その考えを10人全員に聞いてみて全員に同意してもらってから言うようにしてほしい。

こういったことを平気で言える人間には、悩み(特に精神的なもの)を絶対に相談してはならない。傷ついた心に塩酸をかけられるような思いをすることになりますよ。

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