今だから語るイナズマイレブン その6(終)

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今回で最終回の今だから語るイナズマイレブン。最後は最終作となったGOギャラクシーについて書いていこうと思う。前回から2ヶ月開いたのはなんかもうこれが全部アレスオリオンに繋がるのを考えると絶望感しか感じないからである。

今だから語るイナズマイレブンその6 ギャラクシー編

天馬ちゃんたちが10年ぶりに行われる新たな超次元サッカーの世界大会FFIV2世界一を目指して新イナズマジャパンを結成し世界と戦う・・・と思ったら宇宙に飛び出してグランドセレクタギャラクシーという宇宙大会を利用して復讐を目論むオズロックたち宇宙人と戦うという全然違う方向へ進んでいった。簡単に説明すれば生き返った黒岩こと影山が監督の権限を振りかざして好き勝手する話。クロノストーンから復活した円堂キャプテンはほとんど活躍せず、一緒に宇宙に行くこともなかった。剣城も裏切るしそういうところがダメだ。

それに加え天馬ちゃん、たっくん、剣城以外のキャラをすべて新キャラに入れ替えるという暴挙をやらかした。しかもこのシリーズから選ばれたメインキャラは全員サッカーの経験はなく、影山が出した条件と引き換えにイナズマジャパンに加入したというとんでもない奴らばかりである。しかも何かしらの問題を抱えており、全員問題児と言っても過言ではない。特にゲス瞬木とゲスさくらな。その一方で好葉のような心優しいタイプもいる。

新メンバーは月山国光のバスケ部にいた独りよがりなブッキーこと井吹、漫遊寺中所属でいじめを受けて心を閉ざした少女好葉、天河原中所属の推理担当皆帆ちゃん、栄都学園所属の数学コンテストで優勝したインテリまなべえ、万能坂中所属の元ボクサーで漁師の息子の鉄角、友仁学園を退学処分になった普段はにこやかだがキレると大暴れする九坂さん、大海原中所属の一番になるためならいじめも実行する悪女ゲスさくら、海王学園所属の心に問題を抱えるゲス瞬木の8人。全体的に一部除いて問題児ばかりである。

ゲームでは育成やり直し機能が搭載され、これまでと違い別れなくても育成をやり直すことができるようになった。しかし、その一方で今までのような極限育成ができなくなっており、更に育成がのびしろというシステムに変更されている。これは選手ごとで200~400の値が設定されているのだが大体の選手は200であり、しかも伸びしろ300ぐらいないと納得いかないようなパラメータが低いキャラの伸びしろが200ということもざらにある。なお、400なのはワンダバのみ。私の場合起用したい子がほとんど低パラメータの200であり苦悩させられた。これによりHR編のキャラはそれぞれのチームのキャプテンや主要人物、チーム・ゼロに所属しているメンバーなどを除き起用が難しくなっている。

OPは引き続きT-pistonz+KMCが担当。初期のガチで勝とうぜッ!は世界大会らしい曲になっている。中期の地球を回せ!からは宇宙っぽい感じになり、終期はゲームのスーパーノヴァ版の主題歌にもなったスパノバが起用される。なお、彼らが主題歌を担当するのはこれで最後になった。というのもT-pistonz+KMCは2014年にイナズマイレブンオンラインの主題歌として出した王者の魂を最後に活動休止することになってしまったからである。

EDは葵ちゃん役の北原氏とギャラクシーに参加している女性声優がカラーズと言うユニットを組んで歌う形になった。初期は好葉役の悠木碧氏と組んで「勝手にシンデレラ」、中期は倉間(というより水川か)役の高垣彩陽氏と組んで「ファッション宇宙戦士」、終期は蘭丸(というよりヒラリか)役の小林ゆう氏と組んで「嵐竜巻ハリケーン」の3曲前者と中者は効いてて正直意味が分からない曲だったが後者はそよ風から始まった天馬ちゃんの集大成感が感じられて良いものになっっていると感じた。

このシーズンで気に入ったキャラ

九坂さん

アースイレブン唯一の3年。普段はにこやかだが怒らせたが最後おんどりゃー!という咆哮と共にぶちぎれ相手を殴り飛ばす怖い人でエキシビジョンマッチでは馬鹿にしてきた帝国学園の連中を吹っ飛ばした。だが落ち込んだ好葉を元気づける優しい人間でもある。舎弟の3人と共に学校を退学処分になっており、影山に学園への復帰を条件にアースイレブンに加入した。サトちゃんという幼馴染がおり彼女を守れなかったことが暴走に繋がってしまっていた。ソウルはグリズリー。しろくまカフェのグリズリーさんを思い出したのはいうまでもない。

サウジアラビア戦でサイードたちクズ供の挑発で暴走するが、天馬ちゃんの言葉を聞いて怒りを制御できるようになりその形態の九坂さんは怒髪天モードと呼ばれる。怒髪天モードは本人とは別枠でスカウトできる上にサトちゃんと通常の九阪さんをミキシマックスさせると怒髪天モードになったりする。

ラトニークではバンダと深い関係を築いた。ここまで全員がソウルを覚醒させていたにもかかわらず(天馬ちゃんと剣城は除く)しかしバンダが試合中に亡くなってしまったことで調子が悪くなり、ゲス瞬木にも馬鹿にされたがその後限りある時間を精一杯生きた彼の生き様を思い出し好葉の励ましもあってソウルを覚醒させることに成功した。

ステータスは意外にもドリブル高めの守備寄りの能力の持ち主で、最後に習得する技もあのテレスが使用したアイアンウォールである。足は遅いが伸びしろは250あるのでいい感じに調節すれば十分活躍可能である。

皆帆ちゃん

アースイレブンの推理担当のDF。影山にスコットランドヤードの見学を条件にアースイレブンに加入した。まさかの天河原中出身であり、あの荒っぽい学園にこんな冷静な奴がいるとは・・・と思ったぐらいである。ソウルはフクロウ。目が大きいのでなんとなく似合っている気がする。

父親は刑事だったが既に死亡している。そんな父のようになるために掲示を目指しているんだとか。なお、父親の名前は左京であり、見た目からしても相棒の右京さんをモチーフにしていると思われる。計算担当のまなべえとは最終的にいいコンビになれた・・・と思う。アースイレブンの中では問題行動を起こすことが一番少なく(とはいえ人間観察とか言って変な所からもめごとを見てたりはするが)、CVの代永翼氏の声がマッチしていたこともあって最終的にアースイレブン代表として私のオレブンに起用したのは彼である。

ステータスはアースイレブンの中で一番低いが、山のシュートブロック技を覚えさせて究極進化させれば山CBとして結構何とかなったりする。足遅いけど。まなべえもそんなに強くないのだがあっちは足がそこそこ速く設定されてるからな・・・まなべえとの合体技にウイニングロジックがあるがまなべえが使えば属性一致なのに皆帆ちゃんは属性不一致なのも痛い。

また、バカ兄弟にだけ効く必殺技としてあそこにUFOというあそこにUFOがいるぞーというやり取りをそのまま使った必殺技を披露した。この必殺技は視聴者公募で選ばれたものらしい。

好葉

アースイレブンの小柄な女子DF。見た目は緑色のチェブラーシカである。そこがかわええ。そんな彼女はあの厳しいことで有名な漫遊寺中所属でありながらいじめを受けてしまっているという辛い境遇に立たされている。おまけにビッグウェイブス戦では一番にこだわるゲスさくらに足を引っかけられるといういじめを受けてしまう。影山に残りの義務教育をすべて通信教育で受けさせてもらえる権利をもらうことを条件にアースイレブンに加入した。ソウルは緑色のフォックスでアースイレブンの中ではざなくろうの次に初期メンバーでは1番最初に覚醒させた。

しかし、運動経験のない設定であるにもかかわらず、日野社長のお気に入りだったらしく優遇を受けたせいで林DFの中ではブロック値188に加え伸びしろも280という物凄く高いパラメーターを持つ。そのせいでネットで叩かれ再びいじめられることになってしまった。私はいじめられて辛い思いをした好葉にサッカーの才能があってよかったといい感じの受け取り方をしたのだが・・・現実はそうではなかったようだ。やっぱ人間って醜いね好葉。

CVが同じ悠木氏であることからちーっすさんの先祖ではないかという説もあるらしいが定かではない。というかちーっすさんと好葉はあまり似ていないのだが。

マンタちゃん

本名はアマンダ・ターナーでビッグウェイブスに所属している緑髪の女子。貴重な中3女子でやんちゃなビッグウェイブスメンバーを取りまとめるお姉さんタイプらしい。前作のビッグウェイブスにいたリーフさんに近い髪色をしているので親戚なのかもしれない。ステータスはそんなに高いとは言えないが、スピードが112あるのが救い。スキルや化身、属性一致の必殺技で補強してあげると強くなるはず。正直FWだったらよかったのになと今でも思っている。

ソヨンちゃん

本名はシム・ソヨンでファイアードラゴンのFW。オールバックポニーテールの美人さんで世界中にファンを持っているらしい。一番最初に戦うチームのキャラなので伸びしろ200な上にステータスはそんなに高くない。山属性の化身を装備したり、エボリューションなどの強力なシュート技で補強してあげよう。なお、現実に同じ名前のサッカー選手がいるそう。そっちはDFらしいが。

カピスさん

サザナーラ所属の青緑色の髪をしたMF。クールな印象を与えがちな見た目だが一番さみしがり屋なんだとか。ギャップ萌えいいね!ステータスは伸びしろ200な上に無育成のドリブルも146とそんなに強くない。強力なドリブル技で補強してあげるのがいいだろう。

セレン・メルヴィル

ファラムディーテのメンバー。マゼンタ色の髪をツインテールにしているたぶん宇宙人で一番可愛い娘。スカウトするとプロフィールでは料理好きで練習の時にお弁当を作ってきてくれるという家庭的な面があることが判明。そういう面に惚れて金コインを支払い速攻でスカウトした人たちは多いのだろう。アニメ版では必殺技を持たせてもらえず冷遇されオズロックに殺されかけたが・・・翼を捨てなかった方のガードンの民たちが救ってくれた。ステータスも高く伸びしろが210なので、ミキシマックスして化身やソウルを装備させればドリブラーとして十分活躍できるレベル。化身を使うならガルシャアからイグニを奪って着けてあげるのが良い。

カトラさん

ピクシーを通じて天馬ちゃんたちを導いた惑星キエルの姫様。ゲームでもスカウトできポジションはFWになっている。白竜には及ばないがステータスは風女子FWの中でも良い上に伸びしろも高く、育成次第では最強クラスのストライカーになる。なお、ビッグバン版では幼少期の姿をスカウトできる。

バラン兄弟

紫天王のメンバーだが冷徹な他の3人と違って少し間抜けでおバカな部分がある見ているだけで面白い兄弟。白色のリュゲルが兄で黒色のガンダレスが弟で2人とも林属性。ラトニークの住民たちにも歓迎されていた(ラトニークの住民がいい人ぞろいと言うのもあるが)。

皆帆ちゃんの即席必殺技あそこにUFOに引っかかったり、影山(のアンドロイド)と皇帝ペンギン2号を撃ったりなどしているのでネタは尽きない。なお、ステータスは2人とも良い感じだが伸びしろが250ある上に持っているソウルが属性一致のガンダレスの方が強くなる。

気に入らなかったキャラ

瞬木

生い立ちがかなり不憫なアースイレブンのFW。母は病弱で父親は蒸発、しかも2人弟がおり、極貧家庭で育った。アースイレブンに加入した条件は弟たちを大きい家に住まわせること。友人関係でもかなりつらい目に合っているのであそこまで闇のアズルを抱えるのもやむを得ないのかもしれない・・・だが、悪いことはバレないようにやれと弟たちに教えたりする上にダークサイド状態はゲス瞬木と呼びたくなるほどウザイ、ムカつく、腹立たしいの3コンボであったがために天馬ちゃんが受け入れても私は受け入れたくない。ソウルはハヤブサ。瞬木らしいソウルではある。

さくら

厳しい両親に何でも一番になるよう育てられたため、一番になるためならどんな汚い手でも使う卑怯な女。ビッグウェイブス戦では好葉を転ばせるといういじめ行為を行った。その後は天馬ちゃんの皆で一番になろうよという言葉を聞いて改心したようではあるが、私はその醜い様子を見てアジア予選終了後さくらをベンチどころかさらに後ろの控えに放り込み、代わりに太陽君を起用したぐらいである。まあさくらがこんなゲスになったのはあの親が必要以上に圧力を与え続けたのが悪いんだろうけどさ・・・俺は知らん。ソウルはカモシカ。本人がゲスなので正直あってないとだけ言っておく。

まなべえ

初期イメージでは彼の印象はそんなに悪くなくむしろ知識を生かして後衛の司令塔として活躍するんだろうなと思っていたので上の方だった。しかし、ギャラクシー序盤で自分の財布がなくなったのを過去の経歴から勝手に瞬木のせいにしてキレるという愚行をやらかしたせいで株が大暴落。しかも財布は瞬木が取ったのではなく自分が持っていたという糞みたいなオチ・・・鉄角に怒られたが当然である。

そんな彼がアースイレブンに加入した条件は勉強を強いる親と別居することが条件。この愚行の後では共感できねえ。それと親父はまなべえが嫌になるほど勉強を強いると言っていたので研究者とか開発職とか学校の教師、官僚辺りだと思っていたら一流商社マンだったので物凄く白けた。ソウルはラーテル。ラーテルは怖いもの知らずで有名な動物だが、ヘタレなまなべえのイメージと正直に合わないような気がする。

サイード、タミル、カシム

サウジアラビアのクズトリオ。九坂さんをさんざんコケにしたゴミクズ野郎共。いくら九坂さんがこいつらに馬鹿にされたことで力を制御できるようになり覚醒できたとは言えサウジアラビアの代表としての誇りないんだろうなこいつら・・・宇宙人が化けていたって後付けの理由があるとはいえクズはクズだろ。後にオリオンの刻印で別のサウジアラビア代表が登場するがそっちもクズである。レベルファイブはサウジアラビアに恨みでもあるんだろうか。

ルスラン

ストームウルフに所属している司令塔。生意気で中3で先輩のゴリバフに痩せろなどという暴言を吐くなどサイードらに並ぶカスである。

バラン兄弟除く紫天王

バルガ、ヒラリ、ロダンちゃんのやってることは基本的に元居た選手の背番号を強奪してベンチに追いやり、自分たちが天馬ちゃんたちを倒そうとするというクズ行為。特にロダンちゃんは火山弾をアースイレブン側のフィールドにぶち込んでマジで殺そうとしたドクズ。唯一リュゲルガンダレスのバラン兄弟だけはコミカルであそこにUFOに引っかかってくれるなどの面白さがあるのが救いか・・・後にギャラクシーイレブンとしてオズロックに対抗するときに味方してくれたが、お前らのやっている悪行を見逃すと思うなよ?

オズロック

彼もかなり強い復讐心を持つあれなところはあるが、ララヤの祖父であるイレイドに故郷を滅ぼされコールドスリープから復活できたイクサル人がイクサルフリートの11人だけだったということを踏まえると中々に不憫なのでまだ同情の余地はある。カトラさんを監禁したり、ファラムオービアスが憎いとはいえ私の推しであるメルヴィルたちを復讐として殺そうとしたことは許さんが。

黒岩(影山)

見た目こそ白髪になっているが生き返った影山。大人しく監督していると思ったら最終決戦前に急にサッカーの神になると言い出し、アースイレブンの監督を辞任しファラムオービアス側に選手として自分のアンドロイドを送り込むなどの意味が分からない行為をしでかす。目的は復讐に燃えるオズロックたちの狂気に勝る狂気を天馬ちゃんたちに得させることだったらしいが・・・影山がすっげえキモイので意味が分からない。それに結局条件付きでアースイレブンに加入した皆帆ちゃんたちの願いをかなえたような描写はないので責任放棄する最低な大人であることも確定してしまった。まあもともと影山は最低な大人だが。最後はオズロックの乗っていた宇宙船を奪ってどこかに去って行った。

ここで復活して好き勝手しなければ影山の評価は私の出会ってきたキャラのワーストランキング2位にならなかったかもしれない。やっぱり影山氏ね。

評価点

山属性女子の増加

山属性の女性引き抜きキャラが大幅に増えたのは大きい。これまで山属性と言えば円堂キャプテンを筆頭に男キャラでなおかつ巨漢のいかつい奴圧倒的に多くいたとしても無表情のスカウトモブであることがほとんどだったため、これは嬉しい。マーシャちゃんやソヨンちゃん、サラナなど可愛い娘はアジアチームにたくさんいる。宇宙編以降もサザナーラのチュルカ、ファラムディーテのロッツ、ファラムオービアス女王のララヤなどがおり、山属性女子縛りチームが作りやすくなったのは言うまでもない。セカンドステージチルドレンが追加された時点でにそれなりの数は居たのだが朗報だったので。

信介の途中参戦

天馬ちゃんの親友ポジションである信介だけでも復帰してくれたのは結構嬉しかったり。影山に許可取らず勝手に密航でついてきていたけど。更に彼との関わりのおかげで印象が悪かったブッキーや鉄角の良い面が見えるようになり、トップ3に次ぐ存在になったのは信介が生み出した功績である(まあ私の中でのアースイレブンの評価はメイン4人とざなくろうを除くと皆帆ちゃん=九坂さん=好葉>ブッキー>鉄角>>>>>>超えられない壁>>>>まなべえ>>>>ゲス瞬木>>>>ゲスさくらなので当然と言えば当然なのだが)。

ゲーム版のみだがこれまでのキャラを全員解雇したアースイレブンへの批判が多かったことで、蘭丸や太陽君も連れて行くことができたのは大助かりだった。

育成が圧倒的にやりやすくなった

影山が作った宇宙船にある特訓ルームのおかげで育成が圧倒的にやりやすくなったのは評価すべきだろう。間違えて育ててもステータスをリセットできるし、キャラをコンバートしたくなったときとかも別れなくても育てなおしができるのは大きい。

それに加え必殺技を究極進化できる秘伝書の登場も大きい。これのおかげでどんなに弱い必殺技であっても再高威力まで上げることができるようになった。低威力に設定されているあのゴッドハンドでも最強の威力になりすべての必殺技が採用圏内に入るのである。好きな必殺技を使えるようになったのはもはや革命であろう。

まとろちゃん他の復活

ギャラクシーでは円堂キャプテン世代のキャラがまとろちゃんを筆頭に多く復活した。まあ不満を上げれば無韻時代に使われていたであろうグラフィックをそのまま切り抜いて持ってきたようなビジュアルは・・・正直引いた。あとまとろちゃんが普通にスカウトできるキャラじゃなくて配信キャラだったこともちょっとね・・・

欠点

世界大会が結局行われなかった

世界大会は宇宙大会の建前だったため、結局天馬ちゃん世代で世界大会が行われることはなかった。正直天馬ちゃん世代のイギリス代表やイタリア代表、アメリカ代表とか見たかった。もしかしたら美人な女性選手がいたかもしれないし、フィディオとかディランがチェ・チャンスウみたいに監督として出てきたかもしれないのに。そこだけは本当につらい。

宇宙人たちの癖が強い

今作に登場する宇宙人はエイリア学園の連中以上に癖が強い奴らばかりである。サンドリアスの住民は全体的にごつい見た目をしており、ガードンは全員鳥そのままの見た目。サザナーラとラトニークは人っぽい外見ではあるが前者は肌が青く、アズルが見えるため性格があまりよくねえ。後者は虫っぽさがある上に虫のごとく短期間しか生きられない(スカウトした選手は死ぬことはないので心配いらない)。うーむ・・・強烈すぎだろどこもかしこも。正直ファラムオービアスの住民が一番地球人に近いような気がする。

伸びしろ格差

極限育成されるのが嫌で伸びしろシステムに変更したんだろうけど、なんで最大で振れるステータスの差に100も差が出るようにしたのかなぁ・・・しかも低ステータスのキャラが伸びしろ200とか言う場合もあるからこれはもう悪意しか感じない。私の推しはダーナさんを筆頭にほとんど200だった・・・辛い。

影山の行動が意味不明

ギャラクシーでの影山の行動は本気で意味が分からない。なんだよサッカーの神になる!って・・・影山は何年たっても有能なクズであることは間違いない。結局影山がわざわざソウルの力を持つ皆帆ちゃんたちを探し出して宇宙大会に参加した目的は何だったんだろう・・・ああ、神になることかわけわかんねえ。

蘭丸たちのリストラ

ギャラクシーと言えばメインキャラの大量リストラである。メイン3人以外をリストラし性格に難のある連中を大量にぶち込んだので大炎上したのは言うまでもない。性格に難のある奴なんて剣城だけで十分だと言うのに。テコ入れをしたかったのであればもっと別のやり方もあったのではないだろうか・・・

その結果ゲーム版では宇宙編から密航してついてきた信介を含むメインキャラに加え、ライバルキャラや過去世界のキャラを連れて行けるようになった。特にビッグバン限定で加入させることができる白竜などはスカウト条件が難しいのでここで入れておくに限るそうな。スパノバ版の私には関係ないけどな。それと倉間は前作で泥棒された背番号11番返してもらえたのかな・・・

葵ちゃんのビジュアルの改悪

正直これは納得いかなかった。髪型を変えたっていうならどうせならセミロングぐらいにしてほしかったと思う。前髪がもっさりした感じになっただけやんけ。ゲーム版でもこっちの葵ちゃんをスカウトできるがGKではなくMFになっており、伸びしろ200でステータスも最大レベルでのドリブルの数値はカピスさんと同じという微妙な強さという半端な感じに・・・そのおかげで伸びしろ230の元々のGK葵ちゃんの方が強いという始末。なんだこれは・・・

化身>ソウルになってしまったこと

ギャラクシーから新しく登場したソウル。このシリーズの目玉になると思っていたら、前作のアームドのせいで不遇だった化身の必殺技が大幅に強化され、さらに化身のちょうわざという前作までのちょうわざに変わるぶっ壊れスキルまで生まれたことで化身のシュート技が組み合わせ次第でトータルパワー1万超えのとんでもない数値を叩きだすようになり、10分の1の威力しか出せない。シュート技のソウルは役に立たないというレッテルまで張られてしまった。

それとソウルの必殺技がすべてソウルストライクに統一されているのもあれか・・・アニメでは好葉を筆頭にソウルでシュートブロックするなどしているがゲームにそんな機能はない。ソウルでのシュートブロックができれば戦術の幅も広がっただろうに。

イナズマイレブンの終焉になってしまった

このギャラクシーを最後に天馬ちゃん編だけでなくイナズマイレブンが最終章になってしまった。この頃に妖怪が社会現象になるほどブレイクしたためギャラクシーが成功しなかったらたたむ予定だったんだろう元々。イナズマイレブンの続編ってどうなってるんだろうなー・・・まあレベルファイブ自体が妖怪とメガトン級ムサシだけで何とかやっていけるぐらいに落ちぶれてるからもう無理なんだろうな・・・アレス?オリオン?あんな地雷だらけの自爆作品なんかイナズマイレブンとして認めないし知らん。

まとめ

ギャラクシーがトンデモ展開だったのはマンネリを起こしていたイナズマイレブンを再起させるテコ入れのためだったのだろう。しかし、このシリーズが終焉になったということはあまり良い成果は出せなかったんだろうな。

イナズマイレブンはこのシリーズで結局再起できずハンゲームのオンラインゲームという形にシフトしていった。だがそれも天馬ちゃんたちGo世代が実装される前に終了という悲惨な結末を迎え、主題歌を歌っていたT-pistonz+KMCは活動休止・・・もはやイナズマイレブンを復活させる気などないのだろう・・・とアレスオリオンが発表されるまでは思っていた。まさかあんな醜い形で復活するとは思わなかったが。

後半に行くたびに酷評を混ぜたが、私自身イナズマイレブンGOは嫌いじゃない。むしろ化身、ミキシトランス、ソウルなど超次元サッカーの新しい可能性を見いだせた事そよ風ステップから始まったドリブルしかできなかった天馬ちゃんが最終的にチームを率いるまでになり嵐竜巻ハリケーンを呼び起こせる最強MFに成長していったという過程を見ると物語としてはよくできていると感じている。何より天馬ちゃんの習得した必殺技を最初から見て行けばどんどん強風になっていってるのが分かるだろう。それと引き換えに新童たっくんが守備寄りになって行ったのにはちょっと納得いかなかったが・・・それに加え蘭丸やダーナさんなど推しの不遇が目立ったことが腹立たしいのも大きいか。とはいえアレスオリオンとかいう腐った作品に比べれば全然良い。アレスオリオンについては当時の私が感じた気持ちをリアルタイムで書きなぐったサイトがあるのでそこで読んでください。

いつの日かイナズマイレブンがまともな形で復活してくれればいいが・・・アレスオリオンで愚行をやらかしてしまった以上それは難しいか。それと2023年春発売予定のグレートロードはどうなったのだろう。私は更に延期するに一票。メガトン級ムサシを普通に作っている癖にイナズマイレブンは放棄するなんてこと今のレベルファイブなら十分にあり得るだろうから。

そんなわけで今だから語るイナズマイレブンはこれにて終了とさせてもらう。ここまで長ったらしい文章を読んでくださった方がいればありがとうございました。

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