私のやってきた仕事6 派遣会社勤務その5

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これまで書いてきた派遣時代の話はこれで最後にしようと思う。他にも色々な場所に勤務した経験はあるので、機会があればまた別の形で書いていこうと思う。今回は派遣会社所属末期に勤務して最悪だった場所を一気に纏めることにする。

DQNのような人たちが仕切る衣料品倉庫

私の13番目の勤務地は、とある町にある衣料品の倉庫だった。しかし、ここはとんでもない場所であった。

それというのもここを取り仕切っている人間たちのほとんどは怒鳴る、脅すなどを平気でやるいわゆるいじめ加害者上がりのような人間が取り仕切っている倉庫だったからだ。

当然ながら作業の遅い私は何度も怒鳴られたし、トイレに行こうと許可を取ろうとするときも脅すような言葉で私に言ってくる。

内容は衣類の検品で、商品と伝票コードがあっているかどうかの確認だったが、商品が多いため高速で正確な確認が求められることとなった。当然素早い処理が苦手である私は何とかすませようと、正確性を捨ててスピード重視で業務を行ったりもした。

だが、怒鳴って指示をすれば作業する人間が委縮して仕事が進まなくなる。脅すような指示をして動きが遅ければ怒鳴るというのはどうなのか・・・彼らにとっては会社が回っていればそれでいいのかもしれないが・・・

勤務してみてとんでもない場所を選んでしまったと私は後悔した。派遣社員は結局代わりはいくらでもいるという認識の使い捨てだ。使う側は駒としか思っていないしそこに深い信頼関係はない。そう思った勤務先だった。

 走らなければ詰まるプラスチック工場

14番目の勤務地・・・そこは、プラスチック製品の製造を行っている工場の夜勤だった。ここは特に問題ないだろうと思っていた。実際、私は序盤のうちは機械から出てくるプラスチック容器の検品をするというそれなりにできる仕事を任されたからだ。

朝までこれをやり続けるのだったら楽だったと思う。だが、実際はそんなことはなく途中でプラスチック製品の製造をするラインに勤務場所を移された。そこでもライン一つの担当であれば難なくこなせただろう。

しかし、実際は4ラインを受け持ち、走りながら製造の工程を確認し、できたプラスチック容器を箱詰めしなければならないという体力と足の速さが求められるとんでもない業務だった。当然ながら私の体力は一気に消耗した。ここでの勤務の記憶は走り回って疲れたという記憶しかない。ただ、陰険な人間がほとんどいなかったのは唯一の幸いである。勤務時間は22時~6時・・・だったような気がする。

自分の足で帰れない物流倉庫

15番目の勤務地は大手メーカーの家具を取り扱っている物流倉庫。今思えば非力な私がなぜここを選んだのか自分でもわからない。勤務時間は16時~0時というある意味地獄。

それに加え、この倉庫は行きの送迎はしてくれるが帰りは自分の足で帰ってねという鬼畜だった。運転手にもそれ分かってて勤務したんだからしょうがないよねえ?と非常に嫌味を込めた言い方で私に言ってきた。やっぱり派遣社員に人権などないのだろうか・・・

勤務自体は家具の運搬やラインに立って家具を流す作業を行った。地獄以外の言葉が思いつかないほど辛い勤務だった。後述する勤務先に比べればまだましだが・・・

結局終電には間に合わないことが確定し、親に迎えに来てもらったが話の食い違いが発生し、迎えに来た父親に説教を食らう羽目になった。これ以降家具などの重量物を扱う仕事はこの後に書いた引っ越し業者以外は行っていない。というかもう家具の倉庫など勤務したくもない。家具は店舗で見るに限る。

脅しをかける積み下ろし倉庫

16番目の勤務地は、小型の物流倉庫で商品の積み下ろしだった。ここの連中は屈指のキチガイ揃いであり、私の話が通じない奴らしかいなかった。おまけに私の作業が遅いといびりをして、挙句の果てには

もっと素早く作業しねえと金払わねえぞと脅しをかけられた。

仕事が早くできない奴は無給で働かすとでもいうのか。こういう人間が学生時代の雰囲気を保ったまま大人になった人間なのだなとも思った。

キチガイすぎる引っ越し業者

18番目の勤務地は引っ越し業者。力仕事が大の苦手な私がこれを選んだのは友人が一緒に勤務してくれフォローするからという理由だった。私は上記3つの勤務経験からいい加減派遣会社に嫌気がさしていたが、仕方なく勤務することにした。勤務時間は9時~17時。

しかし、実態全員で勤務ができると思っていた私の想像とは違うものだった。この引っ越し業者は複数の勤務地があり、派遣社員を何人か選んで連れて行くという編成方式だったのである。私は最悪なことに一人で向かうことになってしまった。しかも・・・最悪な指導者と共に。

力仕事では無能な働き者と化する私は指導者から当然ながらいびられることになった。家具もまともに持てない、家具のまともな動かし方もわからない私みたいなやつなど、ただ動きが遅くてむかつく奴だったのだろう。

その一方で別の場所に勤務していた友人は人当たりのいい指導者に当たり、勤務時間は私より長かったものの、快適に勤務したらしい。ふざけるな!こっちは心の傷を増やされただけなのに!これ以降私は引っ越し業者に勤務するどころかかかわっていない。力自慢の体育会系でなければこんな過酷な業務できるわけがない。二度と作業者として引っ越し業者にはかかわりたくないものだ。

ドタキャンしてきた印刷工場

この印刷工場には実際に勤務していない。なぜなら・・・

この会社の最寄駅に着いた直後、派遣会社から派遣先からキャンセルの連絡が入ったという連絡が私の元に届いたからである。

なんだそれは。こっちは高い電車賃を支払って、わざわざ勤務地まで来たのに。おまけにいっしょに勤務するはずだった友人はこの仕事をドタキャン。体調不良なので仕方ないことではあるが、やりきれないよ。

結局別の仕事を紹介すると言われたが、紹介してきたのは引っ越し業者であった。引っ越し業者は上記での勤務でもうこりごりだったのもあり、絶対にやりたくなかった。私は今日はもう勤務無しでいいから電車賃を払えと請求した。こっちは朝早く起きて、高い電車賃を払って向かっているだから当然である。

結局派遣会社から電車賃は返すと言われたものの、結局帰ってこなかった。当然のように私はこの態度に腹を立て、ここから3か月ほど勤務しなかった。この段階で私はこの派遣会社にはもういたくないと思い、違う仕事を探し始めたのだった。

重量物を取り扱うの高時給倉庫

ここが実質最後の勤務地。高時給につられてふらふらと行ってしまった私を殴りたいぐらい過酷な勤務地だった。なぜこんなに時給が高いのかというと、取り扱っているものが袋詰めされた米だったからである。しかも大袋で50キロほどの・・・

当然私は腕を破壊してもいいという気持ちで作業に取り組んだが・・・非力な私では当然力になることすらできず、指導者の人間にこんなのも持てないのかとかいびられる。そして完全に腕を壊した私は勤務2時間で早退することになった。その時に言われた

高時給の仕事はこういうのばかりだから気をつけなよ?

と倉庫の管理者に言われた。まさにその通りなのかもしれない。そして、ここまでのいびりとイライラをため込んだ私は怒りが爆発し、派遣会社を辞めることになったのだった。

最後に

最後に一言いいたいのは・・・日雇い派遣は男の場合力仕事が大半である。男=力持ちという先入観の影響でそうなってしまっているというような感じでもあったので非力な男だった私は常につらい立場に立たされ続けた。

また日雇い派遣=誰でもできる仕事というわけではない。引っ越しのように人様の大切なものを取り扱う責任の大きい仕事だってあるし、ある程度の力がないと物すら持てない。

これなら陰険な人間がほとんどいなくて(ただ、人間関係は運なのでそう上手くはいかないが)完全な軽作業のみを取り扱う倉庫で長期の派遣をした方が全然いいかもしれない。

私が派遣社員をやめようと思ったきっかけは上記すべての勤務で植え付けられた恐怖心がきっかけである。素早く作業ができなければ金を払わないと脅されたり、作業が遅ければ怒鳴られ、帰りの足は用意してないぞと言われ続けられればこっちだってもう願い下げだ!

そして派遣社員をいびって恐怖心を植え付ける人間どもにひとこと。

派遣社員はなんでもできるスーパーマンではない!期待してたのに勝手に失望しているのか知らないが、立場の低い人間を見下していびるお前らは無能以下の最悪な人間だ!それを自覚しろ!まあできないのなら猛獣と変わりないのだからいじめ加害者と一緒に野生に帰れ!

次は派遣会社勤務についてのまとめを書こうと思う。

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