私はスーパーの店員を退職したのち、一日の派遣社員としての仕事ができる登録型派遣に登録し、そこで仕事をしていくことにした。今回はそのうちの一つで、派遣会社に登録後初めて勤務した工場2つについて書こうと思う。
私が派遣会社時代に勤務した仕事は多々あるので(30種類ほどの工場、倉庫などに勤務した)複数回に分けて書いていこうと思う。
初めての派遣勤務は工場
私が最初に派遣されたのは箱で作られたたばこのディスプレイケースを作っている工場だった。今はたばこが店のレジ奥のプラスチックケースに収納されるようになったのであまりなじみはないと思うが昔はそのようなディスプレイにたばこが置かれていたのである。
勤務地は駅から非常に離れた場所にあり、タクシーで向かうことになった。この派遣会社、電車賃は払ってくれないものの、勤務地が駅から遠い場合、タクシー代は支払ってくれるのである。タクシーはバカ高いので助かるところだ。
勤務地につくと、そこで勤務する人間の出欠確認が行われる。勤務地の周辺は田園だらけで何もなかった。コンビニすらない。私は非常に閉塞感を覚えた記憶がある。
勤務自体はそこまで苦痛ではないが、監視員の目が厳しく、仕事ができなければ怒られた。作業内容は主に各所で製造の補助を行う業務だった。
監視員の厳しさに委縮してしまった私は、そこの勤務はその1日でやめてしまった。というか単発派遣なので1日行けばそれでいいのである。場所が近かったから選んだのもあるし、後悔はしていなかった。
次の勤務はまた工場
最初の勤務地がその後は派遣の募集を出さなくなってしまったので、私は次に勤務すべき場所を探した。当時大学生だった私は授業の量が多かったこともあり、フルタイムでの勤務が難しかったのもあって、夕勤できる勤務地を探した。そんな勤務地が運よく見つかったので、そこにしばらく行くことにした。
その工場は埼玉県の県庁所在地の某所にあった(とはいってもかなりはずれの方だが)。私は学校をの授業を終えた後、そこに向かって仕事をしていた。勤務時間は18時~21時だった。内容は主にタオルを扱っている工場で、主に機械を使って大量のタオルを折りたたむ仕事をしていた。
勤務時間自体は助かるのだが・・・そこは最寄駅からバスに乗っていかなければならず、更にその駅~私の大学があった駅まではそれなりに電車賃がかかる。電車賃が片道で250円ほど、バスが片道で230円ほどだった。つまりは勤務に行くだけで1000円ぐらい飛んでしまうのだ。
また、俊敏な動きが苦手な私にとっては、周辺に散らばったタオルを回収する仕事もあったのでそれがかなり辛かった。勤務しているうちに損得の関係を頭で考えるようになり、結局損だと思った私は4~5回ほど勤務したのち、そこに行くのをやめた。どうしても損の方が大きいような気がしてしまったからだ。
2か所の勤務を終えた結果
この2か所の勤務を終えた私は、工場で働くことのむずかしさを知った。製造系なら私でもできるのではないかと思っていた自分が情けなかった。工場で働くのに一番必要なのは
パワー、体力、スピードだということも知った。
やはり物の製造をしているところとあって、回転率は非常に重要なのだろう。後々他の工場に勤務することにもなるのだが、それはまた次の機会に。