私が以前検索を行っていたときにこんなコピペ?を見つけたことがある。
働けクズ→なら死ぬ→自殺は辞めよう→なら生きる→クズは働かせません→やっぱり死ぬことにする→お願い死なないで→なら働く→クズは生きてる価値ないよ→なるほど
・・・というようなやつである。私はこれ見て今の社会を適切に表しているなぁと感心したものだ。これを解釈すると自殺はしないでほしいけど負け組の無能はブラックな会社で文句言わずに身体や精神壊しても働いていろ!というように聞こえる。
こういう言葉を聞くだけで日本の人間には奴隷根性が満詠していることを実感する。今日はこの無限ループについて言いたいことを書く。
このコピペからわかるのは人間は建前の生き物であること
私の独断解釈に過ぎないが、このコピペの言葉の裏には実際には以下のような感情(本音)が込められているのが分かる。
・働けクズ→俺たちもやってるんだからニートしてないでとっとと働け
・自殺は辞めよう→お前が死ぬと人が減って色々困るから死ぬな
・クズは働かせません→企業が求めているのはなんでもできるスーパーマンだ
・死なないで→俺たちにトラウマ植え付けんじゃないよ早く自立しろ
・・・見ていて呆れる。やっぱり人間は自分勝手な奴が大半なのだということを思い知らされる。このコピペに限らず、企業の経営者が
税金を払っていない奴は道を歩くな!
というのも見かけるから、息苦しくなる。そもそもこういうことを平気でのたまえる連中は自分一人の力で勝ち上がってきたとでもいうのだろうか。経営者が経営者でいられるのは下を支える幹部や従業員の力があってこそだと思うのだが。それとも経営者になるには人を切り捨てられる残忍さが必要だとでもいうのか。
仕事していなければ誰だってクズ扱い
私は恨みを抱えたことはあっても、他人を騙したこともないしどれだけ説教(という名のいじめ)をされてもやり返したり復讐したこともないし、暴力をふるったことすらない。パチンコもギャンブルもしたことないし消費者金融で金を無計画に借りたこともない。浴びるほどの酒を飲んだり、たばこを吸ったりしたこともない(たばこに関しては咳喘息持ちのため吸えない、煙の臭いすら無理であるのだが)。
朝だって仕事がなくても最近は6時40分ごろに起きられるよう無理やり寝るようにしているし(私は夜になると過去のいじめや暴言を思い出して苦しむことが多い。最悪の時は午前3時まで眠れなかったこともある)、夏でも冬でもウォーキングも欠かさずやっている。
唯一あるとすれば脳の制御が効かない幼少期~小学生時代に対人関係で色々とやらかしてしまったこととはあるが(このことが影響して現在は周囲の人間がどう思っているかに敏感になってしまい、常に不安感に晒されているこれはなんでもなさそうに見えてかなり辛い)。
そんな私も臆病者のクズ扱いである。やはり現代は・・・
人の気持ちに鈍感になれる人間が成功する環境なのだなと改めて思う。
そもそも働けクズだの自殺は辞めようなどと平気で言える立場にいる人間は、社会に上手く依存できた人間がほとんどである。会社員だって会社に首と突きつけられれば無職であることに変わりはない。経営者だって会社がつぶれてしまえば無職であることには変わりない。終身雇用などもう存在しないものとなっているだろう。あっても大企業ぐらいだ。
それからお前の辛い気持ちが分かった今まで悪かったなどと言われても到底許す気にはなれない。ずっと浮いていたこともあり、人間からいじめによる攻撃を受け、真面目から卑屈になった私の心は狭い。たぶん4畳半の部屋より狭い。
私が思うのは働けクズコピペのような発言が簡単にできるもしくは賛同できる人間は人の気持ちに本当に鈍感なんだなって思い知らされる。そんな挑発と変わらない言葉に一々反応する私も相当精神壊れてるんだろうけど、人を傷つけることに鈍感であることには羨ましさは微塵も感じない。何がしたたかで図太い人間になれ!だよ!腹が立ってしょうがないわ!
ああ、無職でもおそ松たちのようにこんな発言や挑発、スルーできるよう明るく生きられたらいいのに。すぐ気になる私にはそれは無理だ。