中学校時代のことだ。私はこの頃ポケモン育成家という肩書を盾に女子キャラを研究していることを隠していた。まだ女子キャラに理解が薄かった私の学生時代に女子キャラに興味があるなんて知られたらどうなるか分かったもんじゃない。だが、人を馬鹿にする人間というのは相手の興味の対象が何であろうと学校で役に立つものでない限りは馬鹿にしてくるものである。
実際、私はポケモンのカントー～ホウエンまでのポケモン全国図鑑Noであれば全部把握しているのだが、それに対して「そんな無駄知識詰め込むならその記憶力を勉強に生かせよ！」と言われ馬鹿にされたものである。
私はこういわれたとき、人間はどうしてこうも意味のあることにしか価値を見出さないのだろうか・・・と思い人間共の視野の狭さに怒りが沸いた。まあ視野の狭さなら私も負けていないが馬鹿にしたりはしないので連中よりはましだと思ってはいるが・・・
興味あることとないことでは吸収の力が違う私
私が記憶しているものはポケモン図鑑だけではない。推しの誕生日、女子キャラの名前と容姿をすぐに一致させるなどのことがなぜかは知らないが息を吸うようにできたのである。キャラ数が多い作品では誰が誰だが分からないという話をよく聞くが、私はそういうことで悩んだことがない。姿を見れば自然とあの子が○○なのかって感じで一致させることができるのである。
例をあげれば、Aちゃんという赤毛のロングヘアが特徴で7月11日生まれの女子キャラがいたとする。Aちゃんという名前を覚えた上で特徴と誕生日もそれと同時に覚えたとすると、その後Aちゃんが画面に映ると「あ、この子はAちゃんだ。」と2度目で顔と名前を一致させることができて、あの子誰だっけということになることはない（もちろんすべての女子キャラに適応できるわけではない）。
要するに私は興味あることに対しては異常な吸収率を誇る変な人間なのだろう。そして社会生活で必要なことに関しては覚えようとしても覚えられないので社会不適合者であることは間違いないだろう。とはいえ、人間なんて少なからず興味あることについての知識は吸収早くて興味ないことの知識の吸収は遅い。そういうものではないだろうか・・・
馬鹿にするやつは大したことない人間になってる
馬鹿にされた経験に話を戻す。私はこの言葉を言われたときは前述したように馬鹿にされたことに怒りが沸いたが、今ではあいつはハマれるものがなくて学力でマウント取ることしかできなかった奴どうしようもない奴だったんだろうなーと考えている。前にこの辺りでも話したことがあるが
社会に認められることだけやって、そうでないことや道から外れていることに興味を持っている人間を馬鹿にしたりなめたりいじめたりしているような奴ほど大したことない人間になっていると考えるようにしている。
実際、私にこのようなことを言った人間は今頃立派になっているのだろうか？だが、私にとってはそんなこと興味もないし知る由もない。所詮は腐りきった地元の連中だ。私の同期から有名になったという人間は誰一人として現れないし、いい感じになっていたとしても一流企業の社員止まりだろう。冒頭の言葉を私に言ったのはいじめ連中に便乗して馬鹿にしてきたけれど大昔はそれなりに仲良かった奴だった。だからと言って許す気もないが。
それに私も今現在大したことない人間になっている。とはいえ十数年もの間追いかけ続け、女子キャラたちから学んだことは創作方面で生かして行けていると感じてはいる。ここまで来たなら今更普通を犠牲にすることなんて怖くもないし、老年になっても女子キャラを追い続けている自分でありたい。そこまでいけばもう誰の言葉も気にならなくなるだろうたぶん。