人間という生き物は自分が受け入れられないものに対して拒絶反応を起こすのは当然のことなのかもしれない。なので人間と大きく違う生き物である女子キャラクターに対して嫌悪感を感じる人間もいるのだろう。
だが、私は女子キャラクターを長年見てきて思ったのは嫌悪感を感じてしまう人間はいたとしても、10数年彼女たちを見てきた経験から彼女たちは危険性のある生き物ではないと断言できる。そんなわけで今回は私が女子キャラクターが危険性を持たないという事をいくつかの例を用いて説明してみる。
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女子キャラクターが危険性を持たない理由
人間に比べて攻撃性が低く思いやりが強い
暴力をふるう個体ももちろんいるが女子キャラクター全体を見る限り、明確な悪意を持って攻撃を加えるような個体が少なく、人間と比べても全体的な攻撃性が低いのではないかと思っている。それに加え周囲の仲間同士とのつながりが非常に強く話が進むにつれてヒロイン全員が交流を持つようになっていたり、（いじめ系作品もしくはモブキャラでなければ）気に入らない対象をいじめたりなんてことはしないし友人間で裏切りが発生することも滅多にない。
とはいえ、女子キャラクターの行動や立ち位置は生み出した側が決めた世界観や役割によって変わってくるものなので完全にそうであるとは言い切れないが。
自分たちの行動を通じて大切なことを教えてくれる
女子キャラクターたちのアニメは私たち人間に大切なことを教えてくれているのではないかと私は思っている。これはやってはいけない等の戒めをはじめとし、自分の能力を知り個性を発揮することの大切さや無駄な能力なんてそんなにないということも彼女たちから教わった。
私は彼女たちの姿を見ながら、彼女たち暮らしている平和な世界こそが人間が最も目指すべき場所なのではないだろうかと考えている。正直人間の世界は平和に見えてはいるけど裏でどす黒い闇が渦巻いているそしてそれに誰も気づかない（もしくは見て見ぬふりをする）から余計嫌になってしまう。
癖が強いが癒しをくれる
全体的に見ると癖が強く個性豊かな彼女たち一人一人と真剣に向き合っていると疲れてしまい、時々は離れたくなると感じることもあるのだが、普通が一番頭おかしい奴はクズみたいな考えを持っている人間だらけの環境にいる私のような異分子は普通から逸脱した行為を躊躇せず実行できる彼女たちの存在が希望になったりすることもあるのである。
また、彼女たちの活躍は私にとっての癒しにもなる。普通じゃなくてもいいんだって思えるようになったのは10数年もの間たくさんの作品を見続け推し一人一人と向き合ってきたからなのかもしれない。
・・・以上が私が主に思っている女子キャラクターが危険性を持たない理由である。むしろ女子キャラクターと似たようなジャンルで本物の人間が行っているAVとかの方がよっぽど危険なのではないだろうか？いつも思うのだが、前に言った通り何故かエロ関係でも矛先は人間を取り扱った物よりも真っ先に女子キャラを取り扱った物に向けられる。女子キャラたちを危険だと煽って信じ込ませる一部の女子キャラに対して過激派の人間たちの方が私はよっぽど理解不可能だ。
人間たちが口にする正常とかまともってなんなのか
そもそも、人間たちがよく口にする正常だの常識だのまともだのってどういう基準で決まるんだろうか。常識から逸脱した行為をしないことが正常なのか？それとも枠にはまって問題を起こさないように慎ましく生きることが正常なのか？私には全く分からない。
普通について考えていくと、世の中に本当に正しいことなんてないし、普通なんて基準は大昔に誰かが勝手に決めたことだという事が分かってくる。それに普通にできて当然を主張する人間に限って大したことないのではないだろうか。
なぜなら、普通ならできて当然なんて考えている時点で相手と自分の違いなどないと思っているようなものなのだから。人間が個体ごとに持っている特性は矯正でもしない限りそう簡単に書き換えることはできない。
女子キャラクターは（いじめ系の作品でなければ）人間と違ってキモイだの死ねだの暴言も吐かないし、気に入らない奴に嫌がらせをする人間と違って可愛らしくて心優しいというリスクなどの面で考えてもよっぽど安全性のある人間の完全上位互換な生き物だと思うのである。そんな素晴らしい生き物であるのにもかかわらず女子キャラたちを女性軽視だなんだのいう人間に対して私はこう言いたい。
貴方たちは人間だ。女子キャラクターとは別の種族なのだからそんな一部の表現方法に噛みついてないで安心して普通に生きていればいい。ただ、誰かを傷つけたりする行動をした時点で普通から外れて過激派の一員になってしまうことを忘れるなよ？