女子キャラと私の間に重くならない関係性を築いた経緯

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女子キャラクターを研究する私は、今でも自分と女子キャラクターと自分自身の関係性に悩むことがある。

というのも彼女たちは例外を除いて年を取らないが私はもう彼女たちよりも10年以上年上である。現実にいない生命体に向かって何言ってんだこいつはと思うかもしれないが、私にとって女子キャラクターは生きる目的の支柱となっているのでどうしようもない。私が女子キャラクターを手放すときは命が尽きる時なのである。

今回は私がある作品のおかげで女子キャラクターとの間に築き上げることのできた関係性をについて書いていこうと思う。なお、女子キャラクターとの間に関係性なんて作り上げられるわけないだろ気持ち悪いと思った方はここでバック推薦ですのでよろしくお願いします。

違和感があった嫁という表現

私が女子キャラクターの研究を始めた頃の話だが、当時のオタクたちは

「○○ちゃんは俺の嫁!」

というような表現を使って女子キャラクターを可愛がっている人が多くみられた。だが、私はこの表現に女子キャラクターの事を学び始めた当初から違和感を持っていた。それというのも私には以下のような気持ちと考えがあったからである。

・推しの女子キャラクターに好きな相手(性別問わず)がいるのなら相手と幸せになってほしいと思うことが多かった。

・私自身が男キャラ(イナズマイレブンの円堂キャプテンなどの一部は除く)が好きではないので自己投影方式で作品を楽しめない傾向にある。

・嫁にするということは好きな子が複数いたとしても1人を選ばなければならないのではないかと思い込んでいた。私自身は色々なタイプの女子キャラクターを研究したいのでだけを1人選ぶなんてできなかった。浮気という行為自体にも良い印象は持てない。

・私はいじめによって人間嫌いと化していたため、女子キャラクターに対しては恋愛意識よりも仲間意識を強く持っていた。

このあたりの考えは1年ほど前にここに書いたので私が女子キャラクターに対してどのような気持ちを持ち、どのように研究に取り組んでいるかを知りたい人はどうぞ。

イナズマイレブンを通じて学んだ「監督と選手」という関係

そんなことで頭を悩ませていた私はある時、運動能力の悪さを指摘されて死にたかった私の命を救ってくれたあの作品と出会う。

それは、ここでも何度か言っているイナズマイレブン(無印)である。

円堂キャプテンたちが織り成す仲間との友情。派手に飛び交う必殺技の数々。スポーツが嫌いな私でも夢中になれた熱い戦いの数々・・・私は知らず知らずのうちにイナズマイレブンという作品にのめりこんでいった。

そんなある時、私はイナズマイレブンの監督たちに着目した。ほとんどの監督たちは黙り込んで試合を見ているだけで試合を動かすのは円堂キャプテンたち。ベンチからアドバイスを送るような監督は一切いない。それを見た私は、私だったらただ黙って見守るより・・・などともどかしい気持ちを抱えながら見ていた。そんなことを思い続けてある日ひらめいた。

この監督と選手という概念を女子キャラクターと私自身との関係に引用してみてはどうだろうか?と。

つまりは私自身を監督として女子キャラクターを選手に見立てることで、重くならない上に恋愛関係にもならない仲間のような関係性を作っていけるのではと思ったのである。超次元サッカーなら11人(控えも入れれば20人以上)でできるし、1人を選ぶことで悩む必要ももうないんだと曇り空から光が差し込んだような気持ちになったのをよく覚えている。

「女子キャラクターと恋愛関係になれないのなら(元々仲間意識が強いほうなのでなる気はなかったが)、彼女たちの持つ強い個性や高い能力を生かせるような戦術を作りあげ、導ける監督のような存在になればいいのである。」という考えにたどり着いたのだ。

そこから私はイナズマイレブンを通じて超次元サッカーについて学んだ。ポジション、選手の動き、必殺技の種類・・・たぶんイナズマイレブンのサッカーは現実のサッカーとは大きく違う物だろうし女子キャラクターとは相性が悪いかもしれない。

だがそれがなんだというのだ。

実際イナズマイレブンのゲーム版ではサッカー経験のないキャラを自分のチームにスカウトできたり、強豪チームにいながらステータスが低い(DFなのに守備力低い、FWなのに鈍足、MFなのにドリブルが弱いなど)キャラもいるのだからそんなことは海の広さに比べればちっぽけな話のはずさ。

このやり方は無駄じゃなかったと今なら言える

このやり方はある意味俺嫁派や自己投影タイプの人間から見たら邪道なのかもしれない。だが、無駄な行為ではないと思っている。実際このような効果が表れた。

・女子キャラクターの性格や考え方をよく分析できるようになり、そのキャラに向いているポジションを考察するようになったことで、自分と好きなタイプと嫌いなタイプが明確に分かるようになった。

・イナズマイレブンと女子キャラクターという絶対に交わらないものを交わらせたことによってただアニメを視聴するだけでは得られない倍以上の面白さを得ることができた。

・何よりいじめのせいで嫌いだったサッカーを肯定的な目で見ることができるようになった。

イナズマイレブンという作品は今現在のアレスの天秤では落ちぶれた部分も大きく感じるが、それでも運動能力を馬鹿にされたおかげで死にたいと思っていた私を円堂キャプテンを中心に織りなす素晴らしき格言や友情で制止してくれた上も私と女子キャラクターが良い関係を築くための架け橋にもなってくれた作品なのである。だからこそどれだけ落ちぶれたとしてもファンを辞めるわけにはいかないと思っている。

私のように女子キャラクターを1人だけ選んで嫁にするという表現に違和感を持っている方や推し不遇ですぐにモンペ化しそうな方は、女子キャラクターと彼女たちとは縁がない、関係のなさそうなものと組み合わせて新たな化学反応を試してみるのはどうだろうか?

少なくとも私はこのおかげで推しが不遇でも溜飲を多少は抑えられ(それでも不満に思うことはあるし、推しが傷つけば私も傷つくのは変わらない)、1クールのアニメが終わっても推しの研究を続けられるようになった。

女子キャラクターと築く関係性は決して俺の嫁や理想の恋愛相手じゃなくたっていい。私はそう思うのである。

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コメント

  1. 二次元だけが癒し より:

    自分を監督に見立てるですか…面白い考えですね。男キャラ嫌いのジョニーさんにそこまで言わせる円堂キャプテンという人物に興味がわきました。
    自分の場合は憧れている男のキャラになって好きな女の子キャラ(その男キャラとは別作品で無関係ですが)の為に戦う妄想ばかりしています。その子とは恋愛関係まではいきませんが、誰よりも幸せを願っています。はっきり言って自分はこんな妄想ばかりしていて病気だとは思いますが、自分はいわゆる自己投影タイプでしょうか?もしよろしければジョニーさんの分析をお聞かせください

    • ジョニー小林 より:

      二次元だけが癒し様 コメントありがとうございます。
      当てはめるキャラが作品が別であるとはいえ自分をキャラクターに投影しているという部分では自己投影タイプに該当すると思います。ですが自己投影が悪いというわけではなく、作品の楽しみ方は人それぞれ違いますので自己投影も一つの楽しみ方であると私は思います。何より好きなキャラクターの幸せを願えるという点は素敵です。監督方式も精神的には大変で女子キャラクターという種族自体に努力型のエースが多いため、色々苦しい時だと彼女らの発言に押しつぶされそうになることもあります。
      円堂キャプテンというのはイナズマイレブンの主人公である円堂守のことです。彼は男キャラでありながらも仲間への思いやりを持っており、たくさんの素晴らしい格言を教えてくれる素敵な主人公です。少年アニメに多い熱血根性系なので好みは別れるかもしれませんが。興味が出たのであればイナズマイレブン(無印)の1-26話までを視聴してみてください。