前期(2018年7月期)の推しキャラクター

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夏。春が終わると女子キャラクターは活発に活動する。そして今年の暑い夏にもたくさんの女子キャラクターと出会えたので彼女たちとの出会いを備忘録も兼ねて描いていく。

今期は花で表せば出番不足などで蕾のまま終わってしまった子が多いようにも思う。私から見れば十分な活躍をしたのは狭霧さんだけのような気がする。これも影山のせい。そして物語も濃厚なものが多かった。どの作品もイナズマイレブンアレスの天秤とかいう腐りきってしまったサッカーアニメよりは良い物だけど・・・

前期(2018年7月期)推しキャラクター

竜王更紗

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登場作品:音楽少女
キャラクター評価:45/50満足 扱い評価:25/50満足 総合:70満足(B)

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熱血漢系アイドルで修業さえすればなんでも可能だというような性格の持ち主。所々でウィンクするのが可愛いくて魅力的。

竜王というインパクトのある苗字は、山梨にはかつて竜王町という町があり(現在は合併して甲斐市となっている)そこから来ているものだと思われる。だが、更紗は甲府市生まれである。仲間であるハルと絵里も名字となっている市がある道県(北海道、埼玉県)出身だが生まれは県庁所在地であり、3人の共通点であると言える。

他の11人と違ってメインサブ共に出番や取り上げられることがやけに少なく、特に同じユニットを組んでいるハル絵里に比べるとやけに影が薄い。当番回が各キャラにはあるのに、ハル絵里更紗は3人でまとめられており、ハル絵里の喧嘩を仲裁するというようなポジションだったため更紗の良さが完全にかき消されている。おまけにハルは4話でシュープにメイクしてもらう、絵里は3話で日陽が心を開くきっかけになるフォローとして活躍していたのにも関わらず更紗だけサブとしての活躍がなかった。これ影山のせいだな。

おかしいな・・・他の11人がサブメイン共に当番回がちゃんとあっていい作りだと思ったのに、更紗だけ犠牲になったみたいに見えてしまう。修行好きなことも家庭菜園やってることもOPとEDぐらいでしか取り扱ってくれなくて辛いし、ネコガミ様というぬいぐるみを持ち歩いているのも、モデルもやってることもドラちゃんという某ロボットのような愛称があったのも完全に忘れらされている。更紗に関してはハル絵里と同じくかつてのプロジェクトの音楽少女からいるキャラクターなんだから設定をしっかりと生かせよ!アニメ自体の作りは良かったんだから更紗の十分な活躍があれば最高の作品だったのに。

はいふりのもかちゃんやバトルガールのくるみとベクトルこそ違うものの似たような「犠牲」という名の路線を歩いてしまったようにも見える(もかちゃんに限ってはその後の扱いで持ち直したと思っているが)。設定を読み込んでプロジェクト時代の更紗も調べて総合で彼女を気に入り推しに選んだことと、いらない女子キャラなんて誰もいないと思っている私からすれば歴史が繰り返したのを見たようで悲しくなった。

推し以外のお勧め

具志堅シュープ・・・活躍回は4話。具志堅姓とキラキラな名前を持つメイクの達人で素顔は女子キャラクターとは思えないくらい地味。おまけに裸族というとんでもないインパクトをたくさん持つお方。中の人の島袋さんは彼女も合わせて今期4役も(幽奈さん、遠井、はねバトの先輩)メインキャラを演じている。ちなみに名前のシュープは羊の意味なので日本語訳すると同じ苗字で有名な方とほぼ同じような名前になる。これは影山のせい。

諸岡ろろ・・・活躍回は9話。幼い見た目なのに高校3年という年齢の持ち主。祖母に育てられたが故にマイペースな性格で非常に落ち着いており、興奮する周りをなだめたりするなど見ている私も安心させてくれる癒し系。11人で誰を推すかに悩んだら彼女を推薦。その癒しの力は半端じゃない。

千歳ハル・・・活躍回は4話と8話。更紗の仲間で不安になると身体が冷えるという特徴がある。色々とこだわりが強いのが可愛い。かつての音楽少女の主人公は彼女でそっちだと柚塚千春という本名があるのだがこっちでは千歳ハルが本名でいいはず。北海道出身だが千歳市ではなく札幌市生まれである。

熊谷絵里・・・活躍回は3話と8話。更紗の仲間で作詞作曲もやっており、3話では日陽の心を開くきっかけを作った。かつての音楽少女ではもう1人の主人公ともいえる存在だった。PCなどの機械系に強いという設定は全く生かされなかった。私と同様埼玉生まれだが熊谷市ではなくさいたま市生まれである。

熱血なアイドル更紗のことをもっと知りたいならこちら↓

立花彩紗

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登場作品:はるかなレシーブ
キャラクター評価:47/50満足 扱い評価:25/50満足 総合:72満足(B)

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相方である遠井の事が(明らかに恋愛的な意味で)好き、コミュニケーション力が最高峰、主人公がビーチバレーを始めるきっかけを作ったなど随所で活躍して魅力的な要素を持っている・・・のにもかかわらず出番が少なすぎる。強い個性を保持しているのだから出番が多ければ今期の個性派ぞろいの中でも強力なインパクトを残せた可能性が凄く高いと思う。無論、今期の某シュガーさんに匹敵する百合要因として。

更紗にも言えることだが私から見れば良キャラの子ばかりが出番を削られて非常に辛い。彼女の場合主人公チームのライバルである遠井の相棒なのでどうしようもない部分もあるのかもしれないがもう少し何とかならなかったのだろうか・・・これも影山のせい。

元々はスポーツ推薦で入学した普通のバレーボールの選手でプロを目指していたようであるが、169cmという(それでも私より高いぞ君・・・)微妙な身長やチームの仲間という過去があり、遠井と出会ってビーチバレーで優勝しなければ自主退学すると啖呵を切ってビーチバレーに転向したというかなちゃんと並ぶぐらい重たい過去を持っており、勝利に執着があるのはこの辺からきていると思われるがアニメでは語られなかった。

推し以外のお勧め

大城あかり・・・子役アイドルの芸能人。本名あかりなのにシークァーサーのしーちゃんとして知られている。ワクワクシークァーサーの歌は引き付けられるものがある。本人にとって子役時代は恥ずかしくもしくは黒歴史のように思っているようでしーちゃんと呼ばれたり、シークァーサーの歌を歌われると止めてください!と否定に入るなどめんどくさい性格の持ち主だが、彼女こそがビーチバレー部の絆を繋げた大切な存在であることを評価したい。

比嘉かなた・・・ポーキー使い。母の死、成長しなかった身長などの絶望から立ち上がった主人公の相棒でそのメンタルは簡単に折れない。彩紗もあかりもいない回はほぼ彼女を追いかける状態だった。なぜ彼女を追いかけたのか。正直言うとあかり、彩紗、かなちゃん以外のキャラは苦手なタイプでな・・・

フランクさの裏に強い闇を抱える彩紗のことをもっと詳しく知りたい方はこちら↓

御原凛音

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登場作品:ISLAND
キャラクター評価:49/50満足 扱い評価:46/50満足 総合:95満足(SS)

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白髪が美しい引きこもり系メインヒロインでちょっとな性格も結構ツボ。買ってくれなきゃクビなんだからねっは名言。何年たっても衰えないゆかりんさんのボイスも素敵。

ISLANDは他の作品と比べると話が日常系と見せかけたから大きくかけ離れた大規模なSF系だったが、放送が一番手であったこともあってかすんなり視聴することができた。それと同時にグリザイアと同じ所が作ったとは思えないほどの爽やかさを感じた。

最後は主人公と実は彼女の母である玖音(冬編のリンネ・オハラ)が結ばれる結末であり、実は主人公とは父と娘の関係であるということが判明。主人公と結ばれることはなく名前を返すことになったが・・・メインヒロインと見せかけて実はメインヒロインではなかった。それがまた斬新で彼女の可愛さをより一層引き立てているようにも思う。こんな終わり方もありだなと思ってしまったのは私だけのはず。

名前を返す代わりに消えるとかじゃなくて良かったわ。もし消えてたら・・・心に傷が残ったかもしれない。それにこの作品のヒロインたちはなんらかの形で一度は死亡していたわけだから、全員生き延びられて主人公と玖音が結ばれたこの時空も幸せの形の一つとして見られる。だけど一度死んでしまったのは影山のせいと言わざるを得ない。

推し以外のお勧め

枢都夏蓮・・・乱暴で男勝りだが自分の意志はしっかり持っているタイプ。1話で早々クルーザーに忍び込んで島から脱出し母親の元に行こうとするなどアクティブな面もある。最後は母親と同じ研究をするために島を出て理系の大学に進学することに決めた模様。

実は主人公男の娘だった!衝撃的な結末を迎えたヒロイン凛音の事を知りたい方はこちら↓

春原菜々

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登場作品:すのはら荘の管理人さん
キャラクター評価:44/50満足 扱い評価:44/50満足 総合:88満足(A)

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管理人さんの妹で日焼けしたはっちゃけ系ギャルJK。姉と同様良いスタイルを保持しており運動神経もいい。だからと言って不真面目なんてことは全然なく、中学時代は元々生徒会長だったこともあって知力も非常に優秀と高い能力を持っているが(機械の扱いを除けば)管理人さんも色々と優秀なのでコンプ持ちで負けず嫌いな面もある。

身体にの一部に下着もしくは水着の跡があるので地肌は白であることが推測できる。やけに派出な服を平然と着ており、主人公へのスキンシップもかなり積極的で正直な話エロの化身である。すのはら荘には去年まで主人公の部屋で暮らしていたとのことなので高校1年生であることが推測できる。

スロースターターではあるが、主人公が引っ越してきた時の1話の冒頭に少しだけ登場している。本格的な出番は5話からであり、その際はすのはら荘の自分が使っていた部屋(現在の主人公の部屋)にゲーム機を隠しており主人公を巻き込んでやったり、物置にルームランナーを隠してこっそり使ったりしているなど、ちゃっかりした面があるのもまた可愛い。すのはら荘のあらゆる場所に私物を置いているのは今住んでいる所が狭いからなのかもしれない。

推し以外のお勧め

雪本柚子・・・菜々の跡を継いだ中学校の生徒会長。小さくてかわいいが本人は大きくなりたい模様。副会長にはとても気に入られているようだが。気は強いが最終回のクリスマスの回ではサンタを信じる主人公男を思いやる面もあり優しい所もある。

椎名茉莉・・・終盤で主人公を連れ戻しに来た白髪が美しい姉。主人公を弟ではなく妹として認識しており病んでる傾向がみられる(最終的には弟として認識したようだが)。テストするとか言っておいて、管理人さんのペースに飲み込まれちゃうのが可愛い。最終的には菜々と同じ高校に転校した。声が茅野氏なのでイナズマイレブンののりちゃんとは中の人つながりである。マーメイドヴェールとかドリルスマッシャーとか使ってもらいたい。

はっちゃけてるのに万能なギャルJK妹な菜々の事をもっと知りたい人はこちら↓

雨野狭霧

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登場作品:ゆらぎ荘の幽奈さん
キャラクター評価:48/50満足 扱い評価:49/50満足 総合:97満足(SS)

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私からすれば数年ぶりのジャンプ系ヒロイン。イケメンな口調で話すお堅い性格でラッキースケベを発動させまくる主人公に対して攻撃で制裁するタイプ。堅すぎるせいで結構相手の口車に乗せられてしまう所や自分を女性らしくないと思っていて女子力がないことを気にしている所が可愛い。文武両道で能力が高く、ビジュアルも性格も真面目さも今期ではトップクラスだと思うのだけれど・・・それでも自信が控えめなので周囲の意見に流されやすいのかもしれない。

そんな彼女だが普通の女子キャラではなく現役JKでありながらで対魔忍をしている凄いお方であり戦闘力も非常に高く、無数のクナイに相手に向かって飛ばす技などを使える(ラッキースケベを発動させた主人公に使うこともある)。そんな反面冷酷なイメージの強い忍者の世界にいる割には幽奈さんがさらわれたときは対魔忍としてではなく1人の友人として助けに行くなど情に厚いところもある。

他が色々あれだった(更紗は扱いが悪い、あかりは出番が少ない、菜々はスロースターター、凛音は一回死亡+最後の最後で主人公男が実父という展開、真矢様は作品自体が奪い合いの殺伐で何も言えねえ)霊との戦いを挟みつつも穏やかな日常を忘れずに見せ続けてくれた彼女は安心をくれた存在ともいえる。今期全員を追い続けることができたのは彼女のおかげである。

余談だが中の人である高橋氏はイナズマイレブンでは昇や杏奈を務めており、2人とは中の人繋がりである。声自体はこみっくがーるずの翼さんに近いものがあるが。

推し以外のお勧め

宮崎千紗希・・・様々な種族の女子キャラクターがいる中では霊でも妖怪でも忍者でもない一般的なヒューマンタイプの女子キャラクター。狭霧さんほどではないが結構お堅い。服を脱がされてばかりいるちょっと不憫な面もある。刀使巫女のエレンさんとは中の人つながり。

堅物で照れ屋な対魔忍狭霧さんのことをもっと知りたい方はこちら↓

天堂真矢

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登場作品:少女歌劇レヴュースタァライト
キャラクター評価:40/50満足 扱い評価:40/50満足 総合:80満足(A)

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This isなサラブレット舞台少女。喋りや立ち振る舞いは丁寧で、クロディーヌさんにライバル視されているがその分お互いに信頼もし合っているようにも見える。頂点に立つことを宿命づけられたサラブレットとして育ったので冷たく厳しいようにも見えるが、4話では主人公に彼女が風呂に入っている所に勝手に侵入されているが全く怒らない点や、5話でまっひーの実家のじゃがいもをおいしそうに食べていたり、6話で自分と同じものを感じた香子を思いやったりするなど優しい面もみられる。ただ冷たく厳しいだけの子だったらスルーするので、そこも含めての偉大な魅力があるのが真矢様という存在だと思っている。

スタァライト自体はすべての女子キャラクターが演劇でポジションゼロを争うという競争型タイプの作品のためイナズマイレブンのようにたくさんのキャラクターが協力し合って戦う共生型作品を好み見てきた私の気質とあまり合わず、見るのが大変だった。10話でクロディーヌさんと組んで主人公神楽ペアと戦ったが敗北したものの、その後のクロディーヌさんとのフランス語でのやり取りが良かった。対立しているように見えて実は信頼し合ってたんだな。

何とか最後まで視聴できたが私には物語が難しすぎて最初から最後まで正直よく分からない作品だったとしか言えない。私が言えることはただの演劇学校での青春物語ではなかったということだけだ。あと誰も死ななくてよかった。キリンがオーディションの度に負けたものはすべてを失うっていうから負けた子から命を失うと思ってたので。それとキリンの正体タイムボカン逆襲の三悪人のO3だろ。まさかキリンに転生してたとは・・・主人公の名前がカレンだから余計にそう思ってしまう。

推し以外のお勧め

星見純那・・・学級委員長で頭を使うことに優れた努力の天才。一番最初に主人公が神楽を守ろうとして乱入され敗北。2話でもリベンジマッチを行うが敗北。それでも私は輝いていた存在の1人として認識している。活躍は1~2話ピークだったが。

頂点に立ち続けようとする真矢様の事をもっと知りたい人はこちら↓

総評

今期は個性の強い女子キャラクター×濃厚な物語の組み合わせの作品が多くて疲れてしまった。やっぱり個性の強い女子キャラクターがおりなす日常系の作品が一番だ。今期は落ち着いた気持ちで見られたすのはら荘とゆらぎ荘の二強。

それと更紗と彩紗に期待という名のウェイトを置きすぎていたかもしれぬ。やはり女子キャラクターが大量にいる作品を12話という限られた期間で全員に満足な出番が行くように配置すること自体非常に難しいのだろう。

今こそ焼畑1クールアニメ形式のものを大量に作り続ける時代から半年2クール24話放送を復活させ、登場人物多めの作品で全員に出番と活躍が配分される女子キャラアニメを作る時代にしていった方がいいのではないだろうか?もし好きな作品がないクールがあっても私もその期間は視聴を休んで、一時創作に専念できるし。

ただの研究家である私が言っても無駄か・・・男キャラのアニメや私が見ないジャンルの作品も活発になってきたのもあって放送枠が減るのもまた大きいのだろうし。そしてこれからも彩紗や更紗のように魅力があるのに犠牲のレッテルを貼りつけられる子が生まれ続けるのだろうと思うと悲しくなってくる。

今期の格言

女子キャラは作品にいる全員が活躍できなければ作品が真に輝くことは永遠にないんだ。

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