私が12年間女子キャラクターを研究してきた中で分かったことの中で大切な要素がある。
それは女子キャラクターの性格は大まかに癖が強いか癖がないかに分けられることである。
どちらも魅力的なので今日は女子キャラ研究の一環としてそれぞれの強みと弱みを紹介しようと思う。
癖のないキャラの特徴
癖がなく、性格的にも視聴者が受け入れやすく扱いやすい場合が多い。あまり周囲を苛立たせる行動は少なく(あほの子傾向がある場合は除く)、性格も明るい場合が多いので1話から最終回まで好印象で見られやすくファンも付きやすい。性格分類的には元気系や天然系やおっとり系の明るいタイプで陽気で無邪気でな性格の場合が多い。
主な特徴は以下のようなものがある。
長所
- ほとんど怒らず楽観的で、「大丈夫、なんとかなるよ!」のスタンスを崩さない。
- とてもフレンドリーで自分よりも仲間を大切にする友人思い。
- 男がいない場合は作品の主要メンバーであることが多く、性格が良い部分と連動して作品に好印象を持ちやすくなる。
短所
- 1話から最終回までほぼ性格や対応が変わらないのでギャップの爆発力はないに等しい。
- 基本的に早熟なので早いうちに出番が終わり、後半で活躍できない可能性がある。
癖のあるキャラの強み
癖が強く、性格的にも視聴者が受け入れにくいタイプ。最初のうちは言葉で主人公や周囲の女子キャラに冷たく当たったり、時には会話や接触を拒絶することも。その代わり、話の中盤(12話アニメの場合、大体7~8話ぐらい)周囲を信頼すると、今までの態度からは考えられないほどの可愛さを見せることもあり、その可愛さに惚れてしまった今まで毛嫌いしていたファンの推しキャラ乗り換えが発生しやすい。クール系や令嬢系、強気系、毒舌系などの斜に構えるタイプの性格がほとんど当てはまる。
主な特徴は以下のようなものがある。
長所
- 最初のうちは冷たいものの徐々に性格が軟化していく過程を見ていくのが面白い。
- 主人公や周囲の女子キャラを信頼した時に見せるギャップ的可愛さにものすごい爆発力がある。
- 感情を爆発させやすい傾向にあるが、逆にそこから女子キャラ”らしさ”を感じ取れる。
短所
- 最初批判していたファンが寝返って推しキャラ乗換をすることが多いので、最初から応援していたファンだった場合は良い気分ではない。
- 基本的に晩成なので、12話アニメだと活躍がほとんど見られないこともある。
私の見立てではそれぞれの長所と短所は↑のような感じになる。
私は癖が強くて扱いにくいキャラクターが好きである。扱いにくいキャラたちは元々まっすぐだったものが成長過程で歪められたり、何かしらの原因で挫折を味わったりなどの影響で周囲に冷たくなってしまうことが多いからだ。私はそういった女子キャラクターの本質を見極めていくのが好きだからこそ癖の強いキャラを選びがちなのである。これほど面白いことはない。