精神障害になってしまった人間が社会に復帰する方法

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精神障害になってしまうと、普通の社会生活が送れないほど苦しむ羽目になり、普通の枠に入っている人間たちからは心無い言葉をぶつけられるという最悪の状況になってしまうことが多い。寄生してでも自分優先で生きるという図太い神経があれば問題ないのだが、そんな神経持っているなら思い悩んで精神を壊したりはしないだろう。

人間という生き物は一度落ちた人間には非常に厳しく、「お前の努力が足りないから底辺に落ちたんだ」、「精神病にかかるやつは甘えているからそうなるんだ」などと怠惰で堕落した人間と同じように扱われることになる。

しかし、この世界は使えない奴はいらないという非情な世界。いっそ死んでしまうのも手のような気がするが、死にたくない人も多いと思う。なので今回は精神障害で苦しむ人が社会に復帰できるかもしれない手段を書いていこうと思う。

精神障害に苦しむ人間が社会に復帰する方法一覧

1、精神障害であることを隠して普通の人間に溶け込む

難易度:★★★★★★★

正直、精神障害持ちでもこれが普通できるようになれば問題ないとすら思う。障害を隠すことができるということは普通の人間と同じような行動ができるということでもあるので、症状がかなり軽い人でないとできない所もある。それに加え、どれだけ精神が乱れようがパニックになろうが普通の状態を貫き、平常心で仕事に取り組む必要がある。

そのため、精神に問題があるとばれてしまったときのリスクは大きい。なぜ黙っていたのかと責められるだろうしその会社に居づらくなってしまい退社することは免れないだろう。大半の人間はなんでもいいから働けと安易にこの方法を勧めてくるが鵜呑みにしてはならない。精神障害を隠しきれない人にとってはハイリスクハイリターンな選択と言えるのだから。

2、精神障害に理解のある環境でできる仕事する

難易度:★★★★★☆☆

私はこれが一番理想だと思う。しかし、ブラック企業がはびこる殺伐とした現代日本で精神障害を理解してくれる素晴らしい環境が整っている職場はほぼないと言っていい。中には理解があるように見せかけて合格して入社したけれど環境は最悪、業務内容も頼まれていたのとは全く違う内容だったということなんてざらにある。

つまりは売り上げや利益を出すのに必死で人間たちに精神障害持ちの人間の面倒まで見ている余裕がない企業が圧倒的に多いのも原因。中には障害者雇用による助成金目当てで精神障害者を雇うような悪徳なところまで存在している。

2018年には精神障害者雇用促進法が施行され今よりはよくなるかもしれないが、それでもまだ1年先である。それに今までの厳しい現状を見ていると法律が施行されただけではそこまでの改善は見込めないような気がする。先は長い。

3、社会保障を頼って生きる

難易度:★★★★☆☆☆

生活保護や障害年金などの社会保障を市役所で申請し、その金銭で生活する方法。精神障害を持つ人間にとっては仕事をしなくても収入が入るので、社会に直接的な迷惑をかけなくて済む方法である。

しかし、社会保障を不正に申請する輩やパチンコやギャンブルなどにつぎ込んだりする馬鹿が多いせいで申請するだけでも周囲の差別的な人間から白い目で見られてしまうことがある。そういう人間は自分の納めた税金が頭のおかしい奴らに使われるのが、腹立たしいと思っているだけの障害を持つ人の気持ちが分からないクズ人間なので相手にしないに限る。

社会保障というのは理由があって働くことができずに困っている人のために作られているものなのである。私は精神障害者も働くことができずに困っている人の中に含まれると思っているし、甘えだの努力不足だので語れることではない。申請して通った場合、社会保障で受け取った金を変な所へのつぎ込みなどは絶対にしないようにしよう。

4、独立し、人間に縛られない生き方をする

難易度:★★★★★★★

これまたハイリスクな方法だが、この手段で成功してしまえば上記の方法で解消できない部分を全て解消できてしまうという夢のような手段である。仕事を始めるのも完結するのも自分一人で責任も大きいものの協調性があまりない人にとっては有利になることもある。しかし、独立には発想力や資金、安定した収益を得られる方法を考え出す必要がある。これは生半可にできるものではなく、ある程度の知識と経験が必要なのは言うまでもない。

安易に独立を選ぶと事業が失敗して破産して借金を背負い余計に生きづらくなってしまうこともあるため、1人で仕事できるから独立しようという考えで独立するのなら止めたほうがいい。それならまだ社会保障で生きる選択をしてその間に経験を積む方がいい。

まとめ

現状の社会では1の手段を推薦している人間が多い。しかし、1の方法がすべて正しいというわけではなく、手段などはどこにでも転がっていると私は思うのだ。昨日まで価値の一切なかったものが誰かの手によって急激に人気が出て需要のある物へ変化する。この社会ではそういうことがあり得るのだから。

それと、手段を選ぶときは他人の意見は参考程度に止めて最終的には自分で選ぶようにした方がいい。他人の意見をうのみにしてダメージを受けてもだれも責任を取ってくれることはない。人生を左右するほどの決断をするときは人を信じるよりも自分を信じよう。その方が後腐れなどがなく納得できることも多いと思う。特に貴方のためを思って言っているなどと言う人間は全く信用ならない。

世間には物事を理解しているようでしていない人間が多い。そんな連中の正義面した言葉に騙されないように自分の考えをしっかり持って生きて・・・行ければいいんだけどそうもいかないのはまた辛い。

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