テレビのバラエティ番組などでよくみられるいじりという行為。私が思うのはいじりは芸人さんのようないじりいじられのプロがやっているから面白みがあるものだと思っている。
しかし、それの真似をした素人の人間がやるいじめに近いいじりを私は許せないというか納得いかない。芸人さんたちのやっていることを見よう見まねでやっているということにどうしても許せない気持ちが出てきてしまうのだ。そう思う理由としてはその行為が行き過ぎていじめになることもあるからだ。今日は私が思ういじりといじめの境界線について書こうと思う。
いじる相手の許可があることがいじりの成立
私が思うにいじりが成立するというのはいじる相手からいじっても良いという許可があるということだと私は思っている。テレビで芸人さんがいじりを受けているのは本人がいじってもよいという許可を出すことで初めて相手の欠点などを指摘する行為がいじりであるという認識が生まれるのではないかと思う。
しかし、芸能人でもない素人がこれをやるというのはいじる相手の許可をもらわずにいじり行為をしているというのがほとんどだと思う。許可を取らずに相手の欠点や弱点を突く行為をする。その行為によっていじられた側が苦しい思いをした、傷ついた、嫌な気持ちが発生したなどの気持ちが発生した時点でこのような行為はいじめと何も変わらないのではないかと思う。
それに、人間の中にはいじめだろうがいじりであろうが人の欠点を突いて馬鹿にする行為をプロ素人にかかわらず嫌っている場合もある。そのような人間にとってはプロであろうが素人であろうが、人を貶すことでその場を盛り上げるという行為自体を嫌っているからだ。そんな人間にとってのいじりをする素人の人間は醜い人としか映っていないだろう。
私は芸能人さんのようなプロが相手を貶すことで笑いを取るのがいじり、素人が相手を貶すことでその場を盛り上げる行為がいじめに該当すると思っている。しかし素人でもいじられる相手がいじってもよいという許可を出しているなら話は別だが。
いじりをすることで周りを盛り上げている素人の人間はいじる相手がその行為を嫌だと思っていないか、苦痛に感じていないか聞け。それでよいと言われればいじり行為を続ければいい。しかし嫌だと言われたらすぐに止めなさい。嫌だと言っているのにいじりを続けるという行為はもはや大人のいじめと何も変わらない。それに人を貶して盛り上げる行為を嫌っている人も中にはいるのだから。
いじり・いじめの問題にかかわらず、自分の行っている行為で相手が嫌がっていないかを確認することはとても大事なことだと私は思う。