私がサトシを嫌う理由 その2

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今回は1か月ぶりにこの話の続きを書こうと思う。リンクを言ってもらえばわかると思うがサトシを嫌っている理由の続きである。前と同じくワンクッション用意しますので、サトシのファンはリターンをお願いします。サトシが嫌いでこの話題が気になる、サトシが好きであっても一つの意見を参考にするために読みたい、誹謗中傷しないから読みたいなどという人は下へお願いします。

・・・それではどうぞ。これ以下のサトシの表記は「こいつ」に統一します。

嫌いな理由3 ゲーム版の男主人公が消える原因になる

ポケモンアニメ版の主人公は基本的にこいつである。彼はカントー地方のマサラタウン在住(?)ではあるが、他の地方にもでしゃばって冒険を繰り返す。例を挙げればカントー地方の冒険が終わった後に「よーし次はジョウト地方でジョウトリーグに出るぜ!」みたいな感じでそれを20年間繰り返している。これによって生まれるのが・・・

ゲーム版の男主人公が抹消されるという事態である。

私はゲーム版の主人公というのは自分の分身で代わりに冒険をしているという考えがあり、他の主人公の衣装を奪ってまで、こいつを主人公にし続ける意味があるのか理解できない。実際BW、XYと今のアニメであるサンムーンでサトシが来ている衣装は

男主人公がデフォルトで来ているものと全く同じである。

男主人公たちは特別編が作られた金銀の主人公(特別編での名前はケンタ)を除いて何の救済も受けていない。ルビサファの主人公とダイパの主人公はある年のポケモン映画の冒頭で少しだけ登場したがそれきりである。本編に登場したことはなく、BW以降の男主人公はアニメ関連には一切登場しない。

こいつのせいで被害を受けているのは男主人公たちだけではない。元々ゲームにいるキャラたちも関係性や立ち位置の変化を強制される(例としてBWのチェレンとベルはBWの主人公と3人で幼馴染なのだがアニメでは全く接点のない立ち位置にいる)、女主人公たちはピカ様の電撃で自転車を破壊され、強制ではないとはいえ(一応トレーナー経験豊富の)こいつの付き人にされる(こいつにモンスターボールを投げつけられ、成り行きで同行したアイリスとこいつのほぼ恋人状態であったセレなんとかは除く)。

また、旅自体も型破りで本来のポケモンのストーリーでは主人公たちは博士の頼みを引き受け、データの入っていないポケモン図鑑を使って様々なポケモンを仲間にして図鑑完成を目指すという物なのだが、こいつは博士たちが記録したと思われる最初からデータの入った図鑑で見つけたポケモンをチェックするぐらいしかしない。身の回りの世話はタケシを初めとする仲間の男に丸投げ・・・もうむちゃくちゃである。

私はシリーズが変わるごとに主人公を変えたほうがいいと思っている。同じ主人公で20年も同じような旅を続けるというのは無理があるような気がする。それにこいつがのさばるせいでポケモン本来の良さや大勢の主人公たちが潰されているのを思うと悲しくなる。

嫌いな理由その4 ライバルやジムリーダーの性格が悪くなる

近年のアニメでは長年主人公をしているこいつにポケモンのことをしっかり考えているいいトレーナーという図式でも植えつけたいのか、ライバルやジムリーダー、ゲストトレーナーなどをかなり性格悪く描くことが多い。このような傾向は初代からあり、初代ではヒトカゲを捨てたトレーナーであるダイスケが有名である。かつてのアニメでは彼のような不良トレーナーがたまにいるぐらいで主要キャラがそのような位置づけをされることはほとんどなかった。

しかし、ダイパであるトレーナーが登場してからこの傾向が加速する。そのあるトレーナーとはアニメ唯一のポケモン廃人として有名なシンジである。シンジはこれまでにいなかったポケモンの能力を確認して、自分の実力に見合った個体でなければ逃がし、能力の低いポケモンには使えないなと吐き捨てるこれまでのポケモンにいなかったキャラだった。実際に使えないという理由でマリルリを少年に譲ったり、ヒコザル(現こいつのゴウカザル)を俺の望むレベルにはなれないという理由で逃がしたこともあった。

挙句の果てにはBWのフウロのような最悪の性格改変がなされ、エアバトルなどという謎の行動をしているのをジムリーダーにもなったことのないこいつが説教なりバトルなりをして正しいことを分からせてやる!というような吐き気満載の展開になったりする。

そもそもポケモンという世界に性格の悪いライバルやジムリーダーは必要なのだろうか?こいつのライバルを見返してみると、シゲル(更生後)、ヒロシ、ハヅキ、マサムネ、ケニヤン、コテツ、ショータなど性格のいい奴の方がはるかに多い。上で挙げたシンジも最終的にはこいつと認め合った存在になっているし、こいつとライバルたちの最終的な関係を見ればわかるとおり、性格の悪いライバルなど必要ないというのが分かってくる。最後まで分かり合えなかったのはBWにいたシューティーぐらいだろう。

やはり性格の悪い奴や不良トレーナー、性格を改変されて悪いキャラになってしまっている奴らはロケット団や悪の組織と同じで結局、正しい道(笑)を行くこいつの正義を引き立てる役でしかないのだろう。こいつの引き立て役にされて、扱いが悪かった奴らは泣いていいとすら思う。

結局こいつは自分の考えを相手にまず押し付け、それを認めさせてから相手の考えも受け入れるという卑怯なやり方をしているようにしか見えない。だから嫌いなのだ。

長くなりそうなので今回はここまでにしておく。残りはまた次回。

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