障害を持つ人間は好きで障害を持っているわけではない

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私は障害を持つ人間は好きで障害を持っているわけではないと思っている。自分だってそうだし、頭や趣向がおかしくなければいじめられることもなかったのではないかと今でも思う。しかし、今は障害持ちの人間は死ね、関わりたくないなどと言う人間が多数派だ。そのように言っている人間は障害持ちの人間に何かしら迷惑行為をされているのは事実。

・親が亡くなったら強制的に障害を持つ兄弟の面倒を見ることを約束されているきょうだい児

・発達障害の男と結婚した妻が相互関係を築けず精神的に苦しむカザンドラ症候群

・攻撃型の発達障害者に傷つけられた人間が発達障害を罵倒しまくる発達障害被害者の会

・・・私はこれらの内容を見るだけで心が痛くなってくる。障害を持つ人間に迷惑をかけられる人たちも障害を持つ人間以上の苦しみを抱えていることが分かるからだ。見なければいいのだが、サイト作りには私にとって悪い意見も必要だと思っているので見ている。

だが、そのように互いの意見をぶつけ合っても何も解決しない。互いに憎しみ合う気持ちが強くなるだけである。それに加え普通の人間たちは異常な考えや行動をとる人間を気味悪がっていじめのターゲットにするし、逆に障害持ちの人間は普通の人間からいじめにあってストレスをため込んで苛立ち奇行に走る。これほど不毛な争いがどこにあるというのか。

今回は私が障害を持っている人間は好きで障害を持っているわけではないことと、昔からある障害者と健常者の間の溝について書いていこうと思う。

普通の人間と障害持ちの人間で世界を分けたほうがいい

日本という国はただでさえ普通の領域を逸脱した異常な人間を気味悪がる傾向が強い。人間は聖人君子などに慣れない。そんな状況が続くならもう私は

住む世界を分けてしまった方がいいと思う。

今でいう特例子会社を東京や大阪などの都心部だけでなく日本中に設置し、障害を持つ人間はそこで安定した変化の少ない仕事をさせればいい。仕事スピードや素早い判断、臨機応変、覚えることが多いなどと言うことがなく、業務が覚えやすくマイペースでできれば問題は大きく減るだろうと私は思っている。

住む世界が分かれてしまえば、健常者は異常な人間に怯えることもなくなるし、障害を持つ人間は馬鹿にしたりいじめをしてくる人間に合うこともなくなる。住む世界を分けるのが一番いいのではないかなと私は思う。

しかし、日本中にたくさんの人間がいる以上住み分けするのだって楽ではない。それに、健常者の方が数が多いので障害者は余計に生きづらくなる可能性もある。以上の事からこれは私が一例として挙げた理想論にすぎない。今更住む世界を分けるなんて実質上無理である。

障害を持つ人間を殺せという人は自分が本当に必要な人間であるかどうかを証明してからにしろ

それでも中には障害を持つ人間は迷惑だから社会に出てくるな、殺せなどという意見を振りかざす人間は後を絶たない。私はそんな人間たちにこう聞いてみたいところだ。

貴方たちは生まれてから一度すら誰にも一切迷惑をかけていないこの世界に本当に必要とされている人間なのですか?と。

俺は働いているし、家族も養っている。精神障害になったことだってないし会社を休んだ経験だってない。だから迷惑もかけてないしこの世界に必要な人間なんだ!・・・などと思っている人間は特によく考えてほしい。それは自意識過剰だ。

貴方が本当に自分が必要とされていると思っているなら、会社を首になった経験とかありますか?もしそうであれば、本当に会社に必要な人間なのであれば首にしたりしないと思う。

それに貴方、死んだらその後はどうされるんですか?子供に葬式や墓地の管理などをしてもらうんですよね?普通に結婚して子孫を絶やさない子供ならともかく、それもある意味では私のように結婚するつもりのない子供にとっては迷惑だったりするんだよ。跡継ぎがいないからその後どうしようかなんて決めてないだろうし混乱もするだろう。

つまりはいくら自分が普通の人間の範疇に収まっているからって、周囲の人間への迷惑はかけてるんだよ。俺は普通に生きているし、他人に迷惑かけたこともないっていうのならそれを分かりやすく証明してみろよ。この世に本当に必要な人間なんだっていう証拠を見せてみろよ。

それができないんなら、お前に障害持ちは迷惑なんて発言できる権利はないんだよ!

障害持ちとそれに苦しめられた人間は理解しあえることはない

結局、障害を持つ人間と障害持ちの人間に苦しんだ人は一生理解しあえることはないのだろう。どちらの意見を読んでいても結局は自分が一番大切だと思って意見を言っている所謂自己中心的になってしまっているので所に大差ない。

障害持ちの私から言わせてもらえば、私は深く障害について理解しろとは言わない。こういった能力が低いからある作業が難しいんだなと頭に留めておいてくれればいいと思っている。

しかし、障害持ちの人間に対して、「お前気持ち悪いな」、「仕事のできない奴は死ね」、「頭おかしいんじゃないの」などと言っていじめをするのはどうなのか。何のために障害枠就労枠があると思ってるんだよ。障害枠就労というのは賃金が普通より少ない代わりに障害や普通より劣る部分を理解してもらって働ける枠組みじゃないのか。そんな認識では甘いというのか。そうだと言うのなら一般就労と何も変わらない。一般就労レベルの業務で迷惑をかけてしまうから障害枠を選んでいるというのに障害枠でも一般と同じレベルを求めるとか・・・何のための枠組みなんだよ形だけ扱いで給与が安いとか。

障害持ちの人間と健常者は脳の作りと動作が違う。その違いで考えに違いが出てしまうのは当然のことである。特に精神・発達障害持ちに傷つけられた健常者と健常者にいじめを受けた精神・発達障害持ちの人間は分かり合えるはずがない。同じような考えを持つ者同士でも分かり合えないのだから片方が分かり合おうとしても、もう片方が拒絶したらそれで終わりである。

住む世界を分けるのも無理、迷惑をかけるのも無理・・・もう無理だらけで頭が痛くなってくる。それなら最後にこれだけは言っておく。

障害持つ人間は好きで障害を持つ人間になったわけではない。障害があっても周囲に溶け込もうと努力したがどうしても受け入れてもらえず、その結果がどうしても健常者と分かり合えずに開き直りや人の感情に過敏になりすぎた障害持ちの人間をを生み出してしまったのである。

障害持ちの人間を馬鹿にしたり批判する人間は自分たちが作り出した枠組みを正しいと思い続けた結果がこのような事態を引き起こしているのだけは頭の隅に留めておけ!!!

自分でも何を書いているのかだんだんわからなくなってきたので今回はこの辺にしておく。

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