この国の人間は何故か皆同じことができないと人格否定レベルの公開処刑や暴言などで責めてくる。責められた側に自分は人と同じことができない悪い人間だと嘆き、そのせいで精神障害が残っても同じことができる人間の責任は問われない。なんでこういう仕組みになっているんだろうと私は昔から思っている。
皆と同じようにしなさい、なんでお前はできないんだ・・・もう聞き飽きた言葉たちだ。時折だらしない面を指摘して大人共はこっぴどく怒る。いつも悪さをしている奴らには呆れたように言うだけのくせに。こんななので私は小学校の時点で大人たちへの信頼を失くしていた。下手に出ればいじめられたり舐められる、上手に出れば抑えつけられたり威圧される・・・責められる側の人間にとっては八方塞がりもいいところである。結局学校だろうと会社だろうと人間は自分たちが優位に立ちたいだけのモンスターなんだろう。
私はそういう人間は問答無用で腐った生物だと認識させてもらっている。結局どんな場所にも人間にも合わせられ世の中を渡れる人間が一番生きやすいのだろう。今回はなぜ私がこのような人間を腐っていると認識しているのかについて書いていく。
全ての人間の伸びしろが同じなわけがない
人間にはそれぞれ得意なことや不得意なことがあるが、
物事によってできるようになるまでかかる時間が一人一人違うと考えている。
ある物事に対して1から10までの段階による過程があるとする。1から10までの過程を楽しいという感情だけで軽々とこなしてしまえる人間もいれば、1から2まで行くのにも血のにじむような苦労をしなければできるようにならない人間もいるし、10まで行けるどころか3まで行くのが限界となってそれ以上上達しない人間もいるのである。なぜ人間は誰でも練習を積めば必ずできると盲信して向けようとしないのか・・・私にとっては永遠の謎である。
だが発表会等で不得意な物事を必ずやらなければならない場合、何度も何度も練習する必要が出てくる。グループとかだと連帯責任とかを持ち出して居残りして練習しろと教員に言われる。そしてそれでもできないとなんでお前はできないんだよと言う聞き飽きた説教が飛び交う。一緒に残らされている人間への申し訳ない気持ちも消え失せ、ただただ辛さと悲しさが押し寄せてくる。
私の例だが私がこういうことで責められた経験としては以前話した大縄跳び、組体操、馬飛び、運動会の気持ち悪い行進の練習など運動系が多い。私は運動神経が悪くても責められない小学校や中学校に通いたかった。他に思い出すのはリコーダーである。あの縦笛にはろくな思い出がない。穴をいくつか同時に抑えるのも難しい上に音によっては半抑えになる部分もありさらに難易度が跳ね上がる。おまけに穴を間違えると分かりやすく周囲と違う音が流れるので一人で間違えてしまえば地獄が待っている。他にもこの縦笛の嫌な思い出はたくさんあるのだがこの辺にしておく。
これら以外にも痛い経験は何度もしているのだが、その後遺症か私は興味のあること以外を学ぶという気持ちがなくなってしまった。女子キャラの知識なら積極的に取り入れようとするのだが、それ以外はさっぱりである好きだったはずの歴史とかももういいやと言った感じに今現在はなってしまっている。また、一体感のあるものに全く感動しなくなってしまった。
過度に責めると責められた人間を腐らせる
私はどうしてお前は何度やってもできないんだと責められると
責められた側は自己肯定感を損なうことになると考える。何をやってもダメな人間なのだと思わせてしまうことで何にも挑戦する気力がなくなったり、学びながら生きることができなくなるなどの悪い効果が出てしまうと考えている。
実際私が自己肯定感を失ったダメな人間の見本である。人間は嫌い（現在でも暴言を吐き続けるSNSのバカを見るたびに悪化中）、金は稼げない、女子キャラからエネルギー分けてもらわないと生きることすらできないという・・・環境はそれだけ人間に影響を与えるものだ。
だが、普通に生きている人間共に環境のせいにするなお前が無能だから悪いんだよと言われればああそうだよ私が悪いんだよと返すしかない。本当に正しいことなんてこの世に存在するはずないが、世間の大衆にとってはそれが正しい考えなのだからどうしようもない。実際私みたいのが悪化したのがSNSやネット掲示板で平気で暴言を吐く本当の意味で腐った人間へと変貌するのだろうし。
数年前に私はこれから先の子供は辛い思いをさせないでほしいと願った記事を昔書いたが、汚い大人のせいで結局いじめ自殺は収まらず若い子たちの自殺は増えるばかりである。ただでさえ少子高齢化の社会なのにこんな感じでいいのだろうか・・・まあ、未だに昭和の古臭い価値観を蔓延らせている学校にそんなこと期待しても無駄か。卒業しちゃえばどうでもいいんだもんな腐った私みたいな生徒なんか。