シャイニングパールが出る前に完結させようと思い久々に。今回最終回になります。
簡単すぎる登場人物紹介
主人公
ミズキ・・・主人公の女の子。アニメ好きで自分の見た作品の推しの名前をポケモンにつける傾向にある。理由は不明だが手持ちと意思疎通できる能力がある。行く先々で厄介ごとに巻き込まれるのはもはや運命なのか。
冠の雪原編で登場する手持ち
ミク・・・インテレオン♀。クールな話し方が特徴のミズキのパートナー。
コハル・・・モスノウ♀。氷タイプのはびこる地域ということで久々に手持ちに復帰。
カグヤ・・・ドラパルト♀。げきりんのみずうみの王族の家系出身。
ニナ・・・ウーラオス♀。すっかり強くなったマスター道場のヨロイ。
アイ・・・色違いリザードン♀。ミズキが知り合いから受け取った新たな仲間。
ヨミ・・・フシギバナ♀。ニナと同様ヨロイ島で仲間になった。
ナレーション・・・管理人
ガラルフリーザー
前回ダイの木から飛び去ってしまった鳥ポケモンたち。ミズキたちはどのポケモンを追いかけるか話し合うことにした。
「それで、どの鳥ポケモンから追いかけようか?」
「シャナリシャナリの奴はこの島にいるんでしょ・・・なら、そいつから追いかけようよ・・・」
「ミクのいう通りだね!近い奴から順に捕獲していこう。」
最初に紫の鳥を追うことにした。ミズキはカンムリ雪原の奥地でついに紫の鳥を見つけた。しかし、紫の鳥は分身をして惑わせてきたのだった。
「こいつ分身できんだ・・・」
「本物はどれだろう・・・?」
「ミズキちゃん、たぶんあの子!」
「ニナありがとう!本物は貴方ね!」
ミズキは本物だと思われる紫の鳥に触れる。しかし再び分身をしてきたので同じように本物に触れるのを繰り返す。すると紫の鳥は何度も見破られた腹いせなのか襲い掛かってきた。紫の鳥はフリーザーという名前らしい。
「この子フリーザーって言うんだ。」
「おかしいのです。フリーザーは氷タイプだと聞いたことがあるのですが・・・?」
「それならガラルの姿ってことなんじゃないの。」
「それならタイプも分からないよね。アイ!お願い!」
「任せろし!」
フリーザーは氷タイプであるという話を聞いたミズキは炎タイプであるアイを繰り出した。
「アイ!だいもんじ!」
「おけ!」
アイはフリーザーに大文字を放つが効果が抜群ではなかった。更にフリーザーはいてつくしせんやサイコカッターで反撃してくる。
「ぐっ・・・なかなか効くよこれ・・・」
「サイコカッターで攻撃してくるってことはこの子エスパータイプなのかな・・・これ以上のダメージはアイが危ない!それ!」
ミズキはだいもんじのダメージがそこそこ通っていたことを見抜き、フリーザーに向かってボールを投げた。伝説のポケモンゆえに何度か抵抗はされたがアイが倒れる前に無事捕獲できた。
「よし・・・フリーザーを捕獲したよ。この子飛行エスパータイプなんだね。」
「氷タイプではないのですね・・・」
「他の2体も特殊なタイプかもしれないから気を付けて挑んだ方がよさそうね。」
「そうだね・・・次はヨロイ島にいる鳥の所へ行こう!」
ガラルファイヤー
ミズキたちは続いてヨロイ島を飛んでいるメラメラした悪魔のような鳥の元へ向かった。鳥は道場近くの空を飛んでいた。
「確か道場の辺りで目撃情報が・・・いた!追いかけて視界に入れば襲い掛かってくるかも・・・それ!」
ミズキたちは自転車にのり、何とか鳥の視界に入ると鳥が襲い掛かってきた。黒い鳥はファイヤーという名前らしい。
「ファイヤー・・・炎タイプかな?」
「いや、見た目に騙されるのは良くない・・・」
「そうだね、悪タイプかもしれないからコハル!れいとうビーム!」
「了解なのです!」
コハルのれいとうビームはファイヤーに抜群で通り、ファイヤーももえあがるいかりで反撃するが
「この感じだとファイヤーって名前の割に炎タイプじゃない・・・?そうだ!れいとうビームでだいぶダメージ入ったしボール投げなきゃ!」
ミズキはファイヤーにボールを投げるとあっさり捕まった。
「フリーザーに比べればそこまでじゃなかったね・・・」
「うん、ファイヤーは悪飛行タイプなんだね。」
「それじゃあ後は、足の速そうな鳥だね。」
「あの子はワイルドエリアにいるんだっけ・・・羽も退化しているみたいで飛べそうにないし、どうやってここから海を渡ったんだろう?」
「意外と水の上走れるんじゃないかな?ほら、忍法みたいに・・・」
「あはは・・・ヨミの発想面白いね。」
「いや、カンムリ雪原と本島は繋がっている構造でしょ・・・」
ガラルサンダー
最後の一匹であるワイルドエリアにいる脚力が強そうな鳥を追い、ミズキたちは久しぶりにガラル本島に戻ってきた。鳥はワイルドエリアの大地を走り回っているようだ。
「さて、あの子はどこに・・・いた!待って!」
ミズキは鳥を見つけると自転車で追いかける。しかし、鳥も自慢の脚力で逃亡する。
「あの鳥足が速いんだねえ。」
「まあ、翼は退化してそうですし、ドードリオみたいに陸で生きることを決めた種なんじゃないの?」
「とりあえずは追いかけよーよ!」
ミズキたちは走り回る鳥をしつこく追い続けた。ようやく鳥が疲労してきたのか、ある場所で立ち止まる。そしてしつこく追いかけてきたミズキたちに襲い掛かってきた。鳥の名前はサンダーと言うらしい。
「サンダーってことは電気タイプかな・・・」
「ミズキ、ここは私に行かせなさい。多分あの子は格闘タイプよ。」
「カグヤがそう言うなら・・・わかった、お願いね。」
サンダーは得意のらいめいげりで攻撃しようとするが、カグヤはゴーストタイプ。らいめいげりは格闘タイプの技のようでまったくダメージを与えることができない。
「カグヤのいう通り本当に格闘タイプだった・・・それなら、カグヤ!サイコファング!」
「任せなさい。」
カグヤのサイコファングがサンダーに大きなダメージを与える。サンダーは先ほどの得意技も通らないので反撃できず、四面楚歌の状態になり焦り始めている。
「今だ!入って!」
ミズキの投げたボールがサンダーに当たる。サンダーは抵抗こそしたものの、疲労がたまっていたせいか最後はおとなしくボールに収まった。
「よし、ゲットできたよ。」
「今回はカグヤの起点と発想のおかげだね・・・」
「それより驚きなのが、この子達三体全員おっとりした性格みたいなんだよ・・・ちょっと聞いてみよう。フリーザー、サンダー、ファイヤー。なんでダイの木の周りで争ってたの?」
「いや、私たちあの木の実が大好きでして・・・どうしても独り占めしたくなっちゃうんですよね。」
「いつも木に来るタイミングが一緒でね、3匹で鉢合わせるたびに取り合いになっちゃうの。」
「これでも普段はのほほんと暮らしているのだがな、ハハハ。」
「・・・あの木の実ってそんなにおいしいんだ。」
「これからは全員私のポケモンなんだからみんな仲良くするようにね。さて、3体とも捕獲で来たし、ピオニーさんのところに戻ろうか。」
探検の果て
ミズキたちはフリーズ村の民宿へ戻り、鳥伝説について報告をした。
「ピオニーさん、これが捕獲した3体です。」
「おうおう、ド・すげえな!ふんふん、これがサンダーファイヤーフリーザーか・・・全部似てるっちゃ似てるけどよ、ファイヤーは触っても厚くねえしガラの悪いヤンキー見てえだな。サンダーは足もぶっといし、全然びりびりしねえな。フリーザーはおかしなマスクつけてるし全然冷っこくねえな。ま、だいたいサンダーファイヤーフリーザーってことで達成ってことでいいか!」
「そんなアバウトでいいんだ・・・」
「これで鳥ポケモン伝説はすべて報告してくれたよな!調査完了の印をつけといてやるぜ!・・・ってありゃ、おい隊長!」
「急にどうしたんですか?」
「今のでピオニープレゼンツ伝説探検ツアー・・・全部達成したんじゃねえか?うおおおおめでてえな!ド・すげえよ!」
「そういえばそうですね。」
「しっかし隊長のその熱心さよぉ・・・もしかしてマジに伝説のポケモンたちと出会ってたりするのか?」
「ええ。全部捕獲しましたからね。」
「隊長の面見りゃわかる。きっとものすげえ探検をしてきたんだろ!そしてその探検はおまえさんだけの宝物。ミズキ隊長!オレの伝説ツアー楽しんでくれてありがとな!感謝のしるしにこれを受け取ってくれい。」
ミズキはピオニーからリーグカードをもらった
「ありがとうございます。」
「しっかし、なーんか忘れているような・・・?」
ピオニーがそういうとマックスダイ巣穴から帰ってきたシャクヤが入ってきた。
「もー親父の声、外まで丸聞こえだしーけっこういいとこ泊ってんじゃん!」
「シャクちゃん!」
「あーミズキも。マックスダイ巣穴の外ではお久ー。」
「おそーい!」
「ミズキのいう通り遅すぎるよね・・・」
「マジごめんって。親父の相手してくれてありがとねー。アタシダイマックスアドベンチャー結構楽しんだし。親父のツアー少しだけやってみよーかなって。」
「・・・あ!い、今から新しい伝説考えるから!ちょっとだけ待っててくれ、パパと一緒に探検しよう!な!」
「え、今から伝説考えるってなに・・・ってか圧がすごい!」
「とりあえずあれだ、シャクちゃんのためにピッカピカに輝く探検着作ったから待ってなさい!」
「えーやだ、親父のは普通なのになんでアタシのはゴールデンなのよ?」
「わかりきってんだろ!パパの自慢の娘なんだぞ!目立たせて周りに自慢したいだろ!?」
「これもうあなたが貰って・・・」
シャクヤはミズキに黄金の探検着を手渡す。
「あ、うん・・・」
「なんでだよ!!!」
「アタシダイマックスアドベンチャーに戻る!」
「ああっ!シャクちゃんこれは愛情の裏返しなのか・・・?隊長、ドタバタして済まねえが楽しかったぜ!アジトはこれからも気軽に使ってくれていいからな!」
「ピオニーさんどこか行くんですか?」
「これからは愛娘と家族交流の時間だ!待ってくれー!シャクちゃああああああん!!!」
ピオニーはそう言うとシャクヤを追いかけてマックスダイ巣穴に向かっていってしまったのだった。
「・・・まったく、最初から最後まで暑苦しい人だったね。」
「うん・・・まあ探検楽しかったしいいんじゃないかな?」
最後の謎
「ピオニーさんも行っちゃったし、これからはここを拠点に活動するのもいいかもね。」
「ミズキ・・・玄関にメモみたいなのが落ちてる。」
「ピオニーさんが落としていったのかな。」
ミズキはメモを拾い上げて読む。
「こ・・・の せ・・・いとほか・・・途切れ途切れになっててよくわからないなぁ・・・」
「落とし主であるピオニーのところに持っていけば何かわかるんじゃないの?」
「そうだね。届けようか。」
ミズキはマックスダイ巣穴にいるピオニーにメモを届けることにした。マックスダイ巣穴にいくと洞窟の奥辺りにピオニーがいた。
「おうおう!隊長じゃねえか!やっとこさシャクちゃんと家族交流できてるぜ!」
「それよりもこれ、お返しします。」
「むん、俺がアジトでメモを落としたって?そんなもん持ってたっけか?記憶にねえな?むむん?そのメモに写ってんのってここ・・・マックスダイ巣穴じゃねえか?」
「あ、確かにそうですね・・・」
その時、巣穴から何人かのトレーナーが逃げ出してきた。係員が声をかける。
「どうされました!?」
「マックスダイ巣穴の中にポケモンかわからない生き物がわんさか現れたんだ!」
「なんですって!やはり何らかの影響で別の世界の生態系が・・・?ウルトラホールと関係している・・・?」
「ウルトラホール・・・さっきのメモにそれっぽいことが書いてあったような・・・?」
「なんかスゲーことになってるな・・・ってことは隊長、また新たな探検が始まるかもしれねえな!この探検名付けるならあれだな!伝説!空を覆うウルトラな穴伝説!とりあえずはメモに書かれているポケモンに出会うことを目標にやってみるのはどうだ!な!」
「ダイマックスアドベンチャー自体は楽しいからやってみるのもありかもね。」
「ミズキの冒険はまだまだ終わらないってことだね・・・」
「私もどこまでも協力するからね!」
「ありがとうみんな。一旦家に帰ろうか。ムツミやレイカたちにも会いたいし。」
「さんせーい!」
「よし、早速帰ろうか。みんなで暮らす私の家に。」
ポケモンの言葉が分かる少女ミズキ。彼女たちはこれからも厄介ごとに巻き込まれつつミクたちと楽しい冒険を続けていくことだろう・・・
最終メンバー
ミク(インテレオン)♀ L90
ニナ(ウーラオス)♀ L87
コハル(モスノウ)♀ L86
カグヤ(ドラパルト)♀ L88
アイ(色リザードン)♀ L86
ヨミ(フシギバナ)♀ L86
控え
レイカ(セキタンザン)♀ L86
ムツミ(ブリムオン)♀ L86
アオ(アーマーガア)♀ L83
ミカン(ストリンダー)♀ L82