2021年7月期の推しキャラクター

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今年の夏の気温が全体的に低くなり過ぎたせいか女子キャラたちもやけに尖りに尖った重めな子たちが多かった。そんな夏だった。それにしても今年ってやべえやつしかいないの?ってぐらい濃厚で個性的なラインナップですな。ここで一度言っておくが私はそういう女子キャラたちが好きなので問題ないむしろ誉め言葉として言っているつもり。

4月期から2クールである美弦姉はこっちに書き足しました。

前期(2021年7月期)推しキャラクター

平安名すみれ

登場作品:ラブライブ!スーパースター!!
キャラクター:40/40満足 扱い:10→21/40満足 構成:17→19/20 総合:80満足(A)
CV:ペイトン尚未氏(私の中ではすみちゃんが初)

コメント

4代目ラブライブのメインメンバーの一人で金髪に赤い装飾品をしており、性格も強気寄りで奇行に走りがちという上記のミリカさんと結構被っているお方。よく見ると睫毛の色も髪色と同じ金色になっている珍しいタイプである(ほとんどの女子キャラは髪色が赤や青でも睫毛の色は黒で統一されている)。雫ちゃんや果南さんと同様メンバーカラーが緑なのに緑要素が一切ない・・・と思ったらすみちゃんは目が緑色であり、緑要素がない他のイメージカラー緑のアイドル系女子キャラの中では頭一つ抜けている。なお、平安名は沖縄由来の苗字だそうだが、実家は由緒正しき神社ですみちゃんには沖縄由来のルーツはないとのこと。っていうかすみちゃん自体に沖縄感ゼロだし・・・

1話でのんちゃんに向かって急に怒鳴り散らし、2話ではスカウトされようとわざとらしく鼻にクリーム付けてクレープ食べてわざとらしく周囲にアピールする、3話ではクーカーのライブの時にアシストしようとしたのかは不明だが、行動しようとした際に電源ケーブルにつまずいて抜いてしまいアクシデントを引き起こし、ライブ後はギャラクシーの言葉とともに逃走する、オリンピックが足枷になりまともな出番ももらえず3週間が過ぎようやく4話で当番回が来たと思ったら甲子園に巻き込まれて放送が大幅に遅れ、放送されればグソクムシの歌や秘密を見られたのんちゃんに妖怪のような顔芸して捕まえ、敷地内の小屋に監禁して呪いをかけようとするなどインパクトを与えてくるやべー奴。

序盤変なことをするとSNSですぐに叩かれる第一印象が大事な女子キャラ界でこんな扱いなので愛ちゃんの件でダメージを負っていた私からすれば先行き不安でしかなかった・・・そして歴史は繰り返されてしまった。加入後は6話で料理上手という強みを見せたと思ったらその次の話で生徒会選挙に出馬して理事長に悪い行いがバレて-20票を食らい、その直後に排泄物を催したような奇抜な恰好でれんれんちゃんを尾行させられるという私から言わせてもらえばいい加減にしろと言いたいレベルの扱いを受けた。オリンピックの影響で遅れたのにこれかよ・・・

やっぱラブライブ初代の監督と脚本家は悪い意味でふざけてばかりだな(サンシャインの監督もルビィの魅力を全部奪ってマスコット化を進めたので大概だが)。この監督は大ヒットしたゆるキャン△の監督のはずなんだけどな・・・5代目作るときはスタッフ変えた方がいいんじゃね?もしくは愛ちゃんたち虹ヶ咲のスタッフでやるとか。

すみちゃんがこんな扱いを受けるのは彼女がラブライブ系統で言えば善子ちゃんやかすみんらと同系列の奇行に走りがちなネタ枠タイプだかららしい。私は扱いの悪さから愛ちゃんと同系列だと思ってたんだが(とはいえ愛ちゃんの扱いが悪いのはスクスタの方のみなのだが)。そういや誰かがラブライブ系統の金髪はポンコツなんだぜって言ってたような気がするが、エリーチカ様にはそういう描写あったが、愛ちゃんはポンコツじゃねえからこの論は成立しませんなぁ?

そしてすみちゃんがラブライブ系統で私が一番好きな愛ちゃんを超えられたかどうかはまだわからない。残りの回で大逆転がある可能性は否定できないがこの扱いじゃ未来に期待できない・・・オリンピックの影響で遅れたので、最終回迎え次第書き足すことにする。それと今日はすみちゃんの誕生日。おめでとう。

10話以降の追記

踏んだり蹴ったりの扱いを受けていたすみちゃんもようやく10話でラップが得意ということが判明しセンターとなって報われることになった。主役を狙っていたのにずっと脇役ばかりやらされていた上に器用貧乏タイプのバランス型だから自信がすっかりなくなっていたんだろう。だから実際に選ばれた時怖くなって躊躇してしまう。だが、クゥクゥちゃんとの衣装関連の素晴らしきやり取りのおかげで輝くセンターになれた。すみちゃんは今年の色々不遇で個性的な子たちの中では数少ない救われた存在になれたかもしれない。2期あるなら待ってるからね。

沢田千秋

登場作品:かげきしょうじょ!!
キャラクター:38/40満足 扱い:20/40満足 構成:17/20 総合:77満足(B)
CV:松田颯水氏(パウパトロールのラブルなど)

コメント

十勝出身の双子の妹。宝塚系の演劇の作品であり、閉鎖的な縦社会やイビリが苦手な私は避けるか避けないか考えている時期が一時的にあったが、JKの女子キャラがただでさえ減少している今年は作品を重いかどうかで選んでいる暇はないのである。ちあちゃんはこの歌劇団に受かった時点で高1なので年齢的にはJKとなるので問題ない。

だが、この作品の主要女子キャラたちは何かしら闇を抱えており、序盤の愛ちゃん(奈良田の方)や山田さんの時点で結構重さを感じてしまった。そしてちあちゃんも例外ではなかった。というのもこの子、1年前の99期生の時に姉の千夏ちゃんだけが受かってちあちゃんだけが落ちてしまい、引きこもり生活をするようになってしまったという過去があり、その結果千夏ちゃんが入学を辞退するという苦しみを味わっているやっぱり同じような見た目の双子ならどっちかいればいいやってことで落としたんだろうか?パウパトロールだったらちあちゃんの方が選ばれてるのになCV的に。

5話で千夏ちゃんがその闇である嫉妬の片鱗をのぞかせており、2人の当番回である9話でその闇は全開になってしまった。体育祭の時にやってきたお偉いさんであるミレイさんが千夏ちゃんとちあちゃんが双子だと気づかずに(本当は気づいたようだが)騒動が起こり、喧嘩に発展してちあちゃんが家出する(と言ってもさらささんと愛ちゃんと部屋を入れ替わるだけ)発展してしまった。千夏ちゃんの我慢とちあちゃんの罪悪感がそれぞれの心に不満として溜まり、何でも言いあえる関係でなくなったことによりこの争いは起こってしまったのだろう。しかし、正直こういう問題はどこかで清算しないとだめなものなのかもしれない。

終盤で千夏ちゃんがミレイさんに謝罪したことで仲直りすることができ、双子とはずっと一緒にいられるわけではない、すでに別れた道を歩いているしかし、道はまたいつか交差するということで話がまとまったようだ。私は何があってもちあちゃんについていこうと思う。私はアニメが始まる数か月前から作品を調べてこの子だって思った子を推しに選んでいるんだからさ。

格好も行動も言動もそっくりすぎる双子とはいえ、ずっと一緒にいられるわけではないということは親からバニシングツイン(妊娠時は双子だったが後に片方の胎児が消えるように亡くなってしまうこと)だと聞かされたことがある私としては何となくわかる気もするが・・・関係ないか。メイン女子キャラ全員を主人公として立たせ、全員の抱えている悩みを書いた点は構成しっかりしてるって感じました。ちあちゃんたちは双子は9話以外影薄すぎたけど。羨ましいなぁ山田さん当番回2回ももらえて・・・

それとこの作品は最初から少女漫画誌で連載してたんじゃなくてジャンプ系列のジャンプ改で連載してたのが意外。ジャンプ改が休刊したことで少女漫画で有名な白泉社のMELODYに移籍したようだ。なるほど、女子キャラ漫画のことを調べることは色々と勉強になりますねえ。

宮沢風花

登場作品:白い砂のアクアトープ
キャラクター:40/40満足 扱い:31/40満足 構成:18/20 総合:89満足(A)
CV:逢田梨香子氏(かくしごとの千田奈留さんなど)

アイドルを引退した元アイドルというJKが出てくる女子キャラ系アイドルアニメが横行している今年には珍しい逆行したポジションにいる。1話冒頭で転校の手続きをしたと発言しており、その後行った沖縄でくくるんが彼女に「高校生?」と聞いており、5話では母親が新学期が始まるころには帰ってきなさいと言っているのでアイドルと学生を両立していた雫ちゃんらと同様のタイプだと推測できるので問題ない。大学生かもしれないって?大学は高校と違ってそう簡単には転校できないから可能性は低いだろうし、とある台詞からくくるんとは同い年であることが分かるため、高校3年生で問題ないだろう。最初は色々あったが沖縄で暮らした1ヶ月を経てくくるんとは百合夫婦姉妹のような関係性を築いた(実際、くくるんにも生まれてくることができなかった双子の姉がいたようだしバニシングツインの私としては何となくシンパシーが・・・これ言うの2回目だけど)。ふらっと沖縄に行ったことは無駄にならなかったどころか彼女にとって良い経験になっただろう。

後輩の事情を聴いて自分のポジションを譲ってアイドルを引退したりもするが、岩手に帰ろうとしたつもりがふらっと沖縄に行ったり、11話では水族館の閉館に抵抗するくくるんのために真っ先に台風の中水族館に向かってそのまま立てこもりに協力しているなど、全体的に見ても優しさと行動力は並外れているような気がする。台風で設備が破壊された時絶望するくくるんに言った言葉「夢を失っても未来がなくなるわけじゃない。」・・・か。夢を失った風花だからこそ説得力のあるいい言葉じゃないかそういうところ好きよ。

最終的には終盤で後輩アイドルを通じて映画監督からオファーをもらい、くくるんの後押しもあって映画に出ることを決め東京に戻ることにしたようだ・・・と思ったら飛行機に乗らず、くくるんのところに戻り姉になる宣言をして映画のオファーは蹴り、新しい夢を見つけるために実家に帰ることにしたようだ。姉になるんじゃなくてさ・・・結婚しろ。EDが深海遺跡で幻想的な雰囲気なのもよき。くくるんと風花の間に百合の波動があることを感じさせてくれる。このEDだけで結構お腹一杯になるのも◎。

とまあ綺麗に〆ようと思ったが12話が終わった後に気づいてしまった。この作品が2クールだってことに。後半はくくるんたちが新しい水族館ディンガーラを舞台に奮闘する話になるのだろう多分。視聴は継続するが今年が色々とアレなので重くならないか心配な所。それと風花はすぐ帰ってくるって言ったけど果たして帰ってくるのか・・・

2クール目見たけどなんかキャラ同じだけど全く違う作品になっていたんだけどそう感じたの私だけなんだろうな・・・風花はすぐ戻ってきて飼育課に配属されたのは良かったし、次なる目標を支持したかった。だけど色々考えたけど私の中では12話で完結したことにさせてもらうことにする。私が見たいのは大切な場所を守り切れなかった上に大企業に吸収される形になってうざい上司が幅を利かせているお仕事アニメじゃないんだよ悪いけど。なんかこの感覚凪のあすからで推しのちさきだけ年取ったあの時のことを思い出してしまって辛くなったのだよ。

推し以外のお勧め

照屋月美・・・いつも実家の飲食店を手伝っている作中での愛称はうどんちゃんだけど私は月美ちゃんと呼んでしまうくくるんの友人。いずれは独立して自分の飲食店を持つのが夢らしい。序盤はあまり目立たなかったが6話の海の生き物を催したかき氷の話でさすが飲食店の娘ですなーと思った。なお、彼女もカノジョの渚ちゃんとは中の人が同じだったりする。

平原美弦

登場作品:BLUE REFLECTION RAY/澪
キャラクター:35/40満足 扱い:13/40満足 構成:17/20 総合:65満足(B)
CV:上田麗奈氏(安達としまむらの永ちゃんなど)

コメント

最終評価はこちらに書き足しました。

総評

正直今期のメイン層の金髪ツートップがどっちもアレな扱いだったため、全体的に低い評価を付けざるを得なかった。その一方で一番安定してたのは断トツで風花。それにしても今年って変な方向に尖った女子キャラが多いなぁって思った今日この頃・・・そんなわけでこれまで出会った色々な意味でイカれた2021の推しキャラたちを紹介するぜ!

自分で自分をどうかしているんだよって言っちゃう夢芽ちゃん

最初から不穏な感じはあったけど選んだら22話までずっと悪役だった上に最後はいなくなってしまった美弦姉

自身がドルオタなのに自分も前線に飛び出してアイドルになった雫ちゃん

自慢の頭脳で策略を立ててライバルを出し抜こうとする黒羽

姉に対して自分だけ落ちたという足枷のような闇を抱えていたちあちゃん

主人公男を落とすためにストーカーして主人公男の家の庭で一夜の間キャンプして根性で配信もしたミリカさん

1話から奇行を繰り返しラブライブ系統の色々やべーアレなポジションを継いでしまったすみちゃん

アイドルアニメ全盛期にアイドル辞めて実家の岩手に変えるつもりがふらっと沖縄行って大切な存在を見つけた風花

2話の愚行で見事に炎上してしまった炎上女王レミさん

・・・まともって言えるの十子ちゃんだけだなうん。もうここまでくると10月期にどんな女子キャラに出会えるのかオラワクワクすっぞ。テンプレな女子キャラにも飽きられがちだから尖った子が増えている傾向にあるのかもしれないしそうじゃないのかもしれない。なお、何度も言っておりますが、我がJKK女子キャラクター研究所は尖った個性的な女子キャラたち全員を応援しております。

多分のこの現象はJKの女子キャラを求めるとオンリーワンよりナンバーワンかつトップを争う宿命から逃れることができないアイドル系アニメを主力にせざるを得なくて、なおかつ芳文社(きらら)枠がないのも原因なんだろう。よくよく考えてみれば今年はゆるキャン△の2期だけだし、次のスローループは2クール先の1月からだしなぁ。とはいえ、10月からはやくならマグカップもの2期があるので十子ちゃんが帰ってくるから安定するはず。

今期の格言

まともなんて期待したら個性というしっぺ返しが飛んでくる。それが女子キャラだ。

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