弱肉強食を強要する人間は自然に帰ってほしい

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弱肉強食。肉食動物が草食動物の肉を食って食物連鎖が成り立つことを伝えている動物達の世界における自然界の掟とも言える四字熟語である。とはいえ、これが全てというわけでもなく、草食動物が時には反撃をして肉食動物を逆に追い払うという事もあるので動物界すべての場合に当てはまるわけでないが。

そんな言葉だが、最近は弱いと勝手に判断した相手に対してマウントを取るためだけにこの言葉を利用する人間が多くみられる。「この世はしょせん弱肉強食。弱い奴は死ぬしかないんだよ。」みたいな形で。

人間は野生動物と違って理性があるはずなのに、今現在でもこの言い回しを使う人間が多くいるのは文明社会は見かけだけで野生動物みたいな世界がいまだに繰り広げられているのではないかと思うと絶望しかない。なので今回は弱肉強食を見下す行為に使う人間について私が思うことを書いていく。

弱肉強食をマウントに使う奴は自然界に帰ってほしい

私は弱肉強食を説教やマウントを取るなどに使う人間に

そんなに自然界の掟が好きなのなら、もう自然界に帰れと言いたい。

自然に帰って、文明の遺産などを使わずどうぞ動物たちと自分たちの身体をかけた命がけの弱肉強食戦争を繰り広げてくださいなとしか返す言葉が思いつかない。それ以前に同族でつぶし合おうと考える人間のこと自体が私には理解できない。相手にを潰すより適性を見て協力し合った方が何倍もいいだろうに・・・

動物と違って人間は同族を殺して食べるという文化はないから（猟奇的な奴などの例外は知らない）、いくら弱いやつは死ぬしかないと言われたところで弱いものが強い物に攻撃などの行為をやられたら自殺をしない限りは自動的に生き殺し状態（PTSDや精神障害）になるので、正直動物達よりやってることがエグイと感じる。それに加え、PTSDなどで精神に問題が生じてしまうと

・自信がなくなる

・人間に恐怖を感じて引きこもりになる

・精神薬が手放せなくなる

等の症状を抱えることになり、世間様には普通でない人間は危ない行動を起こすのではないかと警戒され（実際、ここ数年で引きこもりの人間が起こした事件で「引きこもりが事件を起こした」という部分が強調された報道のせいで引きこもりを叩きに向かう人間が未だに多くいる）危険人物として扱われるようになるからこれまた地獄。しかもそのダメージに対する保証は今現在の法律では何もない。この辺はいじめ後遺症とかの記事でもさんざん言っているが叩かれる、いじめられることに耐えても本当に精神の強い人間以外は強くなることはないし、泣きっ面に蜂なのである。

マウント取りたがり人間は無視するしかないのだろう

今のところこういう人間への対処法は

同じステージに立たないように無視するしかない。

ここでいう同じステージというのは相手を見下して馬鹿にしたり、自分は正しいことをしているんだと思い込んで弱肉強食などの言葉を用いて説教をくらわすことをしない人間になることである。まずは人間は個体ごとにできることできないことは違うこと、性格が外向的か内向的かも違うなどの”基本的な違い”というものを把握することが始まりではないだろうか。それでも分かり合えない人は放置するしかないだろう。

こういう時、基本的な違いを分かりやすく表現している存在がアニメなどに登場する女子キャラたちだ。彼女たちの違いはビジュアルや性格などをはじめ、基本的な違いが明確に分かりやすくなっているので基本的な違いを理解したい人たちにはぜひ見てみる、触れてみることを推薦したい。

だが、私は人間社会においては攻撃をして相手を蹴落とそうとしたり優位に立とうとする人間の方が弱いものなのではないかと思っている。裏を返せば常に威嚇をして相手をけん制していないといられないという見方もできる。少なくとも私は人間に優劣をつけて弱肉強食の4文字だけでですべてを片付けようとする人間にはなりたくないものだ。