好きで不登校になる人間なんかいない

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現代の問題としても有名な若い人間たちが学校に行きたくないがゆえに陥りやすい不登校。しかし不登校になった時周りの反応を見てみると・・・

不登校になるのは甘え、そんなことでは未来などないぞ!

学校ごときで普通に過ごせないようでは社会で生きていけない!

世の中には学校にすら通えない人もいるのにお前はなんなんだ!

・・・とまあ自ら進んで不登校になる不良たちのイメージでも強いのか、このような否定的な意見ばかり聞く。私が思うに不登校になる人間というのは自ら進んでなっているようにみえる不良も含めて好きでなっているわけではないと私は思っている。

私もいじめをずっと受け続けてきた身なので、学生だった当時は不登校になりたかったがなれずに精神を壊して今でも苦しい思いに縛り続けられている。今日はそんな私が不登校について思うことを書いてみる。

不登校の原因は大半がいじめや考えの違いで浮いてしまうこと

私の思う不登校になる原因というのは、価値観や考え、能力が多数派や普通の範囲内に収まっている人間たちに気味悪がられることによって、いじめを受けたり迫害されることによって学校に居づらくなってしまい、それによって精神的に不安定になり不登校になる人間が圧倒的多数の原因だと思っている。他にも学業不振によって教師に目の敵にされたり、運動ができないことによって体育などでチームの足を引っ張りそれらがいじめにつながることもある。

不登校になっている人間はいじめなどの原因さえなければ学校に通ってもいい、もしくは通いたいと思っている人間の方が多いと思う。いじめという物は人の考えを歪ませてしまうほど、精神と心に大きな影響を与えるのである。

 不登校になっている人間を本気で助けたいなら寄り添うこと

上記のような発言をする人間の中には不登校によって将来がおちぶれそうになっている子供を救いたいという気持ちが先行して、甘えだのそんなんじゃ将来生きていけないだのきつい言葉をかけるのだろう。

だが、あえて私は言う。現代には不登校になって普通のレールを外れても生きられる道は無限にある。良い学校を出て一流企業の会社員になることだけが人間の生きる道ではないはずだ。会社員の道というのは多くの人がその道に進んでいて尚且つなりやすいから一般的な道として提示されているだけなのである。

不登校で苦しんでいる人間を本気で救いたい、力になってあげたいと思っているのならまずはその人間の気持ちを聞いて寄り添って解決策を一緒に考えてあげるのが一番だろう。不登校になっている人間の気持ちも聞かずに甘えだの将来生きていけないだの学校に通えない奴よりは幸せなんだぞなどと言っているようでは自分が不登校の人間を見ることで不愉快な気持ちが生まれるからという理由で八つ当たりしているようにしか見えない。

学校でただでさえ苦しい思いをしているのに家庭でも追いつめられているようでは、不登校から更に自信を無くして引きこもりになり、最終的にはニートになってしまうのは明確だ。だからこそ、不登校の人間を批判するのではなく、1人でも多くの人間を不登校から救い出す方法を考え、それを実行したほうがよほど有益になると私は思う。

成人後に学校への恨みで事件を起こしてしまってからでは遅いんだよ!!!

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