ポケモンソードシールドプレイ記 その21

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今回でバドレックス編がほぼ完結いたします。

簡単すぎる登場人物紹介

主人公

ミズキ・・・主人公の女の子。アニメ好きで自分の見た作品の推しの名前をポケモンにつける傾向にある。理由は不明だが手持ちと意思疎通できる能力がある。行く先々で厄介ごとに巻き込まれるのはもはや運命なのか。

冠の雪原編で登場する手持ち

ミク・・・インテレオン♀。クールな話し方が特徴のミズキのパートナー。

コハル・・・モスノウ♀。氷タイプのはびこる地域ということで久々に手持ちに復帰。

カグヤ・・・ドラパルト♀。げきりんのみずうみの王族の家系出身。

ニナ・・・ウーラオス♀。すっかり強くなったマスター道場のヨロイ。

アイ・・・色違いリザードン♀。ミズキが知り合いから受け取った新たな仲間。

ナレーション・・・管理人

白い馬と黒い馬

前回、本を読んで豊穣の王の愛馬について調べたミズキはバドレックスのところに戻る。

「いろいろ調べてきたよ。」

「カム カムクラウ」

バドレックスはそう言ってピオニーを呼び出すと再び操って会話し始める。

「・・・人の子よ。愛馬について分かったであるか?愛馬の好物があればあやつをおびき寄せられるやも!」

「うん。愛馬の好物はニンジンらしいよ。」

「ほう!ニンジンか・・・共にいたのが遥か昔でヨは忘れてしまっていた。たしかにあやつはなんらかの作物を前にすると飛びついて抑えるのに骨を折ったである。あとはニンジンさえあれば行方知れずの愛馬をおびき寄せることかないし。ニンジンの種が一粒でもあればヨがはぐくむことも可能であるが・・・」

「あ、それならこれ使ってみる?色々調べていた時に間違って交換しちゃったんだけど。」

ミズキは村で聞き込みをしているときにのニンジンを育てている農家に誤ってニンジンの種を交換してしまっていたのであった。

「なんと!?その奇怪な袋がニンジンの種であると・・・?人間の力も常に進化しているであるな。しかし、フムムム・・・村の畑ではニンジンを育てるのに不十分であるな。豊かな土壌があればヨの力で作物を育むこともできるのだが・・・我が雪原で作物を育てるのに十分な土地は・・・」

バドレックスはそういうと力を使って2つの候補を導き出した。

  

「一つは冷たく清らかな雪深い土地の畑。一つは死者を弔いし墓標のかたわらにある畑。ふたつのいずれかであればヨの力を使いニンジンを育むことが可能だ。いずれかの畑を選び種をまいてほしいである。」

バドレックスはそういうとピオニーを再び開放して空へ去っていった。解放されたピオニーは民宿の中に戻る。

「結局どっちの畑にしようか・・・2匹いるなら両方に畑に種をまいて呼び寄せることは・・・難しいよね。ニンジンの種にも限りがあるし。」

ミズキが悩んでいると、近くの老人が愛馬について歌ったと思われる歌を孫のために歌っていた。

「まっしろ暴れん坊つめたいニンジン食べた。まっしろはこおりの色冷たい野菜をムッシャムシャ。まっくろ暴れん坊くろいニンジン食べた。まっくろはゴーストの色黒い野菜をパックパク。」

「あの歌・・・愛馬について歌った歌だね。」

「白い氷の馬と黒いゴーストの馬・・・どっちを選べばいいんだろう。」

「ミズキっちの好きな色を選べばいいんじゃないかな。どっちも王の愛馬なら変わらないじゃん。」

「アイ・・・そうだね。よし!決めたよ!」

アイの励ましを聞いたミズキは畑に向かった。

ブリザポス

ミズキが向かったのは・・・雪中渓谷にある雪深い土地の畑だった。

「よし!こっちに決めた!白い氷の馬を呼び寄せてみよう!」

そんなミズキの元にピオニーを操ったバドレックスがやってきた。

「畑の一つにたどり着いたのであるな。この畑には冷たいニンジンが実る。確か氷タイプの愛馬がよく食していた野菜である。もう一度聞くが・・・本当にこの地へ種をまくのでよいであるな?」

「うん!」

「承知した。では、種まきを頼むである。」

「分かったよ。」

ミズキは畑に種をすべて撒いた。

「植え終わったよ。」

「うむ!小気味良い土さばきであった!次はヨのばんであるな。今こそ力を見せようぞ!ンム ムイ! カム カムイ! カムカムーィ!」

バドレックスはそういいながら踊りを踊る。すると畑は不思議な力に包まれ、冷たいニンジンが一本だけ実った。

「あれ、一本だけ・・・?」

「すまぬ、まさか一本しか実らせられぬとは・・・落ちぶれし我が力・・・ああ嘆かわしい・・・しかし、この嘆きとも間もなく別れの時。さぁ、その冷たいニンジンを力の限り引っこ抜くである!」

「分かった。それ!」

ミズキはニンジンを力を込めて引っこ抜いた。

「人の子よ、よくぞやったである。そのニンジンを用いれば我が愛馬をおびき寄せることかないし。あとはヨの力を増幅するキズナのタヅナさえあればたやすく愛馬を乗りこなせるが・・・もはや人間からあれをささげられることはないだろう。」

「バシロォース!」

その時、横を一匹の白い馬が走り抜けた。顔に仮面をかぶったような真っ白な馬であった。

「あやつは我が愛馬・・・ブリザポス!?あの白く輝く毛並み、粗暴に走る姿・・・出会いしころと微塵も変わらぬああ懐かしや・・・」

「見つかってよかったね。」

「私の見立てではあの馬は狂暴そうには見えないけど・・・」

「ミクさん、ポケモンは見かけによらない物なのです!油断したら倒されてしまうほど強い可能性もあるのです・・・」

「あやつはニンジンの匂いを感じ取ったか詳しい場所までは分からぬと見た。走り去った方角から村にニンジンを奪いに行ったのやも・・・」

「ってことは・・・」

「フリーズ村が危うい!急いで向かうである!」

バドレックスはそういって村の方に戻っていった。

「私たちも追いかけよう!」

ミズキたちも大急ぎでフリーズ村に戻る。村に着くとブリザポスは村の畑に鎮座して今にもニンジンを食べつくそうとしていた。

「ブル ブルホォス・・・」

「ブリザポス辞めて!」

ミズキがそう叫ぶとブリザポスはミズキの方に向きを変え突進してきた。

「バシロォーッス!!!」

「ニンジンを狙っているみたい。アイ!お願い!」

「任せちゃって!」

「アイ!かえんほうしゃ!」

かえんほうしゃはブリザポスの体力を大きく削る。しかし、ブリザポスもつららおとしでアイを一撃で倒してしまった。

「バシロォース!」

「うぎゃああああ!!!」

「アイを一撃で倒すなんて・・・ニナ!暗黒強打!」

「任せてねっ!はぁっ!」

だいぶ体力が減っていたこともあり、ニナのあんこくきょうだを受けたブリザポスは力尽きた。

「フス ブフルス・・・ブロォース!」

しかし、ブリザポスは方向を変えて老婆に向かって突進しようとする。

「きゃあ!」

「カム カムクラウ!」

間一髪物陰から見ていたバドレックスがブリザポスの力を一時的に食い止め、ブリザポスは走り去っていってしまった。老婆は無事だった。

「よかった・・・ん?なんだろうこれ?」

ミズキは足元に落ちていたブリザポスのものと思われるたてがみを拾った。その後、村長からお礼を言われ、過去にフリーズ村では愛馬のたてがみとバドレックスが咲かせる花でタヅナを作っていたという話を聞かされる。

キズナのタヅナ

ミズキは村の奥にいるバドレックスの元へ向かった。

「さきほどは村を救ってくれた感謝である。本当であればヨがあやつを御すべきであるが立ち去らせるのが精いっぱいであった・・・タヅナがあれば・・・」

「さっき村長さんから聞いたけど、バドレックスの花とこのたてがみがあれば作れるんだって。」

「はなか・・・そうか、そうであったか!人間がタヅナを作れなくなったのはヨへの信仰を忘れていたからと思っていたが・・・その材料をヨが作れなくなったからであったか。長き間ずっと勘違いしていたようであるな。かがやくはなは多くの力を使わねば咲かぬゆえ数百年咲かせられなかったが先ほどから少し力が湧いてくるである。どれ、久方ぶりに咲かせてみよう!・・・クラウス ブルムス!」

バドレックスはそういうと力を籠め、青色に輝く花びらを作り出した。

「すまぬ・・・花一輪はさすがにきつかったである・・・足りるかどうかわからぬがその花びらを用いてキズナのタヅナを作ってほしいである。タヅナを作る一族の末裔が村にいるはずだ。頼んだであるぞ。」

「末裔って・・・やっぱり村長さんかな?行ってみよう!」

ミズキは真っ先に村長の家に向かう。

「おや、お客人・・・いや、村の救世主!何か御用ですかな?」

「この材料で、タヅナを作ってもらえませんか?」

「なんと、キズナのタヅナを作ってほしいですと!?困りましたのう・・・わしのひい祖父さんの時代であれば作ることもできたじゃろうが・・・今は作り方を覚えているものはおりませぬ・・・それにタヅナを作るのに必要な花もないじゃろう。」

「花びらならあります!」

「それは・・・輝く花のはなびら・・・もし本物だとすると豊穣の王は本当に・・・いやまさか・・・しかし、お客人にはお世話になったでな。材料を貸してくだされ!ひい祖父さんたちのようにうまくできるかわからぬが・・・今こそわしが村の伝統を蘇らせて見せよう!」

「よろしくお願いします!」

材料を受け取った村長は作業を開始する。しかし・・・

「ふむ!全然ダメだったようじゃ。手先は器用な方なのじゃが、もっと繊細なテクニックのある人でないとタヅナは作れんぞい。」

「えー・・・そんな・・・」

「そうしょげないでおくれ・・・ほんとうにすまんかったのう・・・」

「それじゃどうすれば・・・」

そこにピオニーが入ってきた。バドレックスからは解放されているようだ。

「おうい!村長さんよ!借りてる部屋のシャワーお湯が出なくなっちまったぞ!」

「すまんかったのう。後で見てみますじゃ。」

「おっ、隊長も。なーんか取り込み中だったか?空気重いぞ。」

「実は・・・」

ミズキはこれまでのことをピオニーに話した。

「ダーッハッハッハ!なんだそんなことかよ!要はヒモができりゃいいんだろ。材料かしてみろい。それでこのはなびらとたてがみをどうすりゃいいんだい!」

ピオニーは村長から作り方説明を受けると、タヅナをいとも簡単に作ってしまった。

「ほらよ。これでいいか?」

「ありがとうございます!」

「顔に似合わずやるのう!まさしく我が家に伝わるキズナのタヅナですじゃ。」

「ダーッハッハ!伊達にじゃじゃ馬娘の洋服お裁縫してねえぜ!」

「(シャクヤの服ってピオニーさんが作ってるんだ・・・)」

「ちなみに探検着もオレのお手製さ。」

「・・・なんにせよ、キズナのタヅナが手に入ってよかったのう!」

「これをバドレックスに渡しに行けばブリザポスもおとなしくなるよね。」

カンムリ神殿

ミズキはピオニーと共に外に出る。すると、上空からやってきたバドレックスにによってピオニーは再び操られる。

「人の子よ。キズナのタヅナは作れたであるか?」

「ばっちりだよ。」

「ああ!うれしや嬉し!ヨの方は先ほど愛馬の居場所を突き止めたである!あやつはカンムリ神殿を根城にしているである!かつてヨとあやつが過ごした場所!」

「神殿って・・・そういえば足跡探しをしていた時に一回迷い込んだような・・・」

「あの山頂にあった古い遺跡みたいな建物かな・・・」

「かつてを思い出すのでヨは足が遠のいていたが・・・まさかあやつヨとの思い出に浸って・・・?いや、まさかな。まあいい、キズナのタヅナとニンジンをもって上ってきてほしいである。ヨは先に向かうである。」

バドレックスはそういうとピオニーを操ったままカンムリ神殿に向かった。

「私たちも行こうか。だけどその前に・・・あの子を呼び戻しておこう。」

「誰を呼び戻すの・・・?」

「ヨミだよ。あの子は眠り粉が使えるし、ブリザポスとの戦闘でも活躍できると思ったから。」

「ふうん・・・考えたね。」

ミズキはそういうとボックスを操作してヨミを自宅から転送してもらった。

「ミズキちゃん久しぶり!また会えてうれしいよー!」

「あはは、相変わらずだね。ヨミにちょっと手伝ってほしいことがあるんだけどいいかな。」

「もちろんだよ!」

ヨミを再び手持ちに加えたミズキは神殿の中に足を踏み入れる。中ではバドレックスが待っていた。

「人の子よ。待ちわびたぞ。」

「そんなに待たせたかな・・・?」

「カンムリ神殿はかつてヨが住んでいた場所。ブリザポスは力を失いし今のヨをあなどりここを根城にしているのだ。キズナのタヅナは持ってきてくれたであるな?」

「ここにあるよ。」

「確かに受け取ったぞ。この手触り、この色つや・・・懐かしや・・・ブリザポスはとても気位が高いポケモン・・・あやつ以上の力を見せねば主として認めてくれぬが・・・キズナのタヅナを用いてヨが直接力を送り込む。さすればあやつは再びヨに寄り添ってくれるであろう。というわけであやつを呼び寄せるためにニンジンをあそこに置くである。」

バドレックスはブリザポスが寝床にしていると思われる場所にあるカゴを指して言った。

「分かったよ。」

ミズキは籠の中に冷たいニンジンを設置した。

「よし、これでいいかな。」

「いよいよであるな。おぬしは一度愛馬を打ち負かしておる。あやつは脅威となるものに好んで近寄らぬゆえ、身を隠して待ちかまえるのである。」

「うん。みんなバトルの準備はできてるかな。」

「いつでもオッケーだよ!」

「私の出番は・・・また回ってこないかな。」

「ミク・・・今回は来ると思うよ(多分この後ブリザポスを従えたバドレックスと戦う必要あるだろうし)。」

ミズキたちは身を隠し、ブリザポスの帰りを待つ。しばらくするとブリザポスが戻ってきてニンジンを見つけて食べ始める。

「今だぞい!」

バドレックスはニンジンに夢中になっているブリザポスの背後に回りタヅナを使って暴れるブリザポスを押さえつけようとする。ブリザポスも必死で暴れて抵抗する。

「バドレックス!大丈夫なの!?」

「問題ない!」

しばらくするとタヅナの力でブリザポスはおとなしくなり、バドレックスを背に乗せたじんばいったいの姿となった。

「人の子よ。オヌシらのおかげでヨの元に愛馬が戻った。おかげで全盛期の力も取り戻せた。信仰を亡くしたと思い込み愛馬をもなくし、孤独のふちにいたヨをオヌシは救ってくれたのである。」

「まあ、全部成り行きでやったことだし・・・」

「だけど、ミズキちゃんがいなければバドレックスさんはずっと一人だったってことだよね。」

「感謝してもしきれぬとはまさにこのこと・・・して、どうであろう。いまのヨを捕らえることができたならオヌシを認め、その力を貸そうぞ。心を決めたならばヨに挑むがよいである。」

「分かったよ。勝負させてもらうね。」

「と、その前にこの者は元の場所に返しておくであるな。むやみに寒空の中凍てつかせるのも哀れであるからな。」

バドレックスはそういうとピオニーをフリーズ村まで返した。

「準備は整ったね。さあ皆行くよ!」

「分かってる・・・」

「絶対に仲間にしようねっ!」

「わたくしも全力で協力するのです!」

「本当の王族の力、見せてあげましょうか。」

「私の炎技なら、馬の弱点は突けるっしょ!」

「せっかく呼び戻してもらったんだ・・・このチャンスは無駄にしないんだから!」

「・・・カムンバ クラウンバ・・・カ ムカムルゥ!」

ついに始まるバドレックスとの勝負・・・ミズキはミクたちと力を合わせ、バドレックスを無事に捕獲できるのだろうか・・・?

現在の手持ち

ミク(インテレオン)♀ L82

ニナ(ウーラオス)♀ L78

コハル(モスノウ)♀ L77

カグヤ(ドラパルト)♀ L80

アイ(色リザードン)♀ L77

ヨミ(フシギバナ)♀ L79

控え

レイカ(セキタンザン)♀ L80

ムツミ(ブリムオン)♀ L78

アオ(アーマーガア)♀ L78

ミカン(ストリンダー)♀ L74

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