ポケモンソードシールドプレイ記 その12

Pocket

簡単すぎる登場人物紹介

ミズキ・・・主人公の女の子。アニメ好きで自分の見た作品の推しの名前をポケモンにつける傾向にある。理由は不明だが手持ちと意思疎通できる能力がある。

ミク・・・インテレオン♀。せっかちな性格。クールな話し方が特徴のミズキのパートナー。

エリカ・・・セキタンザン♀。なまいき→がんばりやな性格。気が強く自信家。今回でキョダイマックスの力を手に入れる。

ムツミ・・・ブリムオン♀。ひかえめな性格。おとなしくて心優しい。

コハル・・・モスノウ♀。おくびょうな性格。ミズキに最もなついている。

ミカン・・・ストリンダー♀。やんちゃな性格。ハイな姿に進化した。

カグヤ・・・ドラパルト♀。わんぱくな性格。げきりんのみずうみの王族の家系生まれ。

リリィ・・・サダイジャ♀。れいせいな性格。ミズキの仲間で唯一のキョダイマックス可能個体だったがエリカが力を手に入れたため控えに回ることに。

ナレーション・・・管理人

それ以外は省略。

助手の裏切り

ミズキがソニアからの連絡を受けポケモン研究所に駆けつけると、すでにソッドとシルディがソニアとマグノリア博士に願い星を渡すよう横柄な態度で研究所に居座っていた。

「「ローズ委員長が集めていた願い星が今ここにあること、セレブリティにはおみとおし!セレブリティでない貴方方には不釣り合いな代物です。我々に差し出しなさい。」」

「願い星とセレブには何の関係もないでしょ!あんたたちになんか渡せるわけない!」

「そのようですね。願い星の価値が分からない貴方たちには必要ありません。」

「やれやれ・・・どうしましょう弟よ。」

「困りましたね兄者。」

「「ハーッハッハッハ!!!」」

「ソニアさん!」

「困ってんのはソニアと博士だよ!ポケモンを強引にダイマックスさせて許さないぞ!それと朽ちた盾も返せ!」

「ホップ!ネズさんにミズキも!」

「おやおーや、また敗北を味あわせてあげましょうか?」

「ぐっ・・・うう・・・」

「いい負かされてんじゃないっつーの!」

「その通りですよ。一度負けたぐらいで気持ちまで負けてはだめです。」

「それなら私と一緒に戦おう。あっちも2人なわけだし。」

「わかった!ひとまずこいつらに出てってもらうぞ!」

「我々に向かってコイツらですと~?」

「兄者、我悔しい!コイツらごときにコイツら呼ばわりされるなんて!」

「ええ!高貴たるものとして無礼な態度は許せません!前より戦闘向きのポケモンで叩き潰して差し上げましょう!」

「皆行くよ!」

「了解なのです!」

ソッドとシルディの手持ちはグソクムシャ、ドータクン、キリキザン、タイレーツ、ニダンギル、ギギギアル。強力なポケモンばかりであったが、ミズキはホップとうまく連携してなんとか倒すことができた。

「よっしゃ・・・勝った!勝ったぞ!」

「我々のトレーニング用のポケモンが負けるとは!?」

「(ほとんど前と変わらないメンバーじゃない・・・)」

「ふん、二人がかりとはいえほめてやりましょう。」

「お前らも二人がかりに見えますがね。」

「早く朽ちた盾を返してポケモン暴れさすのもやめろよ!」

「あの・・・お話し中よろしいですか。」

言い合いの最中で口を開き、ソッド達の前に歩いていく人物が。ソニアの新しく入った助手だ。

「・・・潜入任務ご苦労様でした。」

「ねがいぼしは手に入れましたか?」

「ええ。ソッド様、シルディ様が時間を稼いでくれたおかげで。」

そう言って助手はソッドとシルディにねがいぼしを渡した。どうやらソッド達がここに願い星があることを知ったのはこの助手のせいだったらしい。これにはソニアも困惑せざるを得ない。

「裏切ってたってこと!?」

「ちょっと待って、保管してた願い星!?」

「みごとにやられましたね・・・」

「「フハーッハッハ!先ほどの勝負はただの目くらまし!我々は戦う前から勝っていたのです!それではグッドバイ!!」」

願い星を手に入れたソッドとシルディは走り去っていった。

「どうして!!最初からだましていたの・・・?」

「ソニア博士ごめんなさいね。我々の計画のため仕方ないことなの。我々がもう一度王の末裔として君臨するために・・・」

助手はそれだけ言うと去って行った。ソニアはすっかり落ち込んでしまったようだ。

「・・・どうすればいいんだろう。」

「今はそっとしてやりましょう。」

「あいつらに仲間がいたなんてな・・・ソニアがかわいそうだぞ・・・」

「いったん外に出ようか・・・」

ミズキたちは外に出る。すると、ソニアが追いかけてきた。

「ちょっと待ってよ!静かに出て行っちゃってさ!」

「だって、ソニア落ち込んでいたから。」

「気を使ったつもりなんですがね?」

「確かに騙されたの私のミスだし落ち込んでるよ・・・でももう終わり!あいつら、大量の願い星を持って行ったの。悪用されたら大変なことになるし、しょげてるヒマないでしょ!」

「立ち直り早いんですね・・・」

「大したタマですね。」

ソニアがそう言った瞬間、マグノリア博士が研究所から出てくる。

「大事件と立派に向き合い成長したようですね。」

「マグノリア博士。」

「おばあさま。」

「ダイマックスは人とポケモンの信頼があってこそ真の力を引き出せます。あの者たちはおそらく願い星のガラル粒子を強引に注入してダイマックスさせているのでしょう。」

「酷い話・・・」

「ポケモンの事をないがしろにしていますねそれ。」

「願い星が奪われた今被害がもっと拡大するかもしれません。」

「強引にダイマックスさせられているポケモン・・・いったいなんのために・・・助手が言っていた王族の末裔っていうのも気になるよね・・・もしかしてそのままの意味なのかな。」

「あいつら、ザシアンとザマゼンタの本性を暴くとか言ってたぞ。」

「そもそも本当に王族なのかな・・・」

「あっ、ミズキ!それよりも4つのスタジアムでまた大きな反応が・・・」

「さっそく動き出したようですね。」

「今度こそマリィが危ないのでは・・・」

「スパイクタウンは大丈夫です。パワースポットないですから。」

「そうでしたね・・・」

「あの・・・ネズさん、マリィって今何してるんですか?」

「私の後をついでジムリーダーになったんですよ。」

「そうなんだ・・・」

「ミズキ!のんびりしてられないぞ!ダイマックスさせられているポケモンたちを助けに行くんだ!」

「私も行きますかね・・・」

ホップとネズはそう言って行ってしまった。

「ミズキ、こっちはソッド達の居場所を探しておくから任せておいて!」

「分かりました!行ってきます!」

ミズキはタウンマップを開いて反応があるジムを確認する。その後、いったんワイルドエリアに向かいとあるポケモンを捕獲しある儀式をした後で、最初はラテラルタウンに向かった。

荒ぶるローブシン、ギガイアス、オノノクス

ミズキはラテラルタウンのジムにたどり着くと中に入る。中にはサイトウがいた。ネズとホップはすでに到着している。

「サイトウさん!大丈夫ですか!」

「みなさん、もしや助太刀に来てくださった?」

「ま、つきあいですがね?状況は?」

「今しがた観客の避難を追えて、これからダイマックス達のお相手をいたそうかと・・・」

「たち・・・?という事は複数体いるんですか?」

「よし、皆で力を合わせるぞ!」

「お心遣い、染み入ります。相手は複数ですので1人一体ずつお相手をよろしくお願いします!では参ります!」

ミズキたちはサイトウの案内でジムの中へ。ミズキの相手はローブシンだった。

「ローブシンか・・・ムツミ!お願いね!」

「任せてねっ!」

ミズキはムツミをダイマックスさせ、ダイサイコの一撃で撃破した。何もできずにローブシンは爆散した。サイトウ、ホップ、ネズも無事にダイマックスしたポケモンを倒すことができたようだ。

「皆さん、感謝します。」

「いえ、とんでもないです。」

「ダイマックスしてたポケモンたちはおかげさまで元のように落ち着きました。彼らはこのスタジアムで保護しますのでご安心ください。それとミズキさん。今度は私が助太刀します。困った時はお呼び下さい。」

「はい、ありがとうございます、サイトウさん!」

「他に助けを求めている方がいるのなら言ってあげてください!ここは私が一生懸命守りますゆえ!」

サイトウはそう言って去って行った。

「シーソーコンビが大量の願い星を手に入れたからダイマックスさせられたポケモン多くなったんだよな・・・」

「これからもっと大変になりますね。次はどこに行くのですか?」

「次は・・・キルクスタウンに行きましょう(アラベスクタウンはビートいるだろうし後回しでいいよね)!」

「分かったぞ!」

「では行きましょうか。」

ミズキたちはキルクスタウンに向かう。スタジアムの中ではマクワが焦っていた。

「マクワさん!」

「あなたたち!早く非難してください!」

「誰にもの言っているのです?助けられるじゃなく助けに来たんですよ。」

「おっと、よく見ればあなたたちですか・・・暴れている何匹ものダイマックスしたポケモンたちをどう対応しよう考えあぐねていたのですが貴方たちがいるなら各個撃破が可能ですね!」

「ミズキが来たからにはもう安心だぞ!」

「では、バトルコートへ急ぎましょうか!」

ミズキたちはマクワに連れられてバトルコートへ。ミズキの相手はギガイアスのようだ。

「ギガイアスか・・・エリカ!あの力見せてあげようよ!」

「分かったわ任せなさい!」

ミズキはエリカを繰り出し、なんと・・・ダイマックスではなくキョダイマックスさせた。

「ミズキのセキタンザンってキョダイマックスできる個体だっけ・・・?」

「元々は違ったよ。だけどこういう事があってね・・・」

~回想~

ミズキがラテラルタウンへ行く前に立ち寄ったワイルドエリアでの事。ミズキはキョダイセキタンザンに遭遇していた。レイドバトルで♀のキョダイセキタンザンを撃破し、捕獲フェーズに入ろうとした時の事。

「ぐっ・・・私を倒すとは・・・捕獲なりなんなり好きにすればいいさ。」

「あの・・・私のセキタンザン・・・エリカにキョダイマックスの力を与えてくれないかな?この子、ずっと悩んでて力になってあげたいの!」

「ミズキ・・・あたしがソッドのグソクムシャに簡単に倒されたこと悩んでたの見抜いてたのね・・・」

「それがお主の願いか・・・いいだろう。」

キョダイセキタンザンは自分のパワーをエリカに与え、エリカと一体化した。

「力がみなぎってくるわ!」

「(性格やステータスは我がベースになるが・・・記憶や話口調はお主の個体がベースになっている。)」

「ありがとうキョダイセキタンザン!」

こうしてエリカはキョダイマックスの力を手に入れたのであった。

(実際にはキョダイマックス個体と通常個体を入れ替えています。実際にこういうことはできませんのでご注意ください。)

「・・・ってことがあったのよ。」

「すごいなミズキ!」

「興味深いですね・・・ですが今は戦いに集中しないとです!」

「そうですね!」

ミズキはギガイアスと向き合い、キョダイマックス技のキョダイフンセキやねっとうを変化させたダイストリームで攻めた結果、ギガイアスは攻撃に耐えきれず爆散した。

「お疲れ様です。皆さん怪我はありませんか?」

「はい、問題ないです。」

「ギリギリ何とかな!一人でダイマックスポケモン相手にするのはやっぱ大変だぞ。」

「ミズキさんはもちろんですが、ホップさんも中々頼もしいトレーナーですよね。」

「ヘ?」

「褒められ慣れてないのかニヤついてますね。」

「もう、うるさいよネズさん。」

「さっきのギガイアスたちはぼくが面倒を見ます。それとミズキさん。何かありましたら連絡して下さいね。それでは、皆さんの健闘を祈ってます!」

マクワはそう言って去って行った。

「ミズキ!次はどこへ行くんだ?」

「ナックルシティに行こう!キバナさんがいくら強いとはいえ心配だよ。」

「分かりました行きましょうか。」

ミズキたちはナックルシティへ向かう。スタジアムの前ではキバナが待っていた。

「キバナさん!」

「おう、お前らナイスタイミングだな!ダイマックスしたポケモンが何体も暴れているせいでジムスタジアムが限界寸前なんだ!」

「願い星の力を悪用されているんですよ。」

「ま、お前らが来てくれたってことはもう片付いたも同然だな。」

「任せてください!」

「おう!1人一体ずつ大人しくさせてくれな頼むぜ!よし、コートに行くぞ!」

ミズキたちはキバナの案内でコートに向かう。ミズキの相手になるのはオノノクスだった。

「オノノクスか・・・コハル!お願いね!」

「了解なのです!」

オノノクスはダイスチルでコハルにダメージを与えてきたが、それを持ちこたえてダイマックスしたコハルのダイアイスを受けて一撃で爆散した。

「お前ら最高だよな!ほんと助かったぜ!暴れていたポケモンたちは保護するから安心しなよ。ミズキ、困ったことがあればいつでも呼んでくれよな!キバナ様はいつでもどこでも駆けつけるからよ!」

「はい、もちろんです!」

「それとネズ、また勝負してくれよ!今度はダイマックスなしでな!」

「考えておきます・・・」

「願い星を悪用だっけ、お前らはそれを調べてるんだろ。ナックルスタジアムは俺様に任せて先を急ぎな!」

キバナはそう言って去って行った。

「スタジアムのダイマックス騒ぎもだいぶ落ち着いてきたな。」

「アラベスクタウンかぁ・・・」

「どうかしました?」

「あそこって今、ビートがいるんだよね・・・」

「ミズキ、もしあいつが何かしたら私が倒すから問題ない。だから行こう。」

「・・・ありがとミク。それじゃ行きましょう!」

ビートと勝負

ミズキたちはアラベスクタウンに到着した。

「相変わらず幻想的だな・・・」

「よし、スタジアムに行くぞ!」

ミズキたちはスタジアムの中に入る。中にはすっかりジムリーダーが板についたビートがいた。ビートだけに板。笑えないか。

「あなたたちですか。」

「ビート!ダイマックスポケモンは!?」

「ぼくが苦戦するとでも?エリートであり、ジムリーダーのぼくですよ?もしかしてですけど・・・今頃助けに来たとかですか?エリートのぼくにサポートは必要ないのに。」

「相変わらず嫌味全開・・・」

「面倒なジムリーダーですね。」

「オリーヴさんに騙されていいように使われていたぼく・・・今こそ自分の生き方は自分で決めるのですよ!手始めにミズキさん、僕と勝負すべきです!」

「・・・ミズキ、こんなの相手にしなくていい。」

「今そんな場合じゃないぞ!」

ホップがそう言った時、ビートの後ろからポプラが出てきた。

「生き急いでちゃだめさ。」

「ポプラさん。」

「ビートはダイマックスポケモンを一人で3体も鎮めた・・・あんたらに時間をプレゼントしたようなもんさね。そもそもビートの人生に他人が口を挟むのはなしさ。とはいえあたしは影響をすごく与えてやったけどね。」

「そうでしたね・・・ですがポプラさんは関係ありません、これは僕のための戦いです!答えはイエス以外は許しませんよ!生まれ変わったぼくとポケモンたちの素晴らしさ見せてあげますよ。」

「・・・分かったよ。勝負しよう。ミク・・・それにカグヤもお願いね。」

「それならコテンパンにする・・・」

「ま、私たちなら余裕ね。」

ビートの手持ちは相変わらず、クチート、サーナイト、ギャロップ、ブリムオンの4体。ランクルス達は復帰を許されないようだ・・・ミクは余裕で前半の3体をハイドロポンプで撃破し、大将のブリムオンはカグヤがゴーストダイブで倒すことに成功した。

「ミク、カグヤ!お疲れ様!」

「最後に決めたのは私じゃないけど・・・また潰してやった・・・」

「全く、私のサポートがあったから勝てたのよ?それを忘れないでほしいものね?」

「ありがとうございます。あなたをチャンピオンとようやく認められますよ。悔しいのですが自分に足りないものが分かりました。ぼくはもっと強くなってフェアリータイプを極めますから。では、ジムリーダーとしてスタジアムの片づけをしましょうかね。」

ビートはそう言って去って行った。残ったポプラが口を開く。

「今のポケモン勝負・・・ピンクがたっぷりだったじゃないか。素敵だったよ。」

ポプラもそれだけ言って去って行った。

「ありがとうございますポプラさん。」

「ジムチャレンジの権利をはく奪されてもあいつ・・・たくましいぞ。ジムリーダーとして認められたのも何となくだけど分かるぞ。」

「まじめだからじゃないかな?」

「性格は最悪だけどね・・・」

「その通りだよな。トレーナーとしてはすごいけどな。」

「君たち、話している場合ではないのではないですか?」

「そうですね・・・一応これでスタジアムで暴れまわっているポケモンたちはすべて救えたはずですね。」

「そうだなこれで一通りスタジアムは全部回れたと思うぞ。」

「あとはシーソーコンビを捕まえるだけですね。」

「あいつら、次会ったらズバッてやってギャーンだぜ!」

その時、ミズキのスマホが鳴った。

「あれ、電話だ?ソニアさんからかな?」

「あっ、ミズキ、ソニアよ!シーソーコンビはナックルスタジアムのエネルギープラントの中に入って行ったわ!もうすぐロック解除できそうだからナックルスタジアムにすぐに着てね!」

ソニアはそれだけ言って電話を切ってしまった。

「ナックルスタジアムですか、急いでいきましょうかね。」

「決着をつけるぞ!」

ミズキたちはナックルスタジアムに向かった。非道なセレブリティどもを捕まえるために・・・

「今日はここまでにしておこうかな。またガラル地方が危機になる前にソッド達を何とかしなくちゃ・・・」

ミズキの現在の手持ち

ミク(インテレオン)♀ L71

エリカ(セキタンザン)♀ L70

ムツミ(ブリムオン)♀ L70

コハル(モスノウ)♀ L69

カグヤ(ドラパルト)♀ L68

ミカン(ストリンダー)♀ L68

控え

タオ(アーマーガア)♀ L55

モモコ(ネギガナイト)♀ L49

アカネ(ワタシラガ)♀ L56

リリィ(サダイジャ)♀ L72

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク