私が実感した人間を嫌いになるメカニズム

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私は周囲の人間に共感が持ちづらく、周囲に合わせることも同じような行動をすることもできない。そのため周囲からは変人・キチガイ扱いされていじめを受けたため、人間が嫌いになってしまった。更に普通に会社にも入れず発達障害が判明、無理して派遣やアルバイトで働いても怒られ、現実でもネットでも甘えと批判され叩かれたこともある。
今日は私が感じた発達障害持ちの人が人間嫌いになり、ニート化するメカニズムについて何回かに分けて書いていこうと思う。以下は私が体感した人間を嫌いになっていくメカニズムを説明した図である。

人間嫌いになるメカニズム

1、普通に生まれる。この時点では特に問題はない。

2、学校で運動や勉強、集団行動ができないという理由で周囲からは批判を受けそれが理不尽ないじめに発展。いじめにより自信喪失。
最悪の場合はここで自殺してしまう可能性もある。

3、いじめの的になったことで友人の裏切りや離反、教師も見て見ぬふりや自己責任論を振りかざし味方してくれず。人間という生き物への不信感が生まれる。同じことができないと村八分にされる社会に対して反抗的になる。

4、人間とのかかわり方を覚えられず、社会へ出る際に不利に。いじめのフラッシュバックや幻聴に悩まされ、会社に入れたとしても仕事がうまく上手くいかず、退社してニート化する。


5、今度は周囲が敵と化する。借金があると借金を返済できず苦しみ、周囲の理解がないと早く仕事をしろと怒鳴られて苦しむ。就労支援機関や精神科にも通い、市役所等にも相談するが、大した成果は得られない。

6、同士をネット世界に求めるようになり、様々なサイトで意見を募るが働けない奴は甘えや半人前などの心無い言葉に傷つき、時には自らが相談をした掲示板やSNSなどで直接心無い言葉を吐かれる。

7、批判に嫌気がさし、無理をして仕事をするが3か月ほどで苦しくなってしまい、結局退社。ここまで来ると完全に人間が嫌いになる。
以下4~7をループし精神が崩壊していく。

なぜこのような負のスパイラルに陥るのか

発達障害を持つ人間がこのような負のスパイラルに陥るのはこう思う。

社会が発達障害を持つ人間を受け入れられる構造をしていないからだ。

日本という国は昔から忍耐と我慢を美徳として掲げてきていた。しかし、これはもう徴兵令を強制していた昭和時代の考えである。高度経済成長の時代まではこのような考えで日本を発展させることができたのかもしれない。しかし今は多様な時代である。昔の考えがいつまでも通用すると思わないでほしい。
障害枠での雇用があるとはいえ、精神や発達障害に比べれば身体の人の方が優先される。運よく仕事に就けても契約社員が最高で月の賃金は10万もらえるかもらえないか。私の知人の発達障害者には運よく正社員になれたのもいたが上司からいじめを受け、現在は消息不明。少ない賃金で周囲からはそれで生きていけるのかと言われる。周囲が発破をかけるのに反論すれば、ぐちぐちと返される。仕事でもミスを頻繁におこし周囲の人間に恵まれないと苦しむ。こんな状況であるにもかかわらず、月1万円で借りられる家や部屋などない。

もうこれは発達障害持ちは死んでくださいお願いしますと言われているように感じる。

必死で活動しても必死さが足りない、早くしろ、正社員はないのか。こんな言葉ばかりである。現実が信用できないからネットで相談をすれば甘え、努力が足りない、半人前、とっとと死ね。犯罪も犯したことがないのにひどい言われようである。
何も信用できない、心を開けない、安心できない、死にたいとどんどん追い詰められていく。

そして、こんな状況じゃ人間嫌いになって当然だよなと私は静かに悟った。

今ではほとんどの言葉を信用していない。人間が信じられないから。
今では人間とは最低限の会話しかしない。どうせ怒られるし人間が嫌いだから。

人間を嫌いになるメカニズムの詳しい解説についてはまたいずれ。

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