最近話題のバブみとモンペについて語ってみる

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今日もネットでは様々なスラングが生まれている。その中で私が興味をひかれたのが好きなキャラを母親に見立て、甘えたいという感情を持つバブみと好きなキャラクターの扱いが悪すぎてモンスターペアレントのような理不尽で横暴になってしまうモンペである。

今日はこの2つのネットスラングについて思うことを書いてみる。

バブみとは

バブみとは年下である女子キャラクターに母性を求めることだと言われている。女子キャラクターに母性を求めることで幼児退行し年下ながら母性の強い女子キャラから生まれたい、育てられたい、甘えたいなど抱擁や加護を受けたいと思うことだという。良くわからない人は初代ガンダムで有名なシャア氏の「私の母になってくれるかもしれなかった女性だ」というセリフを参考にするとわかりやすいのだとか。

バブみを感じる対象としては母性のある落ち着いた性格である大人系の女子キャラクターが中心だという。母性とは正反対の位置にいるサディスト、暴力型の強気系女子キャラクターにとっては逆風とも言えるかもしれない。強気系は包容力もそこまで高くない場合が多く、男への当たりが強いので彼女たちに向かってママと言ったらぶん殴られるだろう。

また、バブみを感じる女子キャラクターに対して「○○は俺のママ」「○○にバブみを感じてオギャる」という表現を使うらしい。私が研究を始めたころによく使われた「○○は俺の嫁」となんか似ているようで違う。さて、ここで実験の時間だ。上記の台詞に私の今期の推しキャラ10人のうち3人に協力してもらって上記の台詞を当てはめてみる。

・常磐くるみは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!

・岡崎由真は俺のママ

・黒木未知にバブみを感じてオギャる

・・・うん、書いてみたが私にはどうもしっくりこない。バブみは私の好きなタイプとは相性が悪いのかもしれない。好きなタイプとはいえ私は色々なタイプを集めたいバランス型なのだが。ってかこんなこと書いたら3人のファンに殺されてもおかしくないな。

そんなこんなではっきり言って私には理解しがたい性癖である。私は女子キャラクターに母性を求めたことがほとんどなく、ポケモンやイナズマイレブンを通じて「仲間」という概念に強く影響を受けているせいなのも大きかったのだろう。私にとって女子キャラクターは研究を手伝ってくれるなまかであり、嫁でもママでもない。だがこのような属性が生まれてしまったということは、やはり現代社会の締め付けによってたくさんの重圧を課せられる成人の男が甘えられる場所がないことが一番の原因なんだろう。現代社会って救いがない。

モンペとは

簡潔に言うと自分の子供が可愛すぎて、学校で少しでも危険目に合うとに執拗に理不尽クレームを入れる存在であるモンスターペアレントを語源としている。

ここで言うモンペは子供に対してではなく自分の好きなキャラクターに対してであり、アニメ本編で扱いが悪い、主人公男(女)にないがしろに扱われる、出番が少ないもしくは奪われる、死亡などの扱いを受けると「まじモンペにならざるを得ない」という表現を使って原作や監督、脚本家に上から目線で注文を付けてしまうことを言う。こちらは主に女性オタクが使う場合が多いとされているが男である私もこの表現はかなり使う方である。

というのも私は女子キャラクターの研究をするためにアニメを見ているようなものなので推しが酷い目にあったりすれば当然不満は発生するし、推しが影のような扱いや男が好きなのに男に冷たくされたりなどの扱いを受ければ男に対して怒りが発生するものだ。

私自身がモンペになったきっかけは推しである女子キャラクターの扱いが悪いことが大半だが、その中でも一番の原因だったのはイナズマイレブンの半田(一応男)の扱いだったかもしれない。私はイナズマイレブンという超次元な世界で一切必殺技を使わずにサッカーをする半田のことを斬新という理由で気に入っていた。半田は1期ではそれなりに活躍の出番をもらえていたが、1期の途中でベンチに投げ込まれて出番減少、2期で新キャラを入れるため怪我という名目で離脱、2期の最後で悪役として登場したが結局円堂キャプテンたちに倒される。3期では日本代表に呼ばれることもなく最終回まで出番なし。このモンペという言葉を聞いた時に真っ先に思い出したのが半田だった。

私の気持ちを文にすると「半田の扱い悪すぎてモンペにならざるを得ない」となる。

そもそもイナズマイレブンは表では感動のスポーツアニメだが裏に潜む闇の部分に目をやると実際私がイナズマイレブンという作品の中で気に入ったキャラは尊敬する円堂キャプテンを除くと半田も含めことごとく不遇の道を歩んでいた。

・半田と同じぐらいひどい扱いを受け、対してフォローもされず悪役時はDFにされた宍戸。

・カオス戦では登場時以外画面に映らず、主にネッパーのせいで活躍できなかったクララ。

・洗脳され禁断の技を影山に撃たされ大けがを負い、その後復活して日本代表には本選から選ばれたもののFWが飽和状態なので強制的にMFを強いられた佐久間。

・全体的に出番はあり化身ももらえたが、ギャラクシーでレギュラーから外された蘭丸。

・ザナークを活躍させるためにガンマさんらと共にたった1話でクビにされたダーナ。

・結局無事だったが、オズロックに殺人未遂まがいのことをされたメルヴィルとその仲間。

他にもいるけどイナズマイレブンはキャラも多いのでこの辺にしておくことにする。

なぜファンがモンペになるのか。それは、好きなキャラクターが不遇扱いを受けたり、苦しむ姿を見て自分も嫌な気持ちになったり苦しくなるからだと思う。私自身もそうなのだが、自分の好きなキャラが他のキャラに負けている不憫さをかみしめている状況を見ていると私も苦しくなってくる。最終的に男を嫌悪して百合方面に行くようになったきっかけは私自身もモンペであるからなのかもしれない。

このサイトではこうやってきつめの言葉で書いているが、私は監督や公式に過激なクレームをしたことは一切ない。アニメというのは監督や脚本家、たくさんのアニメーターさんたちが試行錯誤の末に最善な道を選んだ結果ではないかと思っているからだ。

だからと言って推しが酷い目に合ったり死んだりするのなら私も容赦しない。推しが散々な目にあった作品の監督や脚本家は私の中でブラックリストに入れている。クレームは入れないが、今後見るアニメの監督や脚本家がまた別のアニメを作った際に推しキャラが酷い目に合わないかを警戒するようにしているサイレントモンペと言ったところだろうか。

まとめ

新しく生まれたネットスラングバブみとモンペ。このような新しい属性は女子キャラクタージャンルの開拓が続く限り増えていくことだろう。

女子キャラクター1人1人に対してどんな思いを感じるかは人それぞれなので、私としては色々な考えがあっていいと思う。理解しがたいものもあるだろうけど・・・今回取り扱ったバブみとモンペは理解しがたい要素を持っていると思うし、私だってモンペな所を批判されたっておかしくないと思っている。

だが、女子キャラクターを追及するので一番大事なのは自分の感じるままに追及することだと思う。バブみだろうとモンペだろうとそう感じることを一般的に受け入れられないから悪いと思って否定する必要はない。何でもかんでもキモイという奴らは自分で楽しめることすらないつまらないやつらだ。そんな奴ら相手にしないで自分の道を突き進むのが一番いい。少なくとも私はそう思っている。

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