人間は特徴や特性、性格や趣向によって居心地のよくなる環境が異なるものである。大体の人間は首都である東京に住むことが多いだろう。だが私のように
東京は人間関係も淡白だし、便利そうだけど人間自体がたくさんいて歩いていても人とぶつかりそうだし息苦しくて嫌だ、だけど田舎は排他的な限界集落ばかりで自分も幼少期いじめや嫌がらせで痛い目に遭ったから馴染めない・・・
なんて考えてしまう方もいるはずである。私はそんな人たちに東京ほどの規模はないけれどそこそこ利便性を維持することのできる地方都市に住むのはどうだろうかと言いたい。私は地方都市であれば東京ほどの規模はないが、
地方都市は利便性を維持しつつ人間と距離を置ける可能性
私は埼玉県の限界集落住まいだが、地方都市と聞くと新幹線が通るような各県の県庁所在地を想像する人もいるだろうし人口10万人程度がいてそこそこの規模の都市も含む場合もあるだろう。だが私の地方都市の基準は
徒歩範囲だけで生活に必要な物がすべてそろう場所
ということを条件にしている。そのため、県庁所在地でもいいし、10万人規模のそれなりに発達した地域でも地方都市として認識している。私の場合近くに店もない限界集落で育ったから基準が甘いのかもしれないが。埼玉で言えばさいたま市はもちろんだが川越、熊谷、上尾、春日部、越谷、入間、朝霞や東京と隣り合っている市(川口、草加、戸田、三郷、和光など)なども含まれると考える。
だが、住むのであれば人が行きかう中心部は止めた方がいい。駅などが近く利便性が良い代わりに土地の値段も家賃も高い場所が多い上に人間もたくさん行きかうので人間嫌いの場合辛くなる。なので中心部からは徒歩などで十分に行くことができる圏内のやや離れた郊外寄りの場所を推薦する。
郊外だと広大な土地が必要であるがゆえに中心部には建てづらいなどの理由でショッピングモールが建てられていることが多く、買い物はそこで済ませられるし、平日であれば人間も少ない上にウインドウショッピングができるので暇しない。休日には車で多くの人間が押しかけてくるので混むというデメリットもあるが・・・
ただ、郊外すぎる場所はやめた方がいいだろう。特に合併で編入した元は町や村だった場所で発展していない閉塞した地域は余計に。そこはもう村社会と何も変わらない分化が残っていることもあるからだ。私が住んでいるような限界集落にももちろん言えることだが、私が知っている知っている地域では市の一部であっても大人による醜いいじめが発生しニュースになったほどの場所もあるぐらいなのである。
人間はいじめ防止対策推進法とか作りながら結局は加害者にも未来があるだのいじめは本能だからどうしようもないなどを理由にいじめ容認するような腐った輩が多いので住む場所だけはしっかり考えて行かなければならないのである。
当然だが地方都市にもデメリットがないわけでもない
当然だが、地方都市にだってデメリットはある。都市部だったとしても田舎と同じように閉塞的で排他的な環境だったり(実際、閉塞的な地方都市も存在する話を聞いたことがあるので)、転職や引っ越しだって気軽にできることではないし、どこが住みやすいかなどの事前調査やしっかりしてから住む場所を選ぶのがいいが、住んでみないとわからないことも多い。
また、仕事も東京などに比べれば少ないことだろう。東京の企業とつながりがあってリモート勤務、もしくは個人で仕事ができる環境があれば最高なのだろうが、そうでない場合は特に待遇や環境が良い職場はすでに人が集まっているだろうし入れる余地もないことが多い。
そもそもいじめや迫害を受けてこの国の基準から零れ落ちた私のようなタイプの人間はどこに住んでいようが理解してくれる支援者や精神科医、カウンセラーなどの話を聞いてくれる方がいないと生きづらいし、生きること自体が嫌になっていることの方が多い。大切なのはどこに住むかよりも自分が安心して過ごせる場所を探すことなのかもしれない。
まあそんな場所を見つけられる前に人生を詰んでしまう可能性もあるし、東京だろうが地方都市であろうが居場所になる場所を見つけられることもあるのが人生という者ではあるのだが。それでも何を試してもすぐさま八方塞がりになってしまう私が生きづらいのは変わらないな・・・