なぜか美少女系ソーシャルゲーム原作のアニメは出来が悪いだの言われることが多い。私もGF(仮)やスクストやバトルガールなど見てきており、来期にはぱすてるメモリーズを視聴する予定があるほどそういう系統の作品も視聴している。私のような人間は何よりそこに女子キャラがいるから見るのだ。
だが、評価は全体的に低い上に出来が悪いと「ソシャゲ原作だから面白くないのは仕方ない」というような言葉が飛び交うほど評判が悪い。なので今日は私が美少女系ソーシャルゲームアニメの魅力を書いていってみようと思う。
美少女系ソーシャルゲーム原作のアニメの魅力
美少女系ソーシャルゲームアニメの魅力は一言で言ってしまえば
普通の女子キャラアニメにはいないようなタイプの子がいるということだ。
ソーシャルゲーム原作だと主要メンバーであるプレイアブルの女子キャラは最低でも10人ぐらいいるし多ければ100人いる場合もある。元気系やクール系などの王道はもちろん、中々普通のアニメでは見られない天才発明家とか無口で通訳が必要なミステリアスなタイプとかも普通にいる。
また、豪華声優を起用している点も挙げられる。アニメで○○さんの声が好きだけど、中々好みのキャラを演じてくれない・・・なんて思っている人は覗いてみると好きな声優さんが演じている好みのキャラに出会えることだってあるのだ。
ただ、女子キャラクターの名前と顔を一致させるのが苦手もしくは難しい人には厳しいかもしれない。人数が多いので全員覚えるのも大変だろう。
そういう時は推しのプロフィールだけ覚えると言うのも手である。私は基本的に気に入った子以外はゲームプレイの際に使用しないし、無関心の子の好感度や信愛度は推しの好感度がMAXになるまで後回しにしたり全然上げない場合もある。
悪く見えるのは1クールに収めようとするから
美少女系ソーシャルゲームは様々なタイプの女子キャラクターをそろえることでユーザーの好みに対応するやり方をしていると思われるので女子キャラクターの数は自然と10人以上必要になってくる。そのせいで12話に収める場合一部のキャラに当番回が回らなかったり、20人近くいる場合半数近くがモブのまま終わると言う展開もみられる。
それとやはり1クールに話を収めようとする今のアニメの枠のやり方にも問題があるだろう。他のジャンルが原作の作品にも言えることだが、2期に行ける作品は少ない。特にソーシャルゲーム原作はほとんどが12話で終了の世界だ。アイドルマスターシンデレラガールズなどの元々人気作品だった原作から生まれた場合はかなりの人気を誇っているようにもみられるが。
後は原作ストーリーをどこから始めるか、どのように組み合わせるかなどが重要になってくるだろう。私がこれまで見てきた作品のパターンとしては
・最初から(ゲームの第1章に当たる部分から)始める。
・(ゲームをプレイした前提で)途中から始める。
・ゲームとは違う方向性でオリジナルストーリーで展開する。
大半の作品が前者のやり方を取っているが、まれに中者や後者のやり方を取っている作品もみられる。
中者のやり方で有名なのはバトルガールだろう。1章~3章を飛ばし、4章から始めている。だがくるみを始めとする初期メンバーはこの4章から登場するパラレルワールドからやってきた主人公みきの妹の引き立て役のようになってしまっており、私からすれば不満しかたまらない。特に6話は身体が入れ替わった蓮華に利用されストレスしかたまらなかった。正直大失敗だったのではないかと今でも思っている。
私はゲームをやっていたので大体のストーリーはわかっていたが、ゲームをやったことのない人からすればこのあたりが分からない・・・となってもおかしくないだろう。くるみのことは今でも好きで彼女の誕生日にログインして誕生日ガチャを引いたりしているが、この不満をきっかけに私はゲーム版からも離れてしまい、今では週に数回ログインすればいい方である。
後者のやり方をしたのはGF(仮)だろう。私はこのゲームを5年近くやっているが、今でもイベントで変態男の退治や不思議生物の狩りにいそしんでいる。こちらのアニメ版は主人公男を消して大失敗だというような評価ばかりであまり言い評判は聞かないが推しの野々花さんをそれなりに出してくれたことや男主人公を取っ払い、女子キャラクターだけの日常アニメに改編したので私からすればよくやった!と言いたい。
私の目的は女子キャラクターの行動や言動を観察して研究して創作に生かすことなので、男と恋愛する要素を取っ払ってくれた方が助かるのである。
ここまで読んで私は美少女動物園みたいな作品が好きなんだろうなと思った人間も多いと思う。
私としてはそうなんだろうと思うが、それにそんなどこかの監督が作った造語でバカにする暇があるのなら、自分の好きな作品でも探しに行けばいいだろと言いたい。
まとめ
以下に私が美少女系ソーシャルゲーム原作のアニメについての魅力をまとめる。
・普通の作品にはいない女子キャラクターと簡単に出会うことができる
・悪く見えるのは膨大なストーリーを1クールに収めようとするから
・ストーリーをどう展開し組み立てるのかによって評価は大きく変わる
ソーシャルゲームはまだ生まれて日が浅いので色々とグレーな悪い部分が残っているのも分かっている。それでも整備がすすんでいずれは「ソシャゲ原作だから仕方ない。」の嘆きが消える日が来ることを私は信じている。
来期のぱすてるメモリーズがどのような展開になっていくのかは分からないが、どのような形になってもできる限り見守っていきたいと考えている。バトルガールみたいにならないことを祈っています。