青春・・・その言葉を聞くと何を想像するだろうか？甘酸っぱい恋愛、仲間と一致団結して打ち込んだ体育祭や文化祭、部活動など・・・大体は学生時代にした恋愛か何か大きなことを成し遂げたことを想像するのでないだろうか？
しかし、中にはいじめにあったり、気持ち悪がられたりして青春を感じることができず、大人になっても青春を過ごせなかったことによって苦しんでいる青春コンプレックスに苦しむ人がいるという。今日は私が青春コンプレックスについて思うことを書く。
まず私の青春はどうだったのか？
色々書く前に私の青春がどうだったかについて書いておくことにする。私は少なくとも一般的に言われる青春は過ごせなかった部類に所属する。なぜなら当時は
いじめに耐えるだけで精いっぱいだったからだ。
その場に存在しているだけで目の敵にされ、気持ち悪いと言われ、運動ができない部分をこれでもかというぐらいに突かれ叩かれる。周りは相性の悪い運動馬鹿ばかりで文化部に癒しを求めようとすれば部員の5割が私を舐め腐って言うことすら聞きやしない。だが私は中高の部活で平部員でいることなど許されなかったのでなんとか部を安定させようと周りの人間に批判されようが馬鹿にされようが走り回るしかない。こんな毎日を繰り返していれば青春なんてやれないしやれる余裕もない。
一般的に見れば私の青春は黒い時代なのだろう。だが、コンプレックスを感じるほど苦痛に感じてはいない。青春よりもいじめにあって傷つけられた重みで苦しいから。
青春を過ごせなかった代わりに得たもの
しかし、私は青春を過ごせなかった時間を過ごしたおかげで以下のような見分を得た。
・誰が批判しようと犯罪に手を染めさえしなければ好きな生き方をしてもいいということを知った。
・世の中で持てはやされている恋愛至上主義に反論できるようになった。
・青春を楽しく過ごしている女子キャラクターの研究をすることで疑似的に私も楽しんでいるような感覚を感じることができるようになった。
これらの考えを見れば負け惜しみと思う人も多いだろう。だが、この世界では普通の生き方が普通に進学就職結婚子供以下略という考えに支配されているため、学生時代に恋愛できなかった人間が苦しむようにできているのだ。そもそも青春など自分が青春だと思えばいつでもできるのではないかと思う。
実際、10年ぐらい前、あるテレビ番組でアイドルの追っかけをしているオタ芸集団のおじさんたちを特集している回があった。そのおじさんたちは当時40代ぐらいで（今でも元気にしていれば50代～60代ぐらいか）無職の人たちがほとんどであった。しかし、彼らは無職であることなど気にせずとても楽しそうにオタ芸を踊り、アイドルの応援をしていた。
おじさんたちは全員学生時代にいじめを受け、青春を過ごせなかったとその番組で語っていた。それに加えアイドルの追っかけをするようになり今こそ青春を過ごしているんだとも語っていた。私にはその姿がとても輝いて見えた。
私は青春とは自分が楽しいと思うことや感じることを全力でやれている時こそ青春なのではないかなと強く思う。アイドルの追っかけをするおじさんたちを見ている限りでは、青春始めるのは何歳でもいいんじゃないかなって思う。私も女子キャラクターの研究を本格的にし始めたのは大学2年ぐらいだったからのような気もするし。私は老年になっても女子キャラクターの研究を辞めるつもりはない。たとえ犯罪者扱いされて逮捕されようとも・・・
一般的に言われる青春ってそう簡単に手に入らない
そもそも青春にコンプレックスを感じてしまうのは、創作で女子キャラクターたちが描くキラキラした日常を美化しすぎているのが原因だと思う。ここで一度よく考えてみてほしい。
私たちは人間で女子キャラクターは女子キャラクターなのでまず種族が違う。この世界も女子キャラクターの世界と私たちの世界では大きく異なっている。
つまりは恋愛している奴は付き合っている姿を見れば楽しそうに見えるかもしれないがここに来るまで何回も恋愛に失敗している可能性だってある。部活動で輝いている奴も裏では陰険なレギュラー争いや嫉妬、いじめに耐えてそこまで来ている可能性だってある。
何が言いたいかというと一般的に言われる青春は簡単に手に入るものではない。精神が崩壊するほどの争いに参加しなければならない場合もあるし、どれだけ努力しても青春を満足に過ごせる枠に入ることすらできず手に入らない可能性だってあるのだ。
青春コンプレックスで辛く悩んでしまうのなら、今が青春真っただ中だと思って当時できなかったことを今やってしまえばいい。
高校は難しいかもしれないが、大学も社会人枠で受験できるところはたくさんある。青春する時間がないのなら、仕事辞めて時間を作ってしまっても構わない。前述したオタ芸のおじさんたちみたいに無職であることも気にせず楽しく青春をやっている人だっている。後悔して苦しむ時間があるのなら当時手にできなかった青春を手に入れられる方法を探してみてはどうだろうか？その方が何倍も有意義なのではないかと私は思う。
大人になりきれない奴だと馬鹿にしてくる奴らもいるかもしれない。だがそんな奴らの言うことは気にするな。人と違うことを馬鹿にする奴の方が浅はかな馬鹿なのだから。