隠蔽。それは、自分で行った悪事を大事にならないために隠そうとする行為である。現代では様々な事件や物を隠ぺいし、何事もなかったかのようにしている人間が多く存在する。
それは会社や税金などの金の横領であったり、自分が起こした事件の犯人であるにもかかわらず、事件自体を闇に葬り去ろうとしたり、いじめをしていたのにもかかわらず学校や教育委員会などにかばってもらい、別の地域に罪に問われることもなく逃げたりするなど様々な種類がある。
そもそも日本は少年法などでいじめ加害者にやさしすぎると私は思う。被害者側は精神、肉体共に受けたダメージを一生受け続けなければならないにも関わらず、加害者側は数年で出所し普通に暮らしているというケースも少なくないという。今日は私が隠ぺいとそれを行う加害者について思うことを書いていこうと思う。
そもそも隠蔽とは?
まず最初に隠蔽の定義について挙げておく。隠蔽とは故意に起こった事件や事故をそんな事実は知らないというように発言するなどして事実を認めずに隠し通すことである。
人間の生活の中で最も身近にあるのはいじめやパワハラの隠蔽だろう。相手に対し、暴力や心無い暴言で傷つけるようなことをし、いざ突き止められると会社・学校ぐるみで自分たちはそんなことした覚えありませんと声をそろえて言いづけるような光景を被害にあったことがある人ならば見たことがあるはずだ。
そして大半の場合、悪いことをした事実をもみ消され隠蔽した側からは過去のことは忘れて前を向いて生きたほうがいいとまるで自分たちは何も知らないやってないというような態度で諭してくる。
これこそ日本がなんでもやったもん勝ちの加害者天国だと言われている理由だと強く思う。
しかし、加害者に厳しくすると今度は冤罪が多発する可能性が
しかし、法律を加害者に厳しい形態に作り変えるとまた別の問題が発生する。そう、冤罪が多発するようになってしまう危険性があるのである。そうなってしまえば気に入らない人間を追い込んでしてもいない罪をかぶせ、人生を崩壊させることが簡単にできてしまう。
日本はなぜか法律は加害者に甘いのに冤罪で捕まった人には異常に厳しいように感じる。痴漢冤罪なんか捕まってしまえば問答無用で拘置所行きだ。警察も駅員もやってないと言っても何も聞き入れてくれない。無論一番悪いのは女性に対して実際に痴漢をする馬鹿男なのだが、それでも冤罪の話を見ていると長い年月をかけて裁判をしなければ証明できないというのがどうも納得いかない。
悪質なことをした人間は罰を必ず受け、被害者はしっかり救済され、冤罪になってしまった人の言い分をお前がやったんだろと脅すような聞き方をせず、しっかり聞くようにする法律を作るという考えにどうして持っていこうとしないのか・・・
こうやって見ているとばれなければわからないという考えを元に悪質なことをする加害者ばかりを助け、被害者には対する圧力をかけた強制的な泣き寝入りを推薦している時点で日本という国は先進国どころか衰退国なのではないかと強く思ってしまう。
泣き寝入りを強制されて精神的ダメージを受けた人間は二度と前を向けない
隠蔽した加害者側や巨悪(会社、学校など)は私たちは何もやっていないからお前も前を向いて生きろと言われて泣き寝入りを強制されて傷ついた被害者は二度と前を向いて生きようなんて考えは持たなくなるだろう。むしろ、加害者の人間に復讐したいという気持ちであふれるのではないだろうか?
確かに復讐は憎しみしか生まないのかもしれない。だが復讐の鬼となった人間にはそんな言葉は届くはずもない。なぜなら、本当は得られるはずだった大切な物を壊され普通の生活が送れなくなったのと同じことだからだ。
それに加え復讐は加害者だけに向けられるわけではない。無差別殺傷事件という形で何の関係もない幸せそうに生きている人間にもその矛先が向く可能性がある。つまり、自分が全く関係のない隠蔽された罪のせいである日急に殺されてしまうことだってあるのだ。
私は事件が生まれるのは根っからの悪人ばかりではなくいじめやパワハラなどの被害を受けたのにもかかわらず、事実を隠ぺいされ誰も話を聞いてくれずに嘘つき呼ばわりされて泣き寝入りを余儀なくされた人間が恨みを抱え復讐鬼に変貌することで起こる事件だってたくさんあったのではないだろうか?
こんな悲惨な人が二度と出ないよう教育のやり方や企業の在り方を徹底して改善してほしいと思う。学校の評判を下げたくないがゆえにでいじめはありませんそんな子はいませんというような隠蔽をするんじゃない!人を育てる役目を持つ教育がばれなければ分からない、自分たちの成績を下げないためにも被害者に泣き寝入りしてもらうなんて考え自体教育を語る大人として恥ずかしくないのか!企業だって仕事ができないやつなら虐めることを黙認している時点でやってることは学校と何も変わらない!
今後も自分の罪を認めず、事実を隠蔽し、助かるような人間がいる限りは私の人間に対する最低の生物という評価は変わることはないだろうなと思う。
コメント
確かに、学校のいじめや会社のパワハラやそれら行ったことなどを隠蔽することや無差別殺傷事件も恐ろしいですが、
この中で特に恐ろしいのは殺人、ジョニーさんの記事であげた痴漢、強姦などの冤罪を着せられるまたは隠蔽されることが怖いし、憤りに近い状態を感じますね、殺人はもちろん痴漢、強姦については実際に行った人が悪いというのはわかっているのですが、痴漢冤罪のドキュメンタリーなどの特集を見てると私もなんか納得いかないですね長い年月をかけるとか
真剣に捜査、取り調べ、証拠と一致しているものがあるなどをした結果がこれでした、本当に真剣に捜査したならまだ分かりますが、
お前がやったんだろ!認めろ!楽になれなどの脅迫、ずさんな捜査、改ざん、証拠の隠滅を行っているとなると信用なくすというか
なんでしっかり聞くなどを受け入れないのか不思議に思ってしまいますね
パワハラやいじめ発覚も起きた後に認めたとしても
その人被害者たちに謝罪など話はしたのか
何故隠蔽したのかと思います
冤罪も拘置所、刑務所で人生奪われるていうかそれを考えてしまうと虚しいていうか悲しいというかその人たちが可哀想に思いますし、自分も涙が出てきますね
それでも偉い方(例えると警察や検察など)は
きちんと捜査した、脅迫な取り調べはしてないなど言っているばかり
そんな人たちが検察、警察だと考えると鳥肌や恐怖、怒りしかわかないですね
こんなこと質問聞くのもなんですが申し訳ありませんが、
ジョニーさんは今回記事であげた隠蔽、冤罪などについてどう思っているまたはどう感じているのでしょうか?
差し支えなければお願い致します
一力篤史様 コメントありがとうございます。
私はこのような日本の闇を知ってからというものの、日本を良くすると口だけ言っている人たちを信用できなくなりました。結局上の人間たちは国のため困っている人のためと口にしながら自分の立場や生活が守られればいいのだと思います。警察に関しても被害者の訴えがあっても大げさだと取り合わなかったり、冤罪に関しては一力様のおっしゃる通り、「お前がやったんだろ!」の一点張りが多かったりで鉄道会社も含めて今では信用していません。こういう人たちは誰かが死んでしまうなどの大事にならない限り真面目に動かないのかもしれません。突発的に発生した事故ではなく、被害者からの訴えがあったのならその時取り合っていれば犠牲者が出るのを防ぐこともできた可能性だってあります。
隠蔽や冤罪について思っていることは記事に書いてある通りです。ですが、それと同時に一番悪いのは痴漢やいじめを平然と実行し罪悪感も持たず再犯を繰り返す人間であること、秩序を守るためにスケープゴートを作り出し自分たちさえよければいいと思って真面目に取り合わない人間であることを絶対に忘れてはいけないと思います。本当に犠牲になってしまう人がいるからこそ冤罪が生まれるのです。