ダクマの♀厳選に一週間ぐらいかかって時間が空いてしまった・・・あんなに♀が出にくいポケモン初めてだわ。
簡単すぎる登場人物紹介
主人公
ミズキ・・・主人公の女の子。アニメ好きで自分の見た作品の推しの名前をポケモンにつける傾向にある。理由は不明だが手持ちと意思疎通できる能力がある。
鎧の孤島編で登場する手持ち
ミク・・・インテレオン♀。クールな話し方が特徴のミズキのパートナー。
レイカ・・・セキタンザン♀。エリカとは別個体。
ムツミ・・・ブリムオン♀。おとなしくて心優しい。
ミカン・・・ストリンダー♀。ハイな姿に進化した。
カグヤ・・・ドラパルト♀。げきりんのみずうみの王族の生まれ。
アオ・・・アーマーガア♀。今回の冒険から加入した解説要員。
ヨミ・・・フシギバナ♀。マスター道場で譲り受けた。
ナレーション・・・管理人
最後の修行
第二の修行をクリアしたミズキには最後の修行が行われることになった。早速マスタードの部屋へ行く。するとクララも呼び出されていた。
「ミズキちんクララちん、集まってくれてありがちょー。」
「師匠!話っていったいなんですかァ?」
「最後の修行のことですよね?」
「うんそれねー。チミたち2人には3つ目の修行・・・ファイナルラストアルティメットザ・サードを受けてもらうよん!」
「なんですかそれ?」
「えーとつまり最後の修行ってことォ?」
「うん、そうね・・・第二の修行をクリアできたのはチミたちだけ、お互いに切磋琢磨して修行を積んできたチミたちは・・・ダイマックスポケモン勝負で雌雄を決するべし!」
「わたしたちが戦う、それが最後の修行・・・」
「ダイマックスバトルですか・・・」
「うむん!勝った方が合格ね!合格者には秘伝の鎧を授けるよん!」
「よし、絶対に勝って見せます!」
「ついにここまでやっと・・・でも・・・」
クララはミズキに向かって怪しい目線を向けた。
「勝負の場所はマスター道場裏のバトルコート!あそこはパワースポットだから思う存分ダイマックスで戦えるよん。」
「こうしちゃいられない!早めに現場入りして心の準備しなくっちゃ!君はヤドンのようにゆーっくりあとからくるといいよォー!」
クララはそういって走り去っていった。
「ヤドンをエースにしているくせに馬鹿にするのにも使うんだ・・・」
「ミズキちん、ちょっといいかな。」
「なんですか?」
「クララちんのこと。あの子はなまじセンスがあるもんだから今まで本気で物事に向き合うことがなくってねー。訓練もテキトーにこなしてたのよん。」
「そうだったんですか。」
「でも、ミズキちんが来てからあの子変わったね!努力できる才能がやっと花開いたのかな?・・・あのやる気が悪い方向に向かわなければいいね。」
「(悪い方向・・・どういうことかな?)」
ミズキはマスタードの言葉を心にとめながらもバトルの準備をする。そこでアオが話しかけてきた。
「・・・先ほどのことについての私の考えなんだけど、言っていいかな?」
「うん、言っていいよアオ。」
「クララさんが先に行ったのは何かトラップを仕組んでいる可能性があるんじゃないかな・・・?」
「まさかぁ・・・それはないでしょ。そうだ、カグヤを呼び戻しておこう。」
「カグヤを?」
「実は、ヨロイ島に来る前にあの子に技レコードを預けておいたの。そろそろその技を習得できているはずだから・・・」
ミズキはボックスを操作してカグヤとミカンを交代した。
「お久しぶりね。ミズキさん。」
「カグヤ、来てくれてありがとう。あの技はもう出来上がってるかな。」
「完璧ですよ。この私に習得できない技などないわ。」
「それなら大丈夫そうだね。私たちも早いところ向かおう!」
ミズキはバトルコートに向かう。そこにはすでにクララが到着していた。
「来たね。君に勝って秘伝の鎧を手に入れてうちは毒タイプのジムリーダーになってやんのよ!たとえどんな手を使っても負けられない・・・」
「(どんな手を使ってでも・・・?)」
「うちの本気ぶつけるよ!覚悟はいい?」
「もちろんです!」
そこまで言ったとき、審判のマスタードとミツバが門下生たちを引き連れて来た。
「2人とも準備はいいかねー。チミたち位置についちゃってー。」
「どっちも応援しているよ!」
「ありがとうございます。ミク、みんな準備はいい?」
「もちろん・・・」
「任せなさい。」
「こんな緊迫した試合初めてだよー!」
ミズキはクララと向かい合う形でバトルコートに立った。
「マスター道場最後の試練・・・よーい、スタートだよん!」
クララの先鋒はスコルピだ。ミズキはカグヤを出す。
「お願いカグヤ!」
「任せなさい。」
「あ、それと・・・バトルコートにはどくびしが落ちているみたいだから気を付けてねえ?」
「どくびし!?カグヤ大丈夫!!!」
「うっ・・・何ですこれは・・・しかもこのどくびし猛毒仕様じゃ・・・」
「やっぱり仕組んでたんだ・・・何が真剣勝負だよ・・・」
ボールの中で待機しているミクが呆れた表情でそういった。
「こうなったらカグヤ、あの技で一気に決めるよ!」
「分かりました・・・サイコファング!」
ミズキがカグヤに教えていた技はサイコファングだったのである。サイコファングは見事に決まり、スコルピは一撃で倒されてしまった。
「ごめん、うちの采配ミス・・・次はマタドガス、お願いッ!」
「そうだ、毒タイプならどくびしを解除できるはず・・・ヨミ、行って!」
「よし、行くよ!」
ヨミがフィールドに出た瞬間、どくびしはすべて解除された。
「どくびしを解除するなんてやるじゃん・・・クリアスモッグ!」
「ヨミ、ヘドロばくだん!」
「行っくぞー!」
互いの技が命中し、ヨミのヘドロばくだんが急所に当たったことでマタドガスはダウンした。
「やった!急所に当ててくれてありがとう!」
「ほめてくれて嬉しいよー!」
「強いなァ・・・ホイーガ、お願い!」
「ホイーガか・・・アオ!行って!」
「任せて!」
クララの3番手はホイーガ。未だに進化させていないようだ。ミズキはヨミを戻してアオを繰り出した。
「アオ、ブレイブバード!」
「よし、行くよ!」
先手を取ったアオのブレイブバードがさく裂し、ホイーガを何もさせずに倒した。
「ホイーガまで・・・ぜってえ負けねえ!行け、ヤドラン!」
「ミク!出番だよ!」
「了解・・・あの力で裁きの鉄槌だ・・・」
クララの最後の一帯はヤドラン。ミズキも大将であるミクを出す。
「ギャラリーのみんなァ!クララ中毒、服毒注意!」
「(誰も中毒にならないと思う・・・)」
クララはそう言ってヤドランをダイマックスさせた。あの素早いミクより早い行動なのでどうやら特性のクイックドロウで先手を取ったようだ。
「ミク!こっちもキョダイマックスだよ!」
「私の真の力・・・今見せる!」
ミクもキョダイマックスした。すると、キョダイマックスの力でしっぽが大幅に伸びてタワーを形成。ミク本体がタワーのてっぺんで水でできた銃を構えて相手を狙う形態となった。
「これが私の真の力。塔の上で相手を狙う狙撃手。」
「ポイズンフルコースおあがりィ!ヤドラン、ダイアシッド!」
「ミク、素早さをあげるよ!ダイジェット!」
「任せて・・・!」
互いのダイマックス技がぶつかり合い、互いのHPを削る。
「次で決めるよ!ミク、キョダイソゲキ!」
「狙いを定めて・・・そこ!」
ミクは水の銃から強力な弾丸を放つ。弾丸はヤドランをとらえ、根こそぎHPを奪う。その後、ヤドランは爆散した。ミズキの勝利だ。
「勝ったよ!ミクお疲れ様!」
「うん。ミズキ、いつも褒めてくれてありがとう。」
「あーあ負けちゃたァ・・・出し惜しみしてないのに・・・全部ぶつけたのに・・・」
「卑怯なことをしたやつに勝利はない・・・」
「勝負あり!3つ目の修行、クリアしたのはミズキちん!」
「「すごかったっす!!!カンドーしたっす!!!」」
「2人ともお疲れ様!あたしゃハラハラしちゃって途中から見てられなかったよ。」
「最悪だったよねェ・・・汚い手まで使ったのに。若くて才能のある君みたいなわかんないだろうけどさァ、うちだって自分なりに必死だったんだ・・・そろそろ、ジムリーダーになるって夢もあきらめ時なのかも・・・」
「クララ・・・」
「ふん、どくびし撒いたやつが言うセリフじゃない・・・」
「ズルがバレたらどうせ追い出されちゃうしィ。ミズキ、うちがズルしたこと師匠にチクってもいいよ・・・ごめんね。」
「・・・わかりました。だけど、その必要はないと思います。」
「その通り!ワシちゃんはね、なーんもおみとおし!」
「し、師匠!?」
「ミズキちん、不利な状況をものともせず、よく頑張ったねー。クララちんのことワシからも謝らせてね。やり方は間違えちゃったけど、ライバルに負けたくない気持ちがいっぱいのがんばれる弟子なんだよん。」
「そうですね。」
「うう・・・師匠ありがとう・・・ミズキごめんなさい・・・」
「クララちんにはバツとして道場のポケモンのお世話を1人で6か月やってもらうよん。」
「え!?たしかにキッツイけどそれだけでいいのォ!?」
「もちのロンよ!これからは心も強くなっていこーね!」
「は・・・ハィイ!ミズキ・・・きみ、強かったよッ!」
「修行をすべてクリアしたミズキちんにはマスター道場の秘伝のヨロイをあげちゃうよん!準備するから、先に戻って待ってるねー!」
「はい!」
こうして、クララは許され、ミズキは秘伝の鎧を授けてもらうことになったのだった。戻る前にクララからリーグカードをもらったので見てみることに。
「クララってもともとアイドルだったんだ・・・」
「CD8枚しか売れなかったって・・・人気なかったんだね、それならあんなに歪むのも理解できるかも・・・」
ヨロイはダクマ
ミズキが道場に戻るとマスタードが道場中央で待っていた。
「ミズキちん!待ってたよん!3つの修行をすべてクリアしたチミに秘伝のヨロイを授けるよん!さあ、でてこーい。」
マスタードが投げたボールから鉢巻を付けた熊のようなポケモンが出てきた。マスタードと格闘を繰り広げるが、人見知りなのかミズキを見かけるとマスタードの足の裏に隠れてしまった。
「べあ・・・?」
「可愛いポケモン・・・」
「そう、このポケモンこそが秘伝のヨロイ!その名もダクマ!体は小さくとも凛と育てればいかなる敵の進撃も阻む頑強なヨロイになるよーん!」
「確かに強くなりそうな感じですね!」
「中でもこの子はものすごーい才能を秘めてるんだけど、引っ込み思案なところがあってね・・・あまり自信が持てないみたいなの。ミズキちんと一緒に冒険すれば強くなれるかもしんないと思うのね!ってなわけで、これからダクマをよろぴくね!」
「分かりました。ダクマだよね・・・こっち来ても大丈夫だよ?」
「べ、べあーま・・・」
ダクマは恐る恐るながらもミズキに近寄り、手持ちポケモンになった。
「この子って性別あるんですか?」
「うん。あるよー。ダクマは♂が多いんだけどね、その子は♀だよん。」
「そうなんだ!なら、あなたの名前は私の好きな前原仁菜ちゃんから取ってニナね!格闘タイプもモモコがネギが折れちゃって隠居しちゃってたから新しく仲間になってくれて助かったよ!」
「モモコってもう隠居してたんだ・・・」
「べあ・・・よろしくね、ミズキちゃん。頑張るよ。」
「とりあえずー!チミたちには仲良しちゃんになってもらってお互いに信頼しあわないとねー!その子はまだあまり外に出たことがないから、外を一緒に歩いてきて仲良くなってきてねー!それとミズキちんなら先頭のポケモンをボールから出して連れ歩いてもいいよん!」
「連れ歩きしていいんですか?」
「うん!一緒にあるけばすぐ仲良しになれるから、てくてくしちゃってねー!いっぱい仲良くなったらダクマの修行を始めるからワシちゃんのところに来てね!」
「分かりました!行ってきます!」
ミズキはニナと交代でカグヤを再びボックスに送り、ニナを手持ちに加える。そして、ニナとともにヨロイ島の各地にある絶景のスポットを回った。それらはどれも美しいものであった。
「ヨロイ島にはこんな絶景がたくさんあるんだ・・・」
「きれいだね・・・」
勿論バトルの修行も忘れない。最初はレベルが低く、押されがちだったが強いポケモンたちと戦ってぐんぐんレベルが上がり最終的には・・・
「ニナ!インファイト!」
「行くよっ!」
「ガルァッ・・・!」
「すごいよニナ!ガルーラを一撃で倒しちゃうなんて。」
「ううん、ミズキちゃんがここまで育ててくれたおかげだよ。」
インファイトでガルーラを倒すことができるまでになった。
「よし、そろそろかな・・・」
「何が?」
「何がって、ニナの修行だよ。マスタード師匠のところへ行こうか。」
「私の修行?何をするの?」
「それは私にもわからないけど・・・ニナが更に上に行くための修行だと思うよ。」
「そうなんだ・・・ミズキちゃんとならできそうな気がするからやってみるよ。」
ミズキは信頼関係を築いたニナと共にマスタードのところへと向かう。これから2人が挑むダクマの修行とはどのようなものなのだろうか・・・
現在の手持ち
ミク(インテレオン)♀ L79
レイカ(セキタンザン)♀ L77
ムツミ(ブリムオン)♀ L76
アオ(アーマーガア)♀ L75
ヨミ(フシギバナ)♀ L73
ニナ(ダクマ)♀ L70
控え
ミカン(ストリンダー)♀ L74
コハル(モスノウ)♀ L73
カグヤ(ドラパルト)♀ L74