女子キャラクターの中には、誕生日や血液型、身長、体重、スリーサイズなどが設定されている個体が多い。なぜ彼女たちの住む時空は現代日本と異なる可能性もあるのに誕生日などが設定されているのか。私はこのことにずっと疑問を持っていた。
そもそも誕生日の設定は作品の世界観によっては明らかにおかしい場合もある。世界観が中世ヨーロッパやRPG系のファンタジーな世界で西暦など存在していないようなあるのにもかかわらずキャラクターに1月1日生まれなどと設定されていると明らかにおかしいと思う。
私はキャラクターに誕生日などのプロフィールが設定されているのは読者や視聴者にキャラに対する思い入れを持たせるためなのではないかと思っている。もし好きなキャラに誕生日があれば去年まではなんでもなかったその日が記念日になる可能性だってあるのだ。今回はキャラの誕生日について研究していこうと思う。
女子キャラクターの誕生日は分かりやすい日に設定されることが多い
誕生日というのは1年365日のうちの1日に設定されるその人物もしくはキャラの生まれた日である。私はキャラに誕生日が設定されるのはそのキャラに対しての思い入れを高めてもらうために製作者側が意図的に決めているのではないかと思っている。
女子キャラクターの誕生日に設定されやすい日は
人間にとってなじみ深い祝日などの分かりやすい日が多い。
例を挙げれば祝日や記念日などである。誕生日がキャラによって偏っているケースもみられ、同じ作品に1月生まれの娘が何人もいたり、7月7日や11月11日のようなゾロ目の日に生まれている娘が多かったり、逆に印象の薄い日はあまり誕生日に設定されない日もある。
なお、女子キャラクターに最も設定されやすい誕生日は7月7日や3月3日であると言われている。前者は七夕という素敵な恋の伝承がある日だということ、7という数字にある縁起などから、後者は女子のお祭りであるひなまつりの開催日であるということからだろう。またこの2つの日に次いで12月24日が比較的多いとされている。やはり親しみのあるイベントのクリスマスイブがあるからだろう。
また、キャラの名前や特徴に掛けた日に設定されることも多い(例を挙げればバトルガールハイスクールのくーたんこと常磐くるみは9月30日がくるみの日なのでこの誕生日に設定されているようだ)。
好きなキャラと誕生日が一緒だと嬉しくなるし、一緒じゃなくてもなんでもない日が記念日になる
キャラクターに誕生日が設定されている効果で得られるものは、
誕生日が一緒なら運命を感じることができ、一緒でない場合でもなんでもない普通の日だったその日が好きなキャラの誕生日であるがゆえに記念日になるという2つの事だと思う。
実際、1年は365日あるので推しに限らず好きな女子キャラクター1人と自分の誕生日が一致する確率は365分の1なのである。つまり確率は相当低い。更に自分の誕生日が印象の薄い日(イベントがなく国民の祝日でない日、ゾロ目のような特別な組み合わせでない日。)等であれば製作者の目に留まらないことが多いので更に確率が下がる。私の誕生日(5月27日)も印象が薄いのか、数が少ない上になぜか私の嫌いなキャラが大量に集まる。それに加え私の推しはほとんど5月の対極にある9月~11月に集まっている。なぜだ・・・
そんな状況で自分の好きなキャラと自分の誕生日が一致していたのなら奇跡としか言いようがなく、そのキャラのことをもっと好きになれると思う。それにキャラと誕生日が一致していなくても、キャラの誕生日が設定されているその日が自分にとって特別な日になるのではないだろうか?少なくとも私は100人近くの女子キャラクターを見てきたので365日のうちの3分の1ぐらいはすでに特別な日となっている。
まとめ
・女子キャラクターに誕生日が設定されているのは読者や視聴者に思い入れを持ってもらうためだと思われる。
・誕生日に設定されやすい日とされにくい日がある。設定されやすいのは祝日やイベントのある日やゾロ目の日、設定されにくい日は印象の薄い日である。
・推しキャラの誕生日を知っておくとなんでもない日が特別な日になる。
私はキャラクターに誕生日を設定するのは無理ない世界観であれば多いに賛成だ。推しキャラと同じ誕生日で感じる運命、同じ誕生日じゃなくてもなんでもなかったその日が記念日に変わる素晴らしさ。これは誕生日が設定されているからこそ味わえるものだから。