キャラの台詞を書き起こして自分の言葉に直しつつプレイ記を書いているとなかなか進まないのが悩み。
簡単な登場人物紹介
スミレ・・・主人公の女の子。一部のポケモンの考えを読み取ることができるという特殊能力を持つ。先祖が偉大なことをしたノートを残しているというが・・・?
クロハ・・・ドダイトス♀。スミレがナナカマド博士から譲り受けた最初のポケモン。結構気が強い。
ヒロミ・・・レントラー♀。関西弁で話すチームの特攻隊長。
フウカ・・・色違いムクホーク♀。他メンバーに比べると優しげな性格。
シズク・・・マリルリ♀。ノモセ大湿原出身の物静かな策士。
レミ・・・ギャロップ♀。ぶりっ子気味だが、その才能は未知数。
ミリカ・・・ユキメノコ♀。乱雑な話し方をするが、中身は結構繊細。
トオコ・・・ルカリオ♀。鋼鉄島にいたゲンから貰った卵から生まれた。誠実で実直なところがある。
伝説のポケモン
トウガンを倒したスミレはジムの前に待っていたカケルに連れられてミオ図書館に来ていた。
「ほら、スミレ!こっちだぜ!」
「全く、待ちなさいよ!」
カケルの案内で連れてこられた場所にはナナカマド博士とコウキが待っていた。
「ナナカマド博士!」
「ほら、じいさん!スミレを連れてきたぜ!」
「うむ、そろったな!スミレたちよ、聞きなさい。お前たちは忘れているかもしれんが私はポケモンの進化について研究している。」
「そういえばそうだったわね・・」
「だが、研究すればするほどわからないことが増えていくばかりだ。進化するポケモンしないポケモン何が違うのか、生き物として未熟なポケモンが進化するのか。だとすれば進化しないとされる伝説のポケモンは生き物としての完成形なのか・・・そこでだ。シンオウ地方にある3つの湖には幻のポケモンがいるという。それを見ることができればポケモンについて何かわかるかもしれん、だからお前たちにぜひ幻のポケモンを探し出してほしいのだ!」
「まあそれぐらいなら・・・」
「なんだよ!オレは図鑑貰ってないぜ!」
「・・・渡す前に研究所を飛び出したのはどこの誰だというのだ。まあ、どちらにしろ行ってもらうがな。お前たちはちょうど3人いる、別れて調査をしようではないか。コウキはシンジ湖を頼む。」
「了解しました!」
「カケル、お前はエイチ湖だ。あそこへの道は厳しいからな、強いトレーナーであるお前に頼みたい。」
「なんだよじいさんオレのことよくわかってるんじゃねーの?」
「そしてスミレはリッシ湖だ。」
「ああ、あの湖畔の周りがリゾート地になっている・・・」
スミレがそこまで言いかけた時、ものすごい音が鳴り響き台地が揺れた。しかし、揺れはすぐに収まった。
「なんなの!?」
「・・・止まったか。みんな大丈夫か?気を付けて外に出るぞ。」
4人で図書館の外に出ると、ナナカマド博士が口を開いた。
「町には特に変わった様子はなさそうだ、さっきの揺れは自然の物ではないな。」
すると、鋼鉄島への船を出している船乗りが慌ててやってきた。
「おいおいじいさんたち大変だぜ!リッシ湖で爆発が起きたそうだ!ドカーン!!!ってな。」
船乗りはそれだけ言って去って行った。
「じいさん!!!オレ湖に行くぜ、なんかやばい気がするんだ!」
カケルはそれを聞いてエイチ湖へ向けて走って行った。
「全く・・・スミレ、リッシ湖のことなんだか気になるのだ。何が起きているのか見当がつかん。くれぐれも無理はするなよ、シンジ湖の様子を見たらそっちに行くから。」
「分かったわ、フウカ!」
「任せて!」
スミレはボックスから一時的に呼び戻したフウカのそらをとぶでリッシ湖の近くであるノモセシティへ向かった。
無残なリッシ湖
ノモセシティからリッシ湖ののほとりへ向かったスミレはリゾートホテルの宿泊者たちに異常がないことを確認し、リッシ湖の入り口へから湖へ入った。
「そういえば、発電所のエネルギーで作った何かを使ってドカーンするとか言ってたギンガ団がいたような・・・」
リッシ湖に入ると湖は無残な姿に変わっており、湖に生息していたと思われるコイキングが力なく跳ねていた。そしてやはりギンガ団がおり、彼らが爆弾を使ってリッシ湖をこのようにしたのだろう。
「最初の頃からとんでもないことばかりしてる奴らだとは思ってたけど、こんなことまでするなんてね。」
「許せへんなこいつら・・・」
「あんたたち、この大馬鹿どもを蹴散らすったら蹴散らすのよ・・・」
「スミレがこんなに怒ってるの初めて見た・・・」
スミレたちは頭のおかしい発言を連発するギンガ団の下っ端たちに従う哀れなポケモンを容赦なく叩きのめし先へ進む。伝説のポケモンの住処であると思われる洞窟の中に入ると、幹部らしき男がいた。マーズでもジュピターでもない、見たことのない奴だ。
「ミッション完了。すべてはギンガ団のために!」
「あんた・・・こんなことしてただで住むと思ってんの・・・?」
「ん?誰だ・・・あ!お前の顔は知っているぞ!ハクタイのギンガ団アジトに乗り込んできた子供だな!ジュピターも情けない、こんな子供に負けるとはな。ギンガ団の可能性を邪魔するならどんな可能性でも潰す!ユンゲラー!」
「フシュー!」
幹部はユンゲラーを出してきた。この幹部の名前はサターンというらしい。
「・・・潰されるのはあんたの方よ。ミリカ!たたりめ!」
「オラァ!!!」
ミリカの放ったたたりめはユンゲラーを何もさせることなく倒したのであった。
「少しはやるようだな。ドーミラー!」
「ドミッ!」
「レミ!かえんほうしゃ!」
「行くよお!」
レミのかえんほうしゃはドーミラーを火だるまにした。
「ドミ・・・」
「ドクロッグ、頼むぞ。」
「ドグッ。」
「トオコ、サイコキネシス。」
「・・・うん。」
ドクロッグはエスパータイプの技で大ダメージを受け何もできずに倒れてしまった。
「グエエエエエ!」
「手持ちがすべて何もさせずに倒された!?この私が時間稼ぎにしかならないだと!」
「次はあんたよ、サターン!絶対逃がさない!」
「スミレ、少し落ち着いて・・・」
「まあいい!お前みたいな子供が何をしても流れる時間は止められない!ギンガ団は3つの湖に眠っていた3つのポケモン、そのパワーで新しい宇宙を生み出す!今頃マーズがシンジ湖で次のポケモンを捕まえている頃だ!」
サターンはそれだけ言って逃げていってしまった。
「もう・・・何なのよあたしじゃ何もできないっていうの!!!」
「スミレ!ちょっと聞きなさい。今のあんたは冷静さを欠いているわ。」
「クロハ・・・」
「悔しいのはあたしだって一緒よ。今できることはリッシ湖のような被害を出さないようにすることでしょ!あんたに今できることは?」
「シンジ湖へ行ってナナカマド博士たちを助けること・・・」
「そう!だったら怒り狂ってないでシンジ湖へ向かう!それでいいのよ!」
「はぁ・・・まさかパートナーのあんたにそういわれるなんてね。悪かったわ。」
「あたしはあんたのそういう所、嫌いじゃないけどね。」
「フウカ!シンジ湖へお願い!」
「分かったわ!」
スミレはフウカに乗って懐かしの故郷の近くにあるシンジ湖へ向かったのだった。
エムリット攫われる
冷静さを取り戻したスミレたちはシンジ湖にたどり着いた。中ではナナカマド博士がギンガ団のしたっぱの一人と揉みあっていた。
「おおスミレ、よく来てくれた!ギンガ団の連中が伝説のポケモンを・・・コウキを助けてやってくれ!ワシも手が離せないのだ!」
「痛てっ!なんだよこのじいさん!!!」
「分かった!」
スミレはしたっぱたちを蹴散らしながら、シンジ湖の奥へ進む。するとコウキとマーズが何かを言い争っているところだった。
「マーズ!コウキを離しなさいったら!」
「あ!あなたの顔!嫌なこと思い出しちゃった!発電所の事よ、あなたのせいで酷い目に遭ったんだから!」
「・・・は?(怒り)」
「何その顔!いいわよもう一度勝負してあげる!だってあたしは強くて美しいの!仲良しカップルのつもりで助けに来たってわけ?発電所でのこと絶対に許さないし、とにかくあなたなんかやっつけてやるんだから!ゴルバット!」
「ゴルバ!」
マーズはゴルバットを出してきた。
「はぁ・・・あんたもサターンだっけ、あいつと同じように何もさせずに倒すから。ミリカ、れいとうビーム。」
「任せろ!」
ミリカの放ったれいとうビームでゴルバットは何もできずに倒れたのだった。
「ゴル・・・」
「相変わらず強い・・・ドーミラー!」
「ドミ!」
「ドーミラーね・・・レミ、かえんほうしゃ!」
「行くよおお!」
ドーミラーはレミのかえんほうしゃをまともに受けて倒れた。
「ドーミラーまで・・・ブニャット!」
「ブニャー!」
「そのポケモン、今は怖くもなんともないわね。トオコ、はどうだん!」
「行くよ・・・それ!」
トオコのはどうだんを受けてブニャットは無残に散った。
「ニャーブ!!!」
「何度も何度も・・・また負けた。これで2回目・・・ギンガ団の幹部としてこんなことってありえない!」
「あんたの実力がないだけでしょ。」
「・・・落ち着くのよマーズ!今回は湖に眠っていた伝説のポケモンをアジトに運ぶのが仕事。そうよ今回は大成功なのよ!サターンが派手にリッシ湖を爆発させてくれたからかここのエムリットってポケモンが仲間を助けようとでも思って目覚めようとしたのか眠っている洞窟が出てきたの。おかげで楽出来ちゃった。」
「ふざけんな・・・」
「さて、感情の神エムリット・・・意思の神アグノム・・・そして知識の神ユクシー・・・すべてを集めたギンガ団が何をするのかお楽しみに!お前たち引き上げるよ!」
マーズはそう言って団員たちを連れて引き上げていってしまった。なお、シンジ湖の件がすべて片付いた後に洞窟を調べたが、中にはもうすでにエムリットの姿はなかった・・・
エイチ湖を目指して
ギンガ団が去ったシンジ湖でスミレはナナカマド博士にリッシ湖でのことを説明した。
「そうか・・・リッシ湖でも伝説のポケモンがギンガ団に連れ去られたというのか・・・」
「あたし何もできなくて感情が暴走しちゃったのよ・・・」
「相手は大人の集団だお前たちが無事だっただけでも嬉しいぞ。そうだ!エイチ湖は・・・カケルが心配だ!スミレ!エイチ湖に向かってくれ!」
「分かったわ!」
スミレは一旦トバリシティに向かって服屋で以前貰った防寒服ことプラチナスタイルに着替えるとテンガン山へ乗り込んだ。かいりきを駆使して洞窟を抜けると、そこは豪雪地帯と言わんばかりに吹雪が吹いていた。
「寒っ・・・!氷に弱いあたしにはつらいわ・・・」
「クロハは氷に弱いものね。この辺の奴らも氷タイプの使い手が多いみたいだし・・・レミ、トオコ。あんたたちなら氷にも強い。この辺のポケモンたちを相手してくれるかしら?」
「任せちゃって!」
「もちろん。」
スミレはレミとトオコを中心に立ち回りながら豪雪地帯のトレーナーたちを倒しながら北へと進む。そしてついにエイチ湖へたどり着くが・・・湖の入り口にはギンガ団のしたっぱがおり、通れなかった。
「あれってギンガ団の下っ端よね。見張りでもしているのかしら・・・」
「あれじゃ入れへんなぁ。」
「話しかけても通してくれないし、こうなったらあたしのウッドハンマーで直接・・・」
「さすがにそれはだめよ。」
「この辺って町ないの?ちょっと休憩したいな。」
「そうね。レミとトオコに頑張ってもらったから、少し休憩した方がいいわね。この近くには7番目のジムがあるキッサキシティがあるわね。そこで少し休みましょ。」
スミレたちは一旦エイチ湖を離れ、キッサキシティへ向かった。
熱き氷使いスズナ
ポケモンセンターで休んだスミレたちはギンガ団のしたっぱが退く気配も見られないので先にキッサキシティのジムに挑戦することにした。
「本当はエイチ湖の問題を解決してからにしたかったけど、いずれは通らなきゃダメな道だし、先に挑戦しておくことにするわ。ここは氷タイプのジムなのね・・・レミとトオコを中心に立ち回れば大丈夫そうね。2人とも頼むわよ。」
「もち!」
「了解。」
キッサキジムは雪玉を体当たりで破壊して進む仕掛けがあり、ジムトレーナーたちも氷タイプ以外を使ってくることもあったので攻略はなかなか大変だった。しかし、水ポケモンを使うトレーナーも多かったので氷が大の苦手なクロハもそれなりに活躍で来た。そしてついにジムリーダーのスズナの元にたどり着いた。
「スズナに挑戦?いいよ!強い人待ってたし!」
「ずいぶん強気で好戦的ね・・・」
「だけど、あたしも気合入ってるから強いよ?ポケモンもオシャレも恋愛も全部気合いなのッ!そこんとこ見せたげるから覚悟しちゃってよね!行くよ!ユキカブリ!」
「カブー!」
「あいつは確かほのお四倍の・・・レミ!かえんぐるま!」
「任せちゃって!」
ユキカブリは特性で天候をあられに変えてきた。しかし、レミのかえんぐるまがヒットし、ユキカブリは一撃で倒された。
「カブゥ~」
「よし!」
「へえ・・・やるね!ニューラ!」
「ニュラ!」
スズナは続いてニューラを出してきた。スミレはレミとトオコを交代した。
「トオコ、やっちゃって!はどうだん!」
「はぁっ!」
「甘いよ!あなをほる!」
スズナのニューラが使ったのは意外な技あなをほるだった。トオコは先制できず、ダメージを負ったが、攻撃後の隙を見て返しのはどうだんを命中させ、倒した。
「ニュラ・・・」
「あなをほるは意外だったよ・・・」
「ニューラまで・・・ならこれでどうかな?チャーレム!」
「レムッ!」
スズナが3体目に出してきたのは格闘タイプのチャーレムだった。
「チャーレム!?こいつ氷タイプじゃないわよね・・・」
「できるジムリーダーはエキスパートと違うタイプのポケモンも用意しておくのよ!」
「なら、あたしの使っている氷タイプで迎え撃つ!ミリカ!」
「任せな!」
「へえ・・・ユキメノコかぁ。面白いじゃん。」
「ミリカ!たたりめ!」
ミリカのたたりめはチャーレムを何もさせずに一撃で倒した。
「レムゥ・・・」
「ここまで来たならとっておきのポケモンで相手してあげるんだから!ユキノオー!」
「ノーオ!」
スズナは切り札のユキノオーを出してきた。
「あいつユキカブリの進化系よね・・・ならレミ、もう一回お願い!」
「もちろんいいよ!」
「レミ!スマートホーン!」
「ユキノオー!じしん!」
レミはスマートホーンでユキノオーの弱点を突いたが倒しきれず、ユキノオーはまさかのじしんを習得しており、反撃を受けてしまった。
「うわっ!」
「甘く見たね?」
「なら一気に決める!かえんほうしゃ!」
レミの渾身のかえんほうしゃがユキノオーに命中する。さすがに4倍弱点は受けきれずユキノオーは倒れてしまった。
「ノー・・・」
「やった勝ったわ!」
「いやー、今回はちょっと危なかったね!」
「君すごいんだ!尊敬しちゃう!なんだかあなたの気合いに押し切られちゃった。そうだ、これあげないと。」
スミレは七個目のバッジであるグレイシャバッジを受け取った。
「これがグレイシャバッジ・・・輝く氷のような美しさね!」
「ありがとね。そのバッジがあれば秘伝技のロッククライムを使えるの。それにしても、氷タイプのジムリーダーってもっとクールな感じでふるまった方がいいのかな。なんかその辺難しくてさ。」
「いいえ、スズナはスズナらしさを大事にすればいいと思うわよ。それじゃ、あたしは行くわね。」
スミレはスズナを励ますような言葉を言い、ジムを後にした。
カケル、無残に散る
ジムを後にしたスミレたちはエイチ湖の入り口へ向かう。したっぱは退いており、エイチ湖の中へ入ることができるようになっていた。
「伝説のポケモンは大丈夫かしら・・・?」
スミレたちが湖の中に入るとジュピターとカケルがいた。どうやらカケルはジュピターに負けてしまったようだ。
「ちくしょう!ギンガ団め!」
「ふぅーん、もう終わり?あなたのポケモンはまあまあでもあなたが弱いものね。それでは湖のポケモン助けるなんて無理な話よ。チャンピオンもあきらめた方がいいわね。」
ジュピターはそう吐き捨てると、スミレの方に寄ってきた。
「あら、貴方、ハクタイであったわね?」
「何よ急に・・・」
「いい?これからギンガ団はみんなのためにすごいことをするの。だからポケモンが可愛そうとかくだらないことであたしたちの邪魔をするの辞めてほしいわけ。トバリにあるアジトに乗り込んできても何の意味もないのよ?では失礼。」
ジュピターはそう言って去って行った。スミレはカケルの近くに行った。
「カケル・・・」
「・・・そーだよ!ギンガ団相手に何もできなかったんだよ!あのユクシーとか言われていたポケモンすごく辛そうだった・・・オレ、強くなる。勝ち負けとかそーゆーのじゃなくて、強くならないとだめなんだ・・・」
カケルはそう言って立ち去っていってしまった。
「・・・あんたたち。これからどうする?」
「あんたが聞かなくてもあたしたちの答えは一つよスミレ。」
「・・・私たちの力でギンガ団を止める。」
「ウチらの力で奴らの戦意を失くしたろ!」
「だな!あんな奴ら野放しにしてられるかよ!」
「だね。みんなの意見が一致してよかったよ。」
「スミスミはどうするの?」
「もちろん決まってるわ!あんたたち全員覚悟はできてるみたいね・・・アジトに行くわよ!」
スミレたちはアグノムたちを救い、ギンガ団の野望を阻止すべくトバリシティのアジトへ向かうのだった。
現在の手持ち
クロハ(ドダイトス)♀ L50
ヒロミ(レントラー)♀ L47
シズク(マリルリ)♀ L48
レミ(ギャロップ)♀ L46
ミリカ(ユキメノコ)♀ L46
トオコ(ルカリオ)♀ L47
控え
フウカ(色違いムクホーク)♀ L42