私が実際に受けたいじめ~高校3年生編~

Pocket

239

私がこれまで書いてきたいじめについての実体験を綴るのはこの高校3年生編で最後になる。
なぜなら、いじめ自体はこの高校3年生で最後であったからだ。それ以降も苦痛な思いをすることはあったがそれは「指摘」や「嫌がらせ」がほとんどなのでいじめには含まれないと私は思っている。高校3年の時には主に以下のことをされた。

  • この年に逮捕された犯罪者の市橋達也と顔が似ていて名前の一部が一致していたという理由で高校3年の後期から卒業するまで男生徒のほとんどに「おい市橋~!」と呼ばれ続ける。
  • 特に理由もなくまだ抜ける気配のない髪をひっこ抜かれる。
  • 課題研究という科目でまた無理やり班長になってしまい、その結果自分への自信と高校の皆勤賞を失った。

最後に書いたものはいじめが直接的な原因とは言い難いところもあるが、結局いじめで追いつめられたことによって発症したものなので
この中に含ませてもらった。今回は一番上のものについて詳しく書こうと思う。

顔が似ていて下の名前の一部が同じというだけで犯罪者呼ばわり

2007年にとある事件が起きた。市橋達也という男が外国人英語教師のリンゼイさんを殺害して2年近くの間逃走した事件だ。

市橋は2009年に逮捕されたが、その時高校3年生だった私はクラスの男生徒8割に市橋と顔がほんの少し似ていたことと、下の名前が同じという理由だけで

「おい市橋~!」と市橋の逮捕後から高校を卒業するまでの間呼ばれ続けた。

これの行為に参加したのはいじめ連中だけではない。友人の一部までもがそのように私を呼んできたのである。時には「おい市橋!」と言われて殴られたり、嫌味ったらしく「市橋!」と呼ばれたことまであった。

呼ばれてた頃には不謹慎ではあるが、市橋が一生逃亡したままで逮捕されなければよかったのになどと思ったこともあった。この影響からか、今でも精神状態が悪いときには「おい市橋~!」という声が鮮明に聞こえてくるようになってしまった。この記事を書いている今も聞こえている。市橋は逮捕後に逃亡記録を手記を出したり、それをもとにした映画が公開されたりしたようだが、私は見ていない。

この忌々しい記憶を思い出して苦しむ羽目になってしまうからだ。

また、このことの影響から私は珍しい苗字や名前に異様に固執するようになってしまった。創作で主要なキャラクターを作るときもあまりたくさんいるような名前は付けないようにしている。なぜそこまでするのかというと、それは珍しい名前を付ければ犯罪者と被る可能性が少なくなるからである。

6年間のいじめで得たものは恨みと人間不信だけ。

中学1年生から高校3年生までいじめを受けて残ったものはいじめ連中への恨みと憎しみだけであった。これまで語ったことは今でも私の記憶に焼き付いており突然叫びたくなったり、人間が信じられなくなり大嫌いになった。

反動で女子キャラクターの研究に余計にのめりこむようになり、今度はネットでオタク気持ち悪いから死ねなどという意見を見てしまい、社会や世間も嫌いになった。私に近寄ってくる人間もいたが、身内含む人間このようなことを話すと以下のような言葉ばかり言われた。

「いつまでも昔のことを掘り返しているんじゃないよ。前向きに生きろ。」

「この世は試練だ。君がいじめを受けたのも業を刈り取るためなんだよ。」

「俺だって必死こいて働いているんだぞ。いじめ後遺症で仕事ができない?そんなんで通用するか!!!」

・・・見事にいじめすら受けたことのないと思われる連中に心無い言葉を散々浴びせられた。
特に一番下は父親に言われたことなので、身内ですらそう簡単に信用できなくなった。実際親に私は「おい市橋~!」の声が聞こえて苦しいことを打ち明けていない。

言っても無駄だと思っているからだ。

後に私が発達障害であることが判明し、セカンドオピニオンで行った精神科に説明をしても「あなたに出せる薬はないから得意な分野を伸ばしていくしかない。」とのコメントしか言われなかった。周囲からは「親が死んだらどうやって生きていく気だ!」と怒られてばかりである。

もう私の心には人間への恨みしかない。いじめを受けた側はこのような苦痛を一生抱えて生きる必要があるのだ。もし生きたくなくなったら死ぬしかない、私もそんな状況である。生きていれば必ずいいことがあるよと言われてはや10年。私は女子キャラの研究以外に楽しいことは全くない。

最後に現在進行形でいじめを受けている子たちに言いたい。

はっきり言って今現在の学校なんか行く必要はない。あそこはいじめの苗床だから教師も隠ぺいばかりするし、友人もすぐ裏切る。そんなところに言っている暇があるのなら自分が興味のあることを勉強して興味のある分野で働けるように時間を使うほうが有効だ。そうでないと・・・自殺してしまったり、私のような自信を無くし、成人しても周囲の人間に正論で攻撃されるダメ人間になってしまうから。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク