私にとっての今年の漢字は失だった

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先日、毎年やっている今年の漢字に「密」が選ばれていることを知った。まあ今年はコロナで密ですだので色々あったので妥当な漢字だろう。

しかし、私にとっての今年の漢字は「失」である。今年はいろいろなものを失ったような気がする。人間としての大切なこと、反自粛として活動したことで叩かれたこと、コンテンツ制作陣への信頼、リモートにできなかったことで胃を痛めながら勤務した仕事、橋下の発言などによる政治への不信感の増大、このサイトの一時的な休止・・・数え切れない。そして増えたのは死にたいという気持ちと人間への不信感だ。

なので、今年を振り返りながら、なぜ「失」を選んだのかの理由を書いていこうと思う。

理由1 人間の気持ち悪さに生きる気力を失った今年前半

今年はコロナウイルスが流行ったことで多くの方が苦しみ、亡くなり、悲しみを生んだ。人間たちはそれを団結と絆で乗り越えようとした・・・かのように見えた。

実際は、その裏でマスクがないことに店員さんを怒鳴り散らす人間、自粛警察や埼玉狩りという極度にウイルスを恐れるモンスター人間の自分勝手が目立っていた。

この時の私の心情はここにまとめてあるので詳しく知りたい方は読んでほしい。

上記の件から色々止められたせいで2年ぶりに過食に走ることになり体重がリバウンドした。筋肉があった分ピーク当時ほどではなかったが、それでも体調不良にはなってしまった。過食について検索すると、対処法として一番見つかる言葉、それが「食う以外の楽しみを見つけろ」という言葉だった。

その楽しみ(女子キャラ、ドラマ、遠方でのウォーキング)が全て止められている上にのに別の楽しみを見つけろってどんな罰ゲームだ?何を楽しく感じるかなんて人間ごとに違うし、私は試行錯誤して女子キャラ研究にたどり着いたんだからすぐ見つかるわけねえだろ?

トドメに決まったのが橋下の公務員は給付金もらうなの発言。私はリモート勤務もできず、毎日ストレスと過食で痛む胃を抱えながら休むこともせずに無理矢理体を動かして仕事をしていた。なので彼にどんな意図があってこの発言をしたのだとしても一生許さないだろう。

コロナをものともせず新しい生活に適応してリモートで勤務をし、規則正しい生活を送っていた人間共には所詮自業自得にしか見えないだろう。しかし、この経験で人間の醜さを改めて思い知った私は絆なんて幻想だ人間嫌い怖いという気持ちをさらに深めてしまったのである。

理由2 度重なるコンテンツの炎上に疲れ果てた

コロナの中だったが、制作陣の皆様のおかげであおちゃんを筆頭に今年も素晴らしい女子キャラとの出会いがあった。それは素直に嬉しいことだ。しかし正直なことを言わせてもらえば不快なことはあった。それは・・・

私の見ている範囲の作品だけやけに批判や炎上が多かったという点だ。

今年の炎上と聞いて真っ先に思い出すのは今季大活躍中である虹ヶ咲の推しである愛ちゃんのスクスタ20章での裏切りの件だ。正直今思い出しても腹立たしいし、愛ちゃんに余計な爆弾を背負わせて裏切り者のレッテルを張り付けたスクスタの制作陣が憎い。こちらはアニメ版に影響を及ぼさなかったことだけは良かったと思っているが。

デジモン:もよい話ばかりではない。私はミミ様がわがまま暴走超特急から聞き分けのいいお嬢様になってくれたことや一旦休止になったとき辛くても待ち続けて7月12日の放送で21年ぶりに会えたことががすごく嬉しかったのだが・・・今のストーリー展開が気に入らない人間は多いようだ。懐古厨め・・・

これ以外にもあつまれどうぶつの森が腐ったアップデートを繰り返したことでやる気を一時的になくしてしまったこと、結局ポケモン剣盾にドダイトスが入れなかったこと・・・数だけなら数えるほどある。

正直炎上はイナズマイレブンの経験だけでいっぱいいっぱいだったので上記の件と合わさって余計に疲れてしまった。公式に突撃したくなる気持ちも分かってしまうし(私もイナズマイレブンの時にやろうとしたが制作陣に何言っても無駄だと悟って止めた)、もっといい作品にしてほしいという気持ちもあるのだろうとだが、それと同時に炎上させるのは間違っているようにも感じている。だから疲れ果ててしまったのだ。

私はアニオタじゃなくて女子キャラクター研究家だ。基本的に内容はよほど擁護できない物や推しが死亡したりしなければ無視しているし、女子キャラの魅力を引き出していれば話なんてなんでもいいと思っており、ストーリーのあら捜しなどしている時間があれば推しの魅力を探しに行く。そんな人間だ。だが、それでも推しの炎上はもちろん、それに加えて推しが立っている台地ともいえる存在である作品の炎上というのはつらいものだ。

まあたいして面白い物も作れない私が四の五の言ったところで何も変わらないのは分かっているが・・・多分もう私が何かのコンテンツの信者になることはないだろう。昔の私であればイナズマイレブンという軸があったからこういうことはすべて無視できたのだが・・・軸を失った今はどうしようもない・・・

理由3 カウンセリングを変わらなければならなくなった

私は今現在カウンセリングに通っている。だが、カウンセリング室側の都合で今年いっぱいで別のカウンセリング室にを変えなければならなくなってしまった。

カウンセリングでは私の本性を隠すことなく話しているので今まで通っていたカウンセリングを変えることは私にとってはとても負担の大きいことである。信用していない精神病院の方を変えることであれば抵抗はないのだが・・・

とはいえ、新しいカウンセリング室はまだ1回しか行っていないが一度目で私の趣味嗜好を新しい心理士さんに語ることができたので、あまり心配はしていない。まあ私は常に最悪のことを考えてしまうところがあるので不安がないと言えばうそになるが。

だから私は失を選ぶ

私は今年は失うものがたくさんあったからこそ失を選んだ。幸い、仕事はまだ勤務できているし炎上はあろうとも女子キャラたちはみんな帰ってきてくれたから生命維持はなんとかなっている。減量のために毎日階段上りをするようになったので、前よりも足の筋力も上昇した(体重は減ってないかもしれないが)。

しかし、辛さの感じ方は人間によって大きく違うものだ。私は女子キャラによる生命維持をもってしても今でも頭に死にたい気持ちがよぎることがあるし、ひどい時には車を運転しているとあの車こっちに突っ込んでこないかな・・・と考えてしまうこともある。そして今でも人間を簡単に信用することができない。

今猛威を振るっているコロナが収まったとしてもマウントを取ったり叩くことを快感に感じてしまったりした人間の本質は変わることは永遠にないのだろう。私もモンペなので不満を持ちやすい方であるが、中立によりつつも自分の考えを言っていこうかと思っている。好きな子は好き推しは推しだと・・・来年は私の推しのいる作品が炎上しなければいいなぁ。大炎上時代にそんなの無理か。

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コメント

  1. 藤木のび太 より:

    今年は特にしんどい一年でしたね。
    私にとっての今年の漢字は世の抑圧が強まったため、”抑”か
    「美しい日本」に近づいた為あえて”美”にするか。当然皮肉である。

    橋本氏の発言について
    例の発言(ボケ)は多くの市議会議員から市民までツッコミを入れていました。
    本当に何も考えてない発言だと思われます。大阪ではよくあることなのです。
    そういえば同時期、平熱パニックおじさんなどとも言われていましたね。

    • zyoken より:

      藤木のび太様 コメントありがとうございます。
      抑ですか・・・自粛警察はじめとしたモンスター人間たちからの抑圧は恐ろしかったですね。私はリモート勤務も時短勤務もできずに仕事を休めなかったので自粛警察のやったことを見ては報道番組に怒鳴り返したりしていました。後にそんなことしても何の意味もないことに気づいたので、最近は報道番組一切見ていませんが・・・美は「(力と言葉で無理矢理従わせるという意味での)美しい日本」ということでしょうか?皮肉とか抜きにしてもよいと思います。
      橋下の発言は何も考えずに言ったよくあることだったのですね。私も非常勤とはいえ公務員であったことに加え一定数存在している橋下を総理大臣にしようと持ち上げている層が気になってしまって・・・彼が万が一にでも総理になったら私のような現状維持型の人間はこの国には住めないとすら思っているので。