苦しい状況から抜け出した人間が同じように苦しんでいる人を馬鹿にしているのを見ると呆れる

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人間が苦しい状況から抜け出すということは容易なことではなく、相当な精神力や気力体力が必要になってくる。だが、人間は醜い生き物である。一定の層には苦しい状況から抜け出したにもかかわらず抜け出せない奴を見下したりするような奴が必ず存在している。

結局そういう奴は

自分の経験はすべて正しいという経験論に酔っているだけなのだ。

自分は苦難を抜け出して克服した。だがなんであいつは抜け出そうとしない?そんな考えから昔の自分を見ているようになっているのが嫌で感情的になって馬鹿にしたりしているのだろう。だが、全ての人間が必ずしも苦難から抜け出すことはできないのである。もしできていたら今頃この国から貧困層やうつ病患者はいなくなっているはずだ。

苦しんでいる人を馬鹿にする人間ばかりがいるように見える理由

私はなぜこの手の人間が一定数存在し続けているのかを考えてみた。その結論として出たのは

自分の経験として語ろうとする人間が苦しい状況から抜け出して生き残った人間であること、すなわち生存バイアスの一種でしかないのではないかということだ。

辛い状況に押しつぶされてしまい中には私のように苦しい状況を保持したまま生き続けている人だっているだろうし、中には自殺を選択してしまった人もいるだろう。そして苦しい状況を保持し続けている人は私のようにそう簡単にサイトを作って自分の経験を語ろうという考えまで行きつくことは難しい。

そうなると、SNSなどの目立つ場所で発言している人間は生き残った人の割合が自然と高くなるだろうし、そのような説教臭い理論であふれかえっていてもおかしくはない。そして説教の後には助けるつもりもなく自分で考えろの一点張り。

そんな光景を見るたびにこいつらは優越感に浸りたいだけなんだなと私は呆れてものも言えなくなってしまう。

おまえならどうするんだという言葉に対する私の解答

そしてだいたいこう言う状況になるとお前はそういう奴と対峙したらどうするんだと聞かれてしまう。まあ私の答えはその人のしたいようにするしかないとしか言えない。私だって正直言えばいじめで狂った人生の精算をしてもらいたい。だが、やったもん勝ちで罪悪感を持たない人間こそ有利なこの世界ではそんな事望んだところで叶うはずもない。

私自身運よく自分の人生がうまい方向に転がって女子キャラのことをしっかり学べたとしても、その知識で本当の意味での研究者やなれたとは思えない。だって女子キャラジャンルが大学や研究機関で研究する分野ではないし、完全に社会的に認められている分野ではないから。

そもそも、説教を用いて説得するのってガソリンの入っていない車にさっさと走れよって言って無理矢理走らせようとしているのと同じことではないだろうか。自分が辛かったからおまえも乗り越えろで全ての問題が解決するなら今現在のこの国に辛い気持ちを抱えている人はいなくなっているのではないだろうか?

世界中で苦しんでいる人が今でもたくさんいる以上誰もがそんなうまくいくわけねえだろ。抜けたい奴だけ抜け出せばいいじゃねえか。辛さを抱えながら生きているだけでも生きることには向き合っているわけであるから立派な事なんじゃないのか?これが私の答えだ。

こう言うことを書くと環境のせいにするなみたいなことを言う人間がやってくるのだろう。私はそう言った人間どもを今日も

心から冷めた目で見させてもらうことにする。

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コメント

  1. 一力 より:

    確かにそういう人たちいますよね
    私はみた限り幸いそういう人はいなかったので、読んでたらこういう人いるのかて思いました。

    特に酷かったのは、友人から聞いた話ですが、転職だとか会社のことで、「賃金が低いのに、何故、転職しようと思わない?」
    「生活できるの?」など、不安を煽るようなことを言われたのは聞いたことあります。
    「人間関係よければ良い。自分に合ったスタイルになれば良い」と言ったら
    「そんな甘くないよ」と言われたそうです。

    確かに言いたいことはわかるかもしれませんが、だからて記事のようにやるというの
    どうかて思うし、恐ろしいと改めて感じました。

    私はそういう風にならないようにしたいものです

    • zyoken より:

      一力様 コメントありがとうございます。
      このような人間は現実では少数派の可能性がありますが、ネット上では自分の意見を自由に言えるような場所でそれなりの数見受けられます。
      ご友人が賃金で色々言われたのですか・・・私も収入は10万前後という世の中の物差しに当てはめたら褒められるどころかけなされるレベルですが立場や勤務時間には問題なく、内部環境も良く生活もできているので特に転職しようと考えたこともありません。そもそもこの国はレールに乗れなかった人間には落ちこぼれのレッテルを張り付け自活ギリギリの道しか用意していないのでそういうところの方が私は問題だと感じています。まあ彼らにとっては私のような存在などどうでもいいのでしょうけど。
      私たちは彼らのように抜け出せず辛い思いをしている方を馬鹿にしないようにすることが一番大切ですね。