私が地元に奉仕しようという考えを持たなくなった理由

Pocket

皆様は自分の生まれ故郷である地元は好きだろうか?私は正直あまり好きではない。私の場合学校だけでなくとある行事で嫌な思いを何度もしたことがあったからである。その件が起こってから私は同期のいじめ連中たちだけでなく地元の人間たちとも関わりたくなくなってしまった身である。

なので今日は何故私がそのようになってしまったかを書いていく。

きっかけはゴミ拾い清掃

皆さんの地域には地域のゴミ拾い清掃みたいな行事はあっただろうか。私の地域は私が若いころはあったのだが、今では少子化と過疎化によりやっているという話は聞かなくなった(再開されたとしても二度と参加する気はないが)ので今の少年少女は少し羨ましい。

私はゴミ拾いをすることは嫌いじゃない。汚い場所よりもきれいな場所の方がいて安心するからだ。とはいえ、嫌がらせのような行為をされれば誰だってやる気をなくすものである。

私がきっかけとなったゴミ拾い清掃があったのは地元のいじめ連中共と離れることができた高校生になったばかりの事であった。私の地元の周辺の地域にはいじめ連中のうちの一人が運悪く住んでおり、事情を知らん大人共は(私の地域で参加している)男同士で組ませた。

当然、いじめ連中だった奴は当然ながら私を舐め腐ったような態度で接してくる。もう1人後輩がいたのだが、そいつの態度を見て私を馬鹿にし始めた。

大人共に逆らえるわけもないので私はそいつらと仕方なくごみ拾いに出かけた。序盤は特に問題なかったのだが、ある物が落ちていたことで問題が発生する。

その落ちていたものは(おそらく野良猫か野生動物と思われる)死体の残骸だった。

残骸と思ったのは、たぶんカラス辺りが食い荒らした後のような物だったからだろう。私は基本生物の死体は嫌悪感を感じるほどであり凝視すらできないので私は当然ながら死体など拾えない。

しかし、いじめ連中だった奴はあろうことか死体を拾い上げごみ袋に入れ、私にそのごみ袋を持つことを強要したのだった。私は嫌だと伝えたのだが、いじめ連中は気に入らない人間を馬鹿にすることに一切躊躇しない奴だ。だから聞き入れるはずなどなかった。

結局、私は最後まで死体の残骸が入ったゴミ袋を持ちながら、いじめ連中だった奴達に馬鹿にされながらゴミ拾いを終えた。いじめ連中だった奴達はとがめられることもなく終わり。死体の残骸は大人たちによって草むらに捨てられて終わった。私はいじめ連中だった奴達にきつく言ってくれなかったこともあって、大人たちにも不信感を持ってしまい、さっさと家に帰った(私が訴えなかったのも悪かったのだろうが)。

私はあの時どうすればよかったのだろうか。ゴミ袋を放棄してどこかへ逃げればよかったのだろうか(田舎だし逃げる場所なんてないけど)。それともいじめ連中だった奴と後輩を攻撃すればよかったのだろうか?

私は思った。もうこの地域の奉仕活動に参加するのは辞めようと・・・嫌がらせを嫌だと言えない私が悪いのもあるが、そのことについていじめ連中だった奴達に言ってくれないのなら信用なんてできないと思ってしまったのである。

その後、私は地元が合併したのを機に住む場所は地元のままであるが、認識だけでもその市の住民になることにし、地元の元役場ではなくその市の市役所に行って障害手帳の手続き(障害が分かったのはだいぶ後だが)などをするようになり(元役場を完全に使わないわけではないが)、地元を歩き回ることもなくなった。買い物も地元ではない隣町や市街地の店を積極的に使うようになった。家の周辺もウォーキングしないし、運動するときは遠くの町の運動公園に行くようにしている。

男がたかが動物の死体で・・・と思うかもしれない。しかし当時の私にとってはいじめ連中だった奴や後輩に馬鹿にされながら、嫌悪感を感じるものが入ったゴミ袋を持つだけでも地獄だったのだ。せっかく解放されたのに、反省もしないで増長し続けていた奴とまた関わることになるなんてことほど最悪なことはない。

後々、今度は今回のとは別の中学校の連中に教習所で馬鹿にされたりもしたのだが・・・それもまた別の機会にでも書こうと思う。

学校外での嫌な思い出も地元離れを促す

これらの経験から私は地元の祭りやイベントや行事などには一切参加しなくなってしまった。行った所でいじめ連中に出会って気分を害するかもしれないし馬鹿にされるかもしれない。そんな気持ちが私の心に今でも残ってしまっているからだ。私は昔より痩せてはいるはずだが見た目自体には大きい変化ないから余計馬鹿にされると思う。

いじめ連中だった奴が私が嫌がることがわかっていたからなのかもしれない。そもそも死体などが入った袋を持って歩き回ることなんて大半の人間が嫌悪することのはずだろうし。

私はこのような学校外であったとしても嫌な思い出が積み重なると地元と関わる気力を失くし、離れを促してしまうと思うのである。そして嫌な思いをした人間は地元から遠く離れた場所に住み移ったり、地元から遠く離れた場所に仕事場を求めたりするのだろう。

学校でも奉仕活動であってもこんな扱いを受けてしまうので私は地元にこれ以上の理解や発展はありえないと見切りをつけている。私一人が嫌な思いをしようが、大半の人間にとってはなんでもないことであり、いじめを平気でできる連中にとっては逆に嬉しいことなのかもしれない。だが、嫌な思いをさせられた方はずっと恨みが残るもの。それを忘れないでほしいものだ・・・

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

  1. ヤキヤマ より:

    私も生まれ故郷である地元は決して好きではありませんしなれません。
    小学生の時訳も分からず子ども会の少年野球チームに入らされそこで色々嫌な思いをさせられました。
    他の学区との試合の後、何かの集まりがありましたがもう私は今後野球チームで活動することなんてないんだと安堵したのか無視して一人だけ家へ帰りました。

    無理やり参加させられた者のせめてもの抵抗だったつもりです。

    >>行った所でいじめ連中に出会って気分を害するかもしれないし馬鹿にされるかもしれない

    私も学生時代上記のような事や他にも似たような嫌な思いしかなかったので成人式には参加しませんでした。
    二十歳になったから大人の対応をしてくれる連中ではないのは明らかだったし年齢を重ねても人の痛みを理解できなさそうな奴らばかりだったからです。

    >>嫌な思いをした人間は地元から遠く離れた場所に住み移ったり、地元から遠く離れた場所に仕事場を求めたりするのだろう

    もし、あてがあるのなら離れてみても悪くないかなと思っていますがなかなかいい仕事が見つからないのと地元から離れた先でまた苛めにあったらという不安で仕方なく地元に留まっている状態です。

    • zyoken より:

      ヤキヤマ様 コメントありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ありません。
      私もこんなことを書きながら未だに地元である埼玉県の過疎地に住んでいます。埼玉県自体は利便性もそこまで悪くなくて住みやすくて好きなんですけどね。
      強制的に入れられた少年野球のチームで辛い思いをしていたのですね。私は運動嫌いであるがゆえに少年のスポーツチームに所属したことはないのですが(チームはあったのですが、強制的に入れられるということはなかったので)・・・やりたくもないことを強制的にやらされるのは地獄ですよね。
      成人式に参加しなかったのはいいことだと思います。私もできれば参加したくなかったのですが写真関連で強制的に行くことになってしまい、地元のいじめ連中たちに絡まれそうになりました。私の場合中学時代~成人までの見た目の変化が少なかったので私だとすぐばれてしまったのも原因でした。一応仲の良い友人はいたのですが、地元の高校で楽しく過ごしたらしくすっかり地元になじんでいて・・・惨めな気持ちで1人で帰りました。
      私も精神面などが安定すれば、埼玉県の別の場所に移り住むことを考えています。ですが、確かにいじめにあう可能性もありますし、知らない環境に飛び込むのには勇気が要りますからね。中には「地元が気に入らなければ出て行けばいいだろ出ていけない奴は甘え。」みたいな思考を持っている人間が結構な数いますので、ヤキヤマ様もそう言った人間に傷つけられない様にお気を付けください。