・・・あれから1ヶ月。HGSSバトルタワーに挑戦しても勝てぬ。まったくもって勝てぬ。特にシングル49連勝。なので何度も挑戦する中で感じたことを書いてみようと思う。
目次
ガブサンダーではなくガブゲンガーという道
ダブルもしくはマルチでの話。ガブちゃんとサンダーをダブルで並べて出し、相手をじしんとほうでんで蹴散らしていく戦術をガブサンダーという。この組み合わせはお互いに全体攻撃になるメインウェポンで受けるダメージを黙殺でき、1ターンで強力な攻撃が可能である。だが、ダメなもんはダメである。それがガブサンダーを使った私の結論。この2体を並べていくと何故かカビゴンやベロベルトといった2体の攻撃を涼しい顔して耐える系の高耐久ノーマルタイプが立ちふさがってくる上にナマズンラグぽわぐちょヌオーといった水地面勢が出た時何もできなくなるのである。特性のハードロックのせいでガブちゃんのじしんでは削り切れないことが多く氷技を搭載していることが多いドサイドンも結構つらい。
そしてこの組み合わせを推している先駆者の皆様は後続にラティオスやクレセリアを推薦している。私は第4世代までのラティオスやクレセリアはそう簡単に手に入らない高級品と同等だと思っているので用意できず頭を抱えることになった。そこで考えたのは後続にいるゲンガーをサンダーの代わりに先発として出すガブゲンガーである。ゲンガーはS110を生かしておくびょう最速にすることが多いため火力不足というイメージを持たれがちだ。しかし、待ってほしい。ゲンガーはサンダーにできない芸当がある。それは
みちづれとエナジーボールである。
ゲンガークラスの特攻であればエナジーボールを一発撃つだけでHGSSバトルタワーの水地面勢は一撃で沈む。草を半減できるリンドのみを持っているのもカウンター型のラグラージとヌオーのみというのも大きい。更におまけにガブちゃんが大の苦手とするドサイドンやマンムーにもエナジーボールで牽制できるようになるのだ。めんどくさいカビゴンルンパッパやヤドキングのような高耐久先制のツメ持ちポケモンはみちづれで倒すこともできるのである。サンダーもめざ草を持たせればいいのだが厳選も鬼畜でそう簡単には行かない。しかしゲンガーは技マシンでそれらの技を簡単に習得できるのである。電気技も10万ボルトが使えるからギャラドスも怖くないし、シャドーボールでエスパーゴーストに有利にもなれる。特性ふゆうなのでガブちゃんのじしんのダメージも受けない。それにみちづれを主軸とするゲンガーは後続では使いにくいことにも気づいた。
なので先発ガブゲンガーで行ってみたら結構いい感じで進めた。あえてゲンガーにまもるを持たせず氷技持ち以外に積極的に狙わせることでみちづれを発動しやすくしたり、エナジーボールで水地面やマンムーたちを薙ぎ払い、ガブちゃんのことを氷技から守る立ち回りで動くことによってガブサンダーよりも安定した。まあそれでも負けるときは負けるのだが。主に運ゲーで。なお、ゲンガーの特性は第7世代からのろわれボディになってしまうのでリボンを取ることを考えた場合じしんを回避できるのは6世代までの芸当となっている。とはいえ、後の世代でもドラゴンに刺さるマジカルシャインを習得できたり、ヘドロばくだんがフェアリーに刺さるようになる、メガシンカやダイマックスが与えられるなど別の形で強化されているので今でも強いのは変わらないのがゲンガーである。
DPタワーと言う道
バトルタワーはHGSSだけにあるわけではない。ダイヤモンドパール(以下DPタワー)にもあり、内部もクロツグのポケモンの技構成にも違いがある。むしろライバルの父親であるクロツグと主人公の関係性を考えるとシンオウ地方にあるDPのタワーの方が違和感がない(まあPTタワーでもいいのだが)。むしろHGSSはシンオウを拠点にしているクロツグたちをジョウトへ流用したことで何故か違和感のある感じになってしまったのだが・・・
だが、DPタワーはガブちゃんやゲンガーを連れて正攻法で挑むとリスクが大きい。というのもせんせいのツメやひかりのこなで運ゲーを仕掛けてくる奴や普通の対戦で見ればネタと呼ばれるような技構成であるなどの意味の分からない型のポケモンがHGSSタワーに比べると圧倒的に多いのである。そしてその戦術が自分のパーティの弱点にはまってしまうとあっけなく負けてしまう。
ポケモンの友様というサイトが有志でバトルタワーのポケモンを調べており、出てくるポケモンのリストがある(このリストはダウンロード可能)がリストを見るとかなりわけのわからない型や運に依存している型のポケモンがいるのである。本当の敵はクロツグまでの道中に出てくるポケモンたちであり、ひかりのこなや先制のツメ持ち、持ち技がまもると3つの先制技のジュゴン、おうじゃのしるしを持ったいわなだれプテラ、弱点技もしくはどくどくあられおにびすなあらしなどの技を持っていない場合は積み確定のヌケニンなど・・・気を付けなければならないポケモンは数多くいる。
だが、こちらのタワーではDPのみの特権である眠りが最低3ターン続くという特徴を逆手に取り、キノコのほうし、こころのめ、ぜったいれいど、スキルスワップもしくはいえきを持つドーブルを利用することで比較的安全にバトルタワーを上ることができる。とはいえ、眠るを搭載したラムカゴ持ちがHGSSタワーと比べると多く、特性がんじょうのポケモンを相手にする場合はスキルスワップを使うターンも必要になってくるため4ターンかかる、確実にどの型のポケモンなのかを調べないといけないのは変わらない。特にがんじょうのポケモンをスキルスワップで倒した後にまたがんじょうのポケモンが出てくると後続で対処しなければならなくなる。(私の実例だがトリデプスを倒した後にフォレトスが出てきたことがあった)PTHGSSは最低2ターンなのですぐ起きられて攻撃に回られてしまうことも多くドーブルは向かない。
私は実際にドーブルを育てて上ってみたが、道中のポケモンの型を1匹ずつ調べていくことでクロツグの元まで無事に行ければ先発ヒードランでひかりのこなで運ゲー回避を何度もされなければHGSSで苦戦した本気クロツグに簡単に勝つことができるということも分かった。
悪魔要塞と呼ばれるめいそうクレセリアですらこの通り一撃である。どうしてもHGSSタワーで勝てん!という方はドーブルを連れてDPタワーを上ってみるのも手段の一つとして考えてみるのもいいかもしれない。別の意味で魔境であることに間違いはないのだが。
本気のクロツグに勝つと昔の話を聞ける。彼も旅の始まりはDP主人公と同じようなものだったようだ。最後にそれぞれの特徴を記述しておく。
DPタワーの特徴
・眠り3ターン継続のおかげでドーブルの一撃必殺戦法が多くのポケモンに刺さる。
・運ゲー要素がHGSSタワーに比べて強い。
・自分が眠りを受けると痛い。
・教え技が存在しないのでガブちゃんへの氷技の被弾は減る。
HGSSタワーの特徴
・意外な戦法を使ってくるポケモンは少ない。
・教え技を使ってくるのでガブちゃんへの氷技の被弾率が上がる。
・眠りは弱体化しているので眠りの脅威はそこまでではなくなっている。
・技がしっかりしたとはいえ運ゲー要素は変わらない。
代表ポケモンにだけリボンをつけるという道
元々このバトルタワーという行為は苦行に他ならない。バトルタワーを勝ち進むということは幸運を引き続け、勝利を引き寄せ続けなければならないことなのである。じわれやぜったいれいどを当たらぬよう回避し、相手の技構成や型をサーチを使ってを調べ、相手の型を確実に見抜いて勝利し、最終的にひかりのこなという運ゲー要素を搭載しているクロツグに勝利する。負けると最初から嫌でもやり直しになるので発狂しそうになる。
なので私は代表となるポケモンにだけすべてのリボンをつけるという道を選ぶことにした。
余談だが、hgssバトルタワーのリボンは第6世代へ連れて行くと一緒くたにされ、おもいでバトルリボンという一つのものに変化してしまう。数だけ確認はできるが統合されてしまうので、どのアビリティリボンを取ったのかはわからなくなってしまうのである。
それを考えるとおもいでバトルリボンをつけるだけでいいのであればバトルタワーどれかを制覇するだけでも十分なのではないかと私は考える。マルチで負けてストレスに支配されるぐらいであればアビリティリボンだけつけることにするだけでもだいぶ負担は軽減されるのではないだろうか。
そもそもおもいでバトルリボンを金色にしたい場合はすでにサービスが終了したDSのWIFIバトルタワーで取れるワールドアビリティリボンが必要になってくる。その上、RSEのバトルタワーのリボン2つも必須になってくるのでドダイトスら第4世代のポケモンたちが金色のおもいでバトルリボンをつけるのは現状ほぼ不可能なのである。
だったら・・・無理して必要もないんじゃないかなまあそれでも挑戦したい人はすればいいし辛くて嫌になる、ポケモンバンクやポケムーバーがもうすぐ購入できなくなることなどを考えると早いところ蹴りを付けた方がいいのではないかとも言える。
互換切りが迫っているのだけは事実
とまあ、互換切りが迫っているのだけは事実なので、私のように第4世代で足止めを食らってしまう人たちに向けて色々書いてみたが、辛くなりすぎてしまうのであれば自分の落ち着く形を考えるのもいいんじゃないかねってことを言いたいだけである。
まあそもそもバトルタワーにいい思い出がない私のような人間にとっては苦行でしかないからねバトルタワーなんてものは。